過去の議事録

2009年10月26日(月)開催 第75回TBSラジオ&コミュニケーションズ番組審議会より
「竹中直人 〜月夜の蟹〜」

出席者(敬称略)

委員長山野 勝 
副委員長田中珍彦 
委員宮台真司 野地秩嘉 谷川真理 高尾佐姫子
(萩原委員欠席)

局側出席者

 加藤 社長

 入江 取締役

 水野 番組審議会事務局長

 鈴木 プロデューサー

委員の主な発言

★番組の導入部分が物語風になっていて、音楽のセレクションもとても良くてどんどん引き込まれていく感じですごく良かったと思います。竹中さん自体が私の好きな俳優さんのひとりです。声もいいし、説得力もありますし、それが番組のいい魅力になっていたと思います。
★浅田美代子さんとのトークも、あまりラジオで話しているということを意識せずに、素の部分というか、そういう形で話していたので、盗み聞きをしているような本音のトークも聞けて、よかったと思います。「大人の川柳」のコーナーは、番組のアクセントになっていて、良かったと思います。竹中さんの声にはすごく深みがあって、引き込まれるような感じがしました。
★この番組では、キャスティングというのが一番で、どういう人が出てくるのかというのが楽しみだと思います。今回の放送では、久世さんの話題になってから二人がものすごく集中して、もっとこれも話したい、あれも話したいという感じになっているのが、こちらにも伝わってきました。このコーナーは本当に良かったです。
★番組プロデューサーの説明を聞いて、「ああ、なるほど、竹中さんはシャイだからなのか!」ということで理解できたところが随分あります。彼は、素でテレビに出ているように見えているところでも、いつも芝居がかっているんです。芝居がかっていて、虚実がよくわからないようなところがあって、それが彼の演技的な意味での芸風にもなっているというところがポイントなんですが、それがこの番組でもとても生きていると思います。
★竹中さんの声のよさというのは、響きがいいというのにとどまらず、内言語というか、内側に語りかけてくる声のように聞こえるところがすごくいいところなので、もしかすると(アシスタントを起用せずに、番組を)最初から最後まで一人でやるということも、あり得る選択肢なのかなという気がしました。
★竹中さんは、視覚的な個性がとても強い方だけに、音声だけだとそこまでの個性が伝わってこないと感じました。
★導入の音楽も幻想的で良く、土曜日の夜のゆったりとした時間帯に相応しいと思いました。
★堀井美香さんの声は、透き通った何か安心感があるようないい声で、好ましく思いました。

(TBSラジオ番組審議会事務局)