過去の議事録

2015年9月28日(月)開催 第134回TBSラジオ&コミュニケーションズ番組審議会より
「荻上チキ・Session?22」 2015年8月26日放送分について

出席者(敬称略)

委員長大石 裕 
副委員長谷川真理 
委員伊藤英敏 横山真司 ペリー荻野 長田充代子

局側出席者

 入江 社長

 田中 常務取締役

 須郷 番組審議会事務局長

 柳澤 編成業務局長

 石垣 制作部長

 長谷川 プロデューサー

委員の主な発言

◇2年前の審議のときに聞いたときに比べると、だいぶ年月が過ぎたせいか、荻上チキさんの力が抜けたようになっていて、非常にいい印象でオープニングを聞くことができました。

◇「NEC WISDOM Square」はコーナーの特性上仕方のないことなのかもしれませんが、全体の流れの中では浮いた感じがしますし、内容も抽象的な話ばかりで、はっきりいって面白くなかったなと思いました。

◇「Main Session」で、荻上チキさんの義理の祖父に戦争体験談を聞くという内容でした。人間機雷、伏龍の話はなかなか聞くことのできない終戦間際の日本の現実だったので非常に興味深く聞くことができました。家族が家族に戦争体験を聞くというのは面白いけれども、すごく難しく、客観的な評論がしにくいという点があると思いました。戦争に参加した方の取材がいかに難しいか、と同時に大事であるか、というのを感じることができたのは非常に良かったです。

◇ライムスター宇多丸さんのご出演のコーナーは、『のたり松太郎』を読んでいなかったので、いつまで続くのやらとドキドキしながら、正直ちょっと聞き疲れてしまいました。割り込んで「これはこういうことですね」と、どなたかが一言入ってくれれば、ここで一息ついて<ああ、なるほど>をわかるのになと思いながら聞いていました。

◇荻上チキさんの義理の祖父へのインタビューのあと、リスナーからの投稿も2, 3紹介されていましたが、貴重なインタビューを聞いてどっぷりと考えたい気持ちに切り替わっていたので、「後日また取り上げましょう」というのは残念でした。もっとたくさんの投稿を紹介してもらって、この場でみんなで考える時間があってもよかったのではないかと感じました。

(TBSラジオ番組審議会事務局)