人生最高レストラン

放送内容（2019年11月23日 #135）

ごちそう様 恵俊彰さん

ゲストは、恵俊彰さん。情報番組「ひるおび！」の司会を務め、TBS“お昼の顔”として活躍する恵さんが、芸人として、そして大切な家族との人生を振り返りながら、思い出と共においしいお話を紹介。

■献立メニュー

東京・代々木上原「人生観が変わる！小さなハンバーグ」
『本当は紹介したくなかった』というほど、恵さん大のお気に入りが、代々木上原にある「Mon Boeuf」。2時間ドラマで共演した俳優・山田純大さんに教えてもらったお店で、山田さんはそこで“人生観が変わるハンバーグ”に出会ったという。恵さんも最初は『人生観が変わる！？』と半信半疑だったそうだが、『人生観までは変わらずとも、確かにそのハンバーグを知って“人生は素晴らしく”なった』という。そういう意味で“めぐちゃん三つ星★★★”をあげたい、とっておきのレストラン。

実はそのハンバーグ”は“お通し”に出てくる。「ホテルオークラ」フレンチ出身のオーナーシェフがこだわり抜いた牛肉（契約牧場から仕入れた、一度しか出産してない雌牛）を使って作る、一口サイズのハンバーグ「アミューズのショーパテ」。美味しいのはもちろん、わざわざ食べたいと思わせてくれる一品。

もっとハンバーグを食べたい場合は、ハンバーグステーキが贅沢に2つのった「黒毛和牛の鉄板焼きタルタルステーキ」がオススメ。レアな部分を鉄板で焼きながらお好みでいただく。

＊店舗情報：「Mon Boeuf（モンブッフ）」東京都渋谷区上原1-35-6 第16 菊池ビル 1F

東京・六本木「バブル時代を席巻した！衝撃スイーツ」
『毎日のようにギロッポン』若手の頃、毎晩六本木で遊んでいたという恵さん。時はまさにバブル時代で、深夜番組で共演したEXILE HIROさん（当時、ダンス＆ボーカルユニット「ZOO」に所属）が当時、店員として働いていた「マハラジャ（MAHARAJA）」によく通っていたという。そんなバブル時代の“思い出の味”が、マハラジャの「はちみつトースト」。食パンを半斤使ったインパクトのあるスイーツで、中を繰り抜いて、たっぷりのハチミツとバターを染み込ませ、バニラアイスをのせた一品。まさに、バブル時代の東京を象徴するスイーツ。

＊店舗情報：「マハラジャ（MAHARAJA）」東京都港区六本木3-12-6 六本木プラザビル5F

東京・経堂「近所で“リアル孤独のグルメ”」
今年で11年目を迎えた情報番組「ひるおび！」。今や同時間帯で視聴率トップとなり、“お茶の間の人気者”となった恵さんだが、番組がスタートしてしばらくは散々だった。タモリさん司会の「笑っていいとも！」、みのもんたさん司会の「おもいッきりテレビ」という最強裏番組を相手に「視聴率で勝てるわけがない…」、「すぐ終わる…」などの声。案の定、当初は低視聴率が続き、悩んでいたという。そんな頃に一人でよく通った赤ちょうちんの店がある。当時、近所にあった居酒屋「北軽」。

深いことを聞かず接してくれる大将の存在、そしてその料理は、一人になれる場所が欲しかった恵さんにとって、“染みた”という。当時、よく食べていた料理は「厚揚げ」。揚げた絹豆腐に醤油をかけ、梅おかかを添えていただく。

＊店舗情報：居酒屋「北軽」東京都世田谷区赤提1-43-16

東京・経堂「幸せな晩ご飯のはずだったのが…」
今からおよそ7年前、三男が誕生した日のこと。出産予定日の約1ヵ月前、仕事中の恵さん携帯に奥さんから着信があった。普段は仕事中に電話をしない妻からの着信に慌てて折り返すと、『もう産まれたの』という衝撃の内容。実は、急に陣痛が始まって自宅で出産したという。その場にいたのは、8歳の次男と5歳の長女の2人。次男は近所に助けを求め、長女は手を握ってママを励ました。そして、子ども2人が救急車に同乗し、付き添って病院へ。そんな一大事がようやく落ち着いた後の奥さんからの電話だった。もちろん恵さんは、仕事を早く切り上げ病院へ急いで直行。そこで、三男誕生の一部始終を知った。
その後、帰宅した長男と、大人のいない中で大役を果たした次男と長女の4人で、遅い夕飯を食べに行ったのが「すき家」だった。

大変だったけど三男が無事誕生したこともあり、『本当によかったね』と言いながら4人で食べた「牛丼」は、『本当に美味しくて』、最高に“幸せな晩ご飯”だったという。しかし、恵さん的には“最悪”でもあった。理由は、家族の一大事なのに大黒柱の父親が何もできなかったから。食後には、8歳の次男と5歳の長女から『ありえないよ！父ちゃん！今日の一日。テレビの仕事とか行っちゃって』と、説教される始末。まさに、“人生最高”だけど“人生最悪”という、忘れられない味であった。

＊店舗情報：「すき家 世田谷赤提通り店」東京都世田谷区桜上水二丁目1番8号