土曜 よる11:30〜

人生最高レストラン

番宣画像

放送内容(2020年1月11日 #142)

ごちそう様 生瀬勝久さん

写真

ゲストは、生瀬勝久さん。映画、ドラマ、そして舞台で個性派俳優として活躍する生瀬さんは、今年ナント60歳!還暦を迎えるとは思えないその生き方は、まさに“生瀬ワールド”全開!そんな生瀬さんの人生から厳選した料理を紹介。

■お品書き

大阪・十三「稽古帰りに食べた三種盛り」
生瀬勝久さんが俳優人生をスタートしたのは、今から40年前。当時、関西小劇場ブームの中、学生劇団としてひと際人気を誇った「劇団そとばこまち」に所属したことで始まる。その後、4代目座長を務め、拠点を京都から大阪に移し、淀川区南西部にある下町歓楽街・十三の稽古場で芝居に没頭していた日々、稽古帰りに仲間とよく立ち寄ったのが、いきつけの「居酒屋ちゃっぴ〜亭」。

写真

生瀬さんのオススメは、注文するとスグ出てくる「三種盛り」。豚の三枚肉を煮込んだチャーシュー、もやし、キムチを盛り合わせた一品。『すりゴマがかかっているので、少しふぁふぁっとして、チャーシューのジュワッと、もやしの冷たさと、キムチのピリ辛が、たまらなく美味しい』という。テーブルに出てくると、いつも劇団仲間と取り合いになった絶品料理。

写真
写真
写真
写真

その他、「蒸し餃子」もオススメ。からし醤油でいただく。

写真
写真

そして、絶対外せないのが名物「牛のテールカレー」。ホロホロになるまで煮込んだ牛テールがゴロッと入ったそれは、まさにお店の看板メニューで、生瀬さんはこれを食べるためだけに行くこともあったという。

写真
写真

*店舗情報:「居酒屋ちゃっぴ〜亭」大阪府大阪市淀川区十三東1-7-14 久保ビル1F

「忘れられない…失恋メシ」
「モテたい」思いから、学生時代に芝居を始めた生瀬さん。でも、ようやく付き合い大好きだった彼女にテレビでは言えない…いろいろなことがあってフラれてしまったという。別れたその日、先輩とシェアハウスしていたアパートに戻り、悲しみに暮れながら食べたのが、冷蔵庫に唯一あったレーズンバターをご飯にのせただけの「レーズンバターご飯」。味は失恋もあり、当然美味しかったわけもなく、胸焼けしたという。ただ、それは生瀬さんにとって今も鮮明に記憶に残る、忘れられない“失恋の味”。

写真
写真

徳島・鳴門「釣り帰りに立ち寄るラーメン」
大の釣り好きの生瀬さんが、昔からよく釣りに行くのが、徳島県鳴門市。瀬戸内海で釣りを楽しんだ後、必ず立ち寄るラーメン店がある。「中華そば いのたに」。30年来通う地元の人気店で、メニューは「中華そば」一本。

写真
写真

細麺にたっぷりの豚バラ肉、そこにトッピングの生卵を絡めながら味わう一杯。

写真
写真

*店舗情報:「中華そば いのたに 鳴門店」徳島県鳴門市撫養町南浜字東浜34-24

人生最高の一品「最後の晩餐になりかけたアレ」
20歳の時、死に直面する大事故に遭った生瀬さん。それは、ツーリングで北陸へ行った時に起こしたバイク事故だった。カーブを曲がり切れず、コントロール不能になり、対向車の下へ。生瀬さんのお腹の上に対向車のタイヤがのってしまうという大事故だった。救急車で病院に運ばれた生瀬さんは、精密検査を受ける。内臓破裂の疑いもある中、検査へ向かう途中で吐いてしまった。事故前に食べた昼食の「カレーライス」を。そう、もしこの事故で死んでいたら…生瀬さんの“最後の晩餐”は「カレーライス」だった。でも、大好物の「カレーライス」を以来40年ずっと食べて来られた。『それだけで良かった。幸せじゃないか』。実は、生瀬さんにとって、死に直面したあの事故が、そして“最後の晩餐”になったかもしれない「カレーライス」が、自分の人生を大きく変えてくれたという。『人間はいつ死ぬかわからない』『生きている間は、好きなことをやろう。自分の思ったことをやろう』と、考えが変わり、その後、芝居と出会い、まもなく60歳になる今も、大好きな芝居をずっと続けている。その意味で、事故前に食べた「カレーライス」こそが、生瀬さんの“人生最高の一品”。“自分の人生に間違いはない”と言い切る生瀬さんは、いつもこう自分に言い聞かせている。『理想や野望、目標を立てなければ、好きなことができる』。

写真
写真
※イメージ

ページトップへ