過去の議事録

2019年2月25日(月)開催 第169回 TBSラジオ番組審議会より
「荻上チキ Session22」2019年2月15日(金)(22時−23時55分)放送分について

出席者(敬称略)

委員長大石 裕 
副委員長伊藤 英敏 
委員横山 真司 ペリー荻野 水科 孝之 増田 弥生 柴田 ゆう

局側出席者

 三村 社長

 古川常務取締役編成局長

 碧海取締役番組審議会事務局長

 長谷川番組プロデューサー


委員の主な発言

〔審議対象番組〕
2019年2月15日(金)放送(22時−23時55分)、「荻上チキ Session22」。
2013年4月スタート。評論家の荻上チキをパーソナリティに「知る」「わかる」「動かす」をコンセプトとしたニュース情報番組。

〔委員の主な発言〕
◇淡々と進行していくので集中力が切れて思考がストップしてしまいがちで、できれば音楽を流して小休止させてもらえたらよかった。時事的な問題を扱うラジオ番組をふだん聞きなれていないので各コーナーが長く感じてしまった。

◇「Main Session」のキャスティングがとても良かった。ただ、通して聞かないとわかりづらいのかなと思うところはあった。専門家ではない一般の方の意見や疑問に答えられるものがあってもよかったのかなと思った。

◇荻上さんがいろいろな物の見方をされるというか、見方の提供をされるところがとてもいい。どうしても通常のニュースを見ていると今日のことしか言わないので、前後でどういう関係になってそこに至ったのかとか、あえて振り返って全体像を見せて頂く。彼特有の、俯瞰したりピンポイントでいったりという強みが出ている。

◇荻上さんと南部さんのコンビも落ちついた感じで安定感があるなと感じた。南部さんの喋り方はゆっくりとわかりやすくて、私はとても良い印象を持っている。それに対して荻上さんはちょっと早口なのかなと。それが持ち味かも知れないが、もう少しゆっくり話して頂いた方が聞きやすいのではないか。

◇すごくもったいないなと思ったのは、「Session Plus」のところで「本を3冊買ってしまったからプレゼントする」と。どれもいい本だが、荻上さんが3冊を一挙にダーッと解説されるので、どれがどれやらわからない。1日に1冊ずつ、3日に分けてじっくりやれば荻上さんの見聞というか、リスナーの反応も拾えるような3冊だったので、そんなに急がなくてもという気がした。

◇2時間、荻上さんの独壇場という感じ。もっと南部さんを絡めるということがあってもいい。もしくは、別の客観的な立場で何かを言う人、例えばTBSの記者とか、そういう方々が出てきてもいいのではないかと思ったりする場面もあった。

◇今回の「Main Session」に関しては、荻上さんの勉強が追いつかなかった部分があるのではないか。それ故に論点整理がいま一つできなかったのではないかという感じを持った。この問題(違法ダウンロード)はそれほど多くの人々の関心を集めていない。そうなると(ゲストの)津田さんとそれとは違う見方の政策決定過程の模様をご存じの方と、両方の意見を出したほうが荻上さんの見方が逆に説得力を持ったのではないか。

以上



(TBSラジオ番組審議会事務局)