過去の議事録

2016年9月26日(月)開催 第144回 TBSラジオ番組審議会より
「簡易恋愛プログラム 宮川賢のデートの時間でそ?!」 2016年9月10日放送分について

出席者(敬称略)

委員長大石 裕 
副委員長伊藤 英敏 
委員横山 真司 増田 弥生 ペリー荻野 水科 孝之 伊藤 美希子

局側出席者

 入江 社長

 須郷番組審議会事務局長

 柳澤編成局長

 石垣制作部長

 花房プロデューサー

委員の主な発言

◇リスナーからのメールとか、いろいろな話が出てきて、いろいろな話がごちゃまぜになっていて番組の構成はよくわかりませんでした。わからないのですが、なんだか楽しいうちに終わってしまったという印象でした。

◇私は、ラジオは下ネタ解放区になってもいいと思うのですが、ひとつリクエストさせて頂くとしたら、私は下ネタはすごく知性的に処理した方が面白いと思います。ひねったほうが心に残るからです。表現をひねってはいかがでしょうか。

◇生放送で、ちょっとリスキーな番組をこなせるのは、宮川賢さんの特殊な特異な能力のなせるたまものなのではないか。評価として、賛否わかれると思いますが、私はあえていえば、肯定派です。家族で聞いていると、気まずくなる番組ですが。

◇私にはすごく難しかった。大雑把にいうと、やはり不快感が全体を占めてしまったので、そういう意味では聞きづらかったです。私はそれこそ『パック・イン・ミュージック』に育ててもらった世代ですから、ラジオで下ネタに抵抗があるというわけではありません。表現が直接的で、エロさに大人さがないのです。例えばこれを中学生や高校生が聞いてしまったらどうなのかという、若干放送倫理的な心配もあります。あと、私はずっとアメリカにいたので、アメリカだったら絶対セクハラだなというトーンの、洗練されていない下品さが多かったところが残念でした。

◇「くだらない」とか「ばかばかしい」というのが、この番組にはすべて褒め言葉になってしまうのですが、「言わせんなよ」「やめてよ」というのが結果としてどんどん下品にふれていく。そのロジックはとてもすばらしいと思いました。

◇いつもは「なるべく聞き流さないように」と思って聞いてますが、今回はすぐこれは「聞き流すタイプの番組なのだな」と理解しました。


以上



(TBSラジオ番組審議会事務局)