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事業のUNiQUE project ライブお持ち帰りサービス”LIVE to GO”

ライブお持ち帰りサービス”LIVE to GO”とは?

もし、あなたがコンサートやライブ会場から
その日の音楽や映像、写真を「お持ち帰り」することができたら?
TBS R&C事業部が中心となりそんな新しいサービスを立ち上げました。
名付けて「LIVE to GO」ライブお持ち帰りサービス。スタートしてまもなく2年が経過します。当初は、海外はさておき国内ではほとんど実施事例の無いサービスでしたが、TBSラジオはこの2年間に、武道館を含むおよそ40公演でLIVEtoGOを実施。今や押しも押されもせぬこの分野での第一人者となっています。

ライブお持ち帰りサービス”LIVE to GO
事業部 萩原 慶太郎
事業部
萩原 慶太郎 入社14年目
広告制作・映像会社にてインターネット事業立ち上げに関わった後、2000年にTBSR&C入社。インターネット担当としてHP制作などを手掛けた後、制作にて深夜ゾーン「JUNK」や音楽番組のプロデューサーを担当。その後、事業部に配属され、主にエンターテインメント事業、新規事業企画を担当。

LIVEtoGOができるまで

LIVEtoGOスタッフなぜTBSラジオが「ライブお持ち帰りサービス」なのか?
それは私達が放送局であり、生放送のノウハウを長年蓄積してきたことに起因しています。 放送局には音声収録機材と、人材が豊富です。生放送のノウハウは「リアルタイムに最大限良い音を納める」ことに結びつきます。特にラジオの野球中継で培われているのは球場の音と観客の歓声を収録するトップレベルの技術。ライブ収録ではこれらのノウハウが存分に発揮できると考えました。

LIVEtoGO放送風景 しかしながら問題点もありました。
その日に録音したものを、その日に販売するとなると「ライブを収録」→「音声を編集・マスタリング」→「CDやUSBなどに複製」という3つのステップを時間の無い中実施しなければなりません。特に最後のCDやUSBなどに複製するのに人海戦術を取らざるを得ず、当然時間がかかってしまう。コストもかかる上、販売する上でお客様を待たせてしまう。
そこで考え方を変え、CDやUSBでは無く、シリアル番号の書かれたカードを販売。お客様は、家に帰った後にPCやスマートフォンで、サイトにアクセス。シリアル番号を打ち込みダウンロードできるシステムを開発。これによってお客様を待たせること無く販売することができ、コスト面も見直すことが可能になりました。私達はこの一連のシステムで特許を申請しました。

エレ片Tシャツ&ミュージック 2年前。赤坂BLITZでサービスが開始され、昨年はBLITZ以外のホール等でも積極的に行われています。音楽ジャンルも様々でロックは勿論「ディズニー・オン・クラシック」等クラシックでも実施。徐々に販売や収録のノウハウも蓄積され、平均で観客の30%近くの皆様が購入していくサービスとなってきました。

またアーティストや主催者のアイデアによって活用方法も広がりました。
音声だけで無く、映像も入れたり、写真を入れたり、ラジオ番組を入れて販売したり・・・更にこれらのシステムは次のビジネスを生み出そうとしています。
例えばこの商品「エレ片Tシャツ&ミュージック」そうTシャツに音楽が付いている。いや、音楽にTシャツが付いている。Tシャツの販売パッケージにシリアル番号が書かれてあり、種類によって異なる音楽2曲とPC用壁紙がダウンロードできるというもの。好評発売中です。

このサービスはまだまだ発展途上です。また権利処理、システム、コンテンツ制作、営業、広報、事前準備など多くの作業があり、今後さらなる発展をさせるために努力をしています。

<LIVE to GOサイト>
http://live.radi-con.com
ライブお持ち帰りサービス”LIVE to GO

事業部はいきなり新入社員で配属される例はあまりありません。
そして実際に一人、または数人で大なり小なりの多くの案件をこなしていきます。しかしこの文章を読んでいる皆さんが、ラジオだけでなく多くのメディアを絡ませ、広い考えと新しいアイデアで「事業プランを立てたい!」という熱意を持っていれば、新入社員とか関係ありません。
そんな熱い人、是非!お待ちしております。