ランナウェイ〜STORY完全版

第8話

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アタルらも狙撃班がいることに気づき、いよいよまずい雰囲気を感じていた。そこにPANDAからの電話が。廃屋から脱出する方法が１つだけあると言うのだ。それは地下水道だった。しかし、その道を警察に気づかれてしまったら他に抜け出す方法はない。と言われてしまうが、「やるしかない！」と意気込む3人。
順調に地下水道へとたどり着き、地下へと続くマンホールを開けていると、自分たちが九州北刑務所から逃れてきたときのことを思い返していた。アタルが地下に降りようとしたところで、空哉と瞬は動こうとしない。「警察にバレないようにここに残るよ。」と言う2人に、「なぜそこまで自分のことを…」とアタルは尋ねる。2人は微笑み「アタルが今まで僕たちにしてきてくれたことだよ。今度は僕たちからアタルに言う番だ。頑張れよ！」とアタルを送り出す。2人をきつく抱きしめ、涙を流しながら感謝するアタル。2人の気持ちを受け止め、一心不乱に駆け出す。
その間に拘束していた警官が逃げ出す姿を見つけ、追う空哉と瞬。動いた2人に狙撃班が照準をあわせる。狙撃班の前に立ちはばかり、鬼塚は必死に2人を打つな！とかばうのだった。まもなく廃屋に突入してきた警官たち。無抵抗の空哉と瞬を揉みくちゃにし、手錠をかけてしまう―