ランナウェイ〜STORY完全版

第5話

Scene66 / 14

アタルたちの捜索に向かった鬼塚は、名古屋のホームセンターでスコップや作業着、そして名刺を作っていた情報を掴む。今までの逃走から見ると、いつも何かを掘っていることに気づいていた鬼塚。清掃業者になり、どこかの家に入り込んだのだと推測すると、わざわざ家の下に金を埋めたのか？と考えるが、後から建ってしまったのだとしたら…と気づく。場所を絞り込み、さっそく現場へ向かった。
サクラは竹内家の前で菊代と遊んでいた。そこに鬼塚たちの姿が。サクラはアタルらに「鬼が来た！」と伝える。急いで穴を埋めて片づける5人。その時、鬼塚がインターホンを鳴らす。その音に驚いた空哉が花瓶を割ってしまった。割れる音に反応し、勝手に玄関を開け竹内家に進入する。急いで身を隠すアタルたち。勝手に家に入る鬼塚を止めていた小西刑事は、目の前に現れた菊代にアタルら指名手配犯の写真を見せ、見覚えはあるか？と尋ねる。菊代は意外にも、その写真に見覚えはないと応えるのだった…。