お父様はアリスを、純粋無垢で一点の穢れもない至高の少女と、 最初は思い描いていたようですが、ドール造りの途中で気づいた。 そんなもの、最初から存在しないのだと。 もしアリスが存在するとしたら、 ドールたちが自力で獲得していくものだ、運命との苦しい闘いのなかにこそ その可能性がある。そんな思いに至ったのではないでしょうか。 ドールは決してアリスとしては生まれない、アリスになるのだ、…と。
その意味で、お父様は決して、絶望して姿を消した訳ではないと思います。 ドールたちの自力アリス化に賭けたんだと思います。 ドールたちの、身を引き裂かれるような悲しみ、苦痛もアリスになる為の 試金石なのかも知れませんね。痛みなくして得るもの無し、なのかな。 でも、水銀燈も真紅もドール達の魂は、いずれみんなアリスに孵化、とは、 なりそうもないのは、非情なところですけど、真紅の考えに希望が…
<TBS担当4/30> ドール達の宿命。 第2期の放送を楽しみにしててくださいね。 (田中) |
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