土曜 よる11:30〜

人生最高レストラン

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放送内容(2020年7月25日 #169)

ごちそう様 橋下徹さん

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ゲストは、橋下徹さん。元大阪府知事、元大阪市長であり、本業の弁護士のほか、コメンテーターとしても活躍。様々な顔を持つ男の“激動の半生”を食の話題からネホリハホリ。実は、じっくり話すのは初めてという橋下さんとMC加藤さんの二人の“初ガチトーク”は見応え十分!夫として、そして父親としての意外な素顔にも迫った。

■お品書き

大阪・北浜「夫婦で憧れ続けた名店」
23年前(1997年)、橋下さんが弁護士なったばかりの28歳の時、奥様と初めて行った高級レストラン「PONTE VECCHIO北浜本店」。ここは、橋下夫婦が『いつか二人で行きたい』と憧れ続けた大阪屈指のイタリアンの名店。

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高校の同級生だった奥様との交際がスタートしたのは、橋下さんが大学1年の時。しかし、橋下さんは東京の早稲田大学、一方の奥様が通うのは神戸の大学という遠距離恋愛だった。そして橋下さんが大学2年の時、奥様が親の大反対を押し切って上京。二人は同棲生活を始めることに。後に弁護士を目指し司法試験の勉強に励む橋下さんを、奥様は弁当屋と本屋のバイトを掛け持ちしながら全面的にサポートしてくれたという。風呂なし・トイレ共同・6畳一間の下宿先での同棲生活…銭湯代もままならないほどの貧乏暮らしだったが、二人は幸せだった。そうして二人で苦難を乗り越え、橋下さんは無事に司法試験に合格。弁護士となった1年目に、奥様と二人で味わった初めての贅沢。それが、憧れの名店「PONTE VECCHIO」でのひと時だった。

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橋下さんが初めて食べて以来、ずっと大好きで特別な料理だというのが、スペシャリテの「温かいポテトのティンバッロとキャビア」。キャビアを贅沢にたっぷりと使い、バターがきいたしっとり食感の料理で、美味しく食べてもらうために専用の陶器製スプーンが用意されるという、シェフのこだわりが詰まった一品。

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*店舗情報:「PONTE VECCHIO北浜本店」大阪府大阪市中央区北浜1-8-16大阪証券取引所ビル1F

「家庭崩壊の麻婆豆腐」(人生最悪の一品)
橋下さんが時々無性に食べたくなるという大好物が「陳麻婆豆腐」。中国四川省にある「麻婆豆腐」発祥の店「陳麻婆豆腐」の日本支店で唐辛子の辣(ラー)と四川山椒の麻(マー)が効いた本家の味を楽しめる。

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橋下さんが必ず一緒に頼むのが「岩手鶏のトウガラシ炒め」。油で炒めたトウガラシの旨味がたまらないクセになる一品。しかし、トウガラシを噛んだら最後…舌が痺れてしまい、その後の料理が食べられなくなるほどだという。でも、行く度に橋下さんは『絶対噛んじゃダメだと思いながら、今日は大丈夫かな?』と、ついつい噛んでしまい、後悔してしまう日々を繰り返しているんだとか。

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病みつきになるほどの大好物「陳麻婆豆腐」が、橋下さんにとっては“人生最悪の一品”だという。独立して弁護士事務所を開き、多忙を極めていた30代、橋本さんはとにかく仕事最優先で家庭を顧みず、子どもに対しても厳しい父親だった。そんなある日、約束していた娘のバレエ発表会に仕事で遅刻…娘のハレの姿を観ることができなかった夫に当然奥様は怒ったという。しかし、橋下さんは気にも留めず、『とにかく陳麻婆豆腐を食べたいから行こう』と、頭の中は大好物の「陳麻婆豆腐」のことだけ。すると、奥さんが『陳麻婆豆腐の前に、やるべきことあるじゃない!』と大激怒!政治家時代には『やるべきことがあるだろ!』『いま増税じゃない!やるべきことがある!』などと、自らが言い放っていた熱い言葉を、家庭では逆に奥様に言われしまう始末。“やるべきことをやらない”夫に、奥様はさらにブチ切れて熱々の電気ストーブを放り投げるなど大喧嘩に…。結局、「陳麻婆豆腐」は後日仕切り直して食べに行ったというが、当時のことを奥様ははっきり覚えていた。『あの時はお互いに対する思いやりに欠けていたんだと思う』『さすがにストーブは危険だったけど後悔はしていません』と、アンケートに回答。それを聞いた橋下さんはタジタジに。『とんでもない夫で、父親だった』と、橋下さんは51歳になった今、昔の自分を反省する日々だとか。

*店舗情報:「陳麻婆豆腐」東京、神奈川、愛知、大阪に展開

東京・早稲田「支えてくれた愛妻との思い出の一杯」(人生最高の一品)
橋下徹さんが選んだ“人生最高の一品”は、「ラーメン」。それは、早稲田大学時代に橋下さんが暮らしていた下宿先の裏にある、早稲田で創業60年を超える老舗食堂「メルシー」の看板メニューで、橋下さんだけでなく、まさに長年愛され続ける早稲田生のソウルフード。

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その「ラーメン」は、学生に優しい450円という安さ。橋下さんの学生時代は、さらに安くて280円だったというから驚き。味は、THEシンプルなしょうゆ味で、お店で教わった橋下さん流の食べ方は、まず【(1)ラー油をかけて食べる】、そして【(2)お酢を2周かけて味変して食べる】という2段階。「しょうゆラーメン」+「お酢」の相性の良さ、いわゆる「酸辣湯麺」のような美味しさを「メルシー」で知った橋下さんだった。

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風呂なし・トイレ共同の6畳一間の下宿先で、女人禁制だったにもかかわらず、大家さんにバレないように奥様と同棲していた大学時代。毎朝8時頃になると、裏の「メルシー」から聞こえてくる、どんぶりのカチャンカチャンと鳴る音— それが1日の始まる合図だったという。銭湯代もままならないほどの貧乏な同棲生活だったが、一杯280円の「ラーメン」を二人ですすったあの時代があったから、今の自分がある。激動の半生を支え続けてくれた奥様のために…これからの人生を送ると橋下さんは約束した。

*店舗情報:「軽食&ラーメン メルシー」東京都新宿区馬場下町63

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