2015年1月26日(月)開催　第128回TBSラジオ＆コミュニケーションズ番組審議会より
「土曜朝イチエンタ。堀尾正明＋PLUS！」 1月10日放送分について

　入江　社長

　田中　常務取締役

　伊藤　番組審議会事務局長

　柳澤　編成業務局長

　石垣　制作部長

　戸波　プロデューサー

◇番組全体として、とてもテンポが良くて、内容も盛り沢山で、聞いていて飽きずに、あっという間に番組が終わってしまいました。週末の朝ならではということで、お天気情報だったり、交通情報、イベント情報がタイミングよく挟まれていて、それもすごく良かったなと思います。

◇良い意味での堀尾さんの天性の軽さ、それに磨きがかかっていて、すばらしく軽いという印象があります。ゲストの倉本聰さんや、本のコーナーの矢野大輔さんなど。様々な方と会話をされていてもすごく自然でした。堀尾さんの軽さで相手をうまく油断させてというか、相手から言葉を引き出す力が高いなと感じました。

◇「週末の『コレ！』」プレミアムは面白いのですが、ちょっと話題が多過ぎて、私はついていけませんでした。アップルウォッチ、4K、セブンイレブンのドーナツとか、わかるのですが、テンポが速過ぎて情報が整理されないままに次にいってしまう。番組は、朝早い時間帯ですし、何となく目覚めてまだエンジンがかかる前に聞くとすると、ちょっと厳しいと感じました。

◇これぐらいの情報をワーッと並べていくのであれば、最後におさらいして、「今日ご紹介した項目はこうでした」と紹介して頂けると、そうだった、さっきこれを言っていたなというのがもう一回リピートで頭に入るなという感じはしました。

◇すごく良い意味で、堀尾さん天性の軽さに磨きがかかっているなという印象があります。長峰さんとの落ちついたかけ合いとか、堀尾さんがすごく自然に会話されている感じというのが、私は好きです。このまま堀尾さんの軽い感じを突き詰めていって、より聞きやすい番組になるといいなと思います。

◇長峰さんという新しいアシスタントが入られて、ベテランだし、女性アナウンサーとしては非常に低い声をお持ちの方で、長峰さんの声ははっきり聞こえてくるものですから、すごく説得力があります。ひょっとしたら、堀尾さんはそれに負けないように頑張っちゃっているのかなという印象もございました。

◇「週末ブックガイド」は、はっきり言って失敗だったと思います。通訳の矢野さんが引き出しているザッケローニの言葉は全然面白くなかったです。ワールドカップで惨敗を喫したわけですから、どう考えてもザッケローニは失敗だったわけです。それを前提にまずお話を始めないと、聞いている方は白けてしまいます。ワールドカップまで行ったのはいいけれども、予選リーグで敗退させてしまった。それが「こんないい人だった。できたらもう一回続けて欲しかった」というのは、堀尾さんの軽さがすごく悪い方に出てしまった典型的な例だと思います。

（TBSラジオ番組審議会事務局）