土曜 よる11:30〜

人生最高レストラン

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放送内容(2020年12月26日 #190)

ごちそう様 常盤貴子さん

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ゲストは、常盤貴子さん。女優として、「愛してくると言ってくれ」「ビューティフルライフ」といった最高視聴率40%超え大ヒットドラマのヒロイン役を演じてきた“ドラマの女王”が意外な素顔を見せながら、「女優人生」と「おいしいもの」を語った。

■お品書き

東京・渋谷「旅の気分が味わえる“イタリアン”」
JR渋谷駅から代官山方面へ徒歩約7分、渋谷の喧騒から離れた住宅地に佇む「Pinosalice(ピノサリーチェ)」。2004年に女性シェフと女性菓子職人が始めた南イタリア専門のトラットリアで、常盤さん曰く『東京にいながらイタリア気分を味わえる』お店。夫の長塚圭史さんとイタリア旅行から帰国後、イタリアにあるようなお店を探していた中、出会ったという。

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常盤さんが一番好きなのは、「レモンのリゾット 生ハム添え」。ライスに生ハム、生クリーム、塩、粉チーズ(グラナパダーノ)、削ったレモンの皮を加えてフライパンで炒め、最後に生ハムを添えた一品。濃厚さと爽やかさが絶妙にマッチしたおいしさ。料理に合わせたソムリエおすすめの南イタリア産ワインと一緒に食事を楽しんだ後はいつも、スキップして帰りたくなるほど上機嫌になるという常盤さんであった。

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*店舗情報:「Pinosalice(ピノサリーチェ)」東京都渋谷区鶯谷町15-10ロイヤルパレス102

神奈川・綱島「ガラス越しに憧れた“純喫茶”」
喫茶店が大好きな常盤さん。小学生の頃、父に初めて連れて行ってもらって以来、喫茶店の雰囲気に魅せられてしまったという。ただ、小中学生の頃は一人で喫茶店に入ることはできないので、街で喫茶店を見かけるとガラス扉にへばりついて中を覗き込み、『いつか行きたい』と思いを馳せるだけの日々だったそう。そんな常盤さんが高校生になてからよく通っていたのが、綱島にある純喫茶風の「オークラ珈琲館」。

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1978年創業、40年以上も地元の人々から愛され続ける「オークラ珈琲館」は、常盤さんが喫茶店選びのポイントだという長居のできる落ち着いた雰囲気のお店。常連になっている喫茶店には、常盤さんはよく本を小脇に抱えて行き、『席に着いたらテーブルに本をボンと置き、私は今日これを読みます!長居します』と意思表示するのだとか。もちろん、そんな時はコーヒーを飲み、食事もして、さらにコーヒーをおかわりしてデザートも食べて、数時間を過ごすという。「オークラ珈琲館」で常盤さんがよく飲んでいたのは、「ブレンドコーヒー」。コーヒー好きというのもあり、初めての喫茶店では必ず「ブレンドコーヒー」を頼む常盤さんにとって、コーヒーの美味しさはもちろん重要ポイント。「オークラ珈琲館」は、注文が入ってから豆を挽き、サイフォン式で抽出するこだわりのコーヒー。粉を水に浸けて抽出するサイフォン式は、コーヒー豆の味が濃く、香りが高いの特徴。

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駆け出しの頃、オーディションに参加してはうまくいかなかった時など、近くの喫茶店に行って一人反省会をしていたという常盤さん。常盤さんにとって、喫茶店はただ好きなだけでなく、女優人生の歩みと共に存在する大切な場所であった。

*店舗情報:「オークラ珈琲館」 神奈川県横浜市港北区綱島西1-8-3牛山ビル1F

広島・尾道「尊敬する大監督と食べた“ワッフル”」(人生最高の一品)
常盤貴子さんの“人生最高の一品”は、「茶房こもん」の「ワッフル」。それは、常盤さんが尊敬する映画監督の大林宣彦さんと一緒に食べた思い出の一品。女優を目指した頃から大林監督の大ファンだったという常盤さん。尾道三部作(「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」)をはじめ、大林監督の作品によく出てきていた喫茶店が広島県尾道市にある「茶房こもん」だった。大ファンの大林監督…そして大林監督作品を観てずっと憧れていた「茶房こもん」…。ただ、1991年のデビューから女優として第一線で活躍するようになっても、なかなか憧れの存在との接点はなかった。しかし、運命の出会いは突然訪れる。それは2010年、デビューから21年目のこと。前年の大河ドラマ「天地人」に出演した関係で行った新潟県長岡市の花火大会で、常盤さんは映画の撮影で訪れていた大林監督と初めて顔を合わせたのだった。その時、長年の思いが募った常盤さんはこの場を逃してはいけないと『監督の大ファンなんです』と伝えたところ、大林監督から『知ってるよ』という思わぬ言葉が。実は、常盤さんがデビュー当時に受けた映画誌の取材で『今後やってみたい監督は、黒澤明監督と大林宣彦監督です』と答えた記事を大林監督は読んで覚えていてくれたのだった。そして、大林監督から『いつか一緒に映画やろうね』と嬉しい言葉をもらった常盤さんに、その翌年の夏、実際に出演オファーが届き、念願の大林監督作品に出演することに(映画「野のなななのか」)。その後も、「花筐/HANAGATAMI」、遺作となった「海辺の映画館—キネマの玉手箱」と計3作品に出演。大林監督とは仕事だけでなく、プライベートでも親交を深め、公私ともにお世話になったという常盤さんにとって、「茶房こもん」は大林監督との忘れられない思い出のお店となった。

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常盤さんオススメは、パリッと焼き上げた生地に生クリーム、ブルーベリー、バターをのせた「バターワッフル(プレーン)」。『日本でこんなワッフルを食べたことない』『罪悪感もなく、いくらでも食べられる』というほどのおいしさだという。

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*店舗情報:「茶房こもん」広島県尾道市長江1-2-2

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