過去の議事録

2006年11月27日(月)開催 第46回TBSラジオ&コミュニケーションズ番組審議会より
「あべこうじのポッドキャスト番長」

出席者(敬称略)

委員長吉越浩一郎 
副委員長山野 勝 
委員宮台真司 萩原健太 野地秩嘉 田中里沙 多田羅万由美

局側出席者

清水 社長

余田 編成制作局長

入江 番組審議会事務局長

河野 経営企画室長

三条 プロデューサー

番組内容について

「あべこうじのポッドキャスト番長」は、ラジオのこれからにつながる実験的な番組です。ポッドキャストとは、番組などをインターネット経由でダウンロードしてiPodなどの携帯型ハードディスクレコーダーに入れ、自分の好きな時に聞くことができる仕組みで、インターネット経由で、普段ラジオに接触しない人たちにも音声コンテンツというのは面白いものだなというふうに思ってもらいたいという番宣的な意味もあります。
この日の内容は、甲斐よしひろさんの娘さんの甲斐奈都さんがゲストのコーナー、元マリナーズの長谷川滋利さんが出演の「長谷川滋利の野球術」というコーナー、グラビアアイドル・女優の山?真実さんの「イヤなら言うてな!」というコーナー。戦闘糧食マニアという鈴木紀之さんがゲストの「そのスジ番長」という4つのコーナーをあべこうじさんがつないでいくのですが、ポッドキャストでもお楽しみいただけます。
十月の1カ月間で、トータル34万ダウンロードがありました。

委員の主な発言

★ ポッドキャストという名前は聞いたことがあるのですが、漠然としたことしか知りませんでしたが、今回、便利なものなんだと思いました。
★ 前に聞いた時は、最初、あべこうじさんのテンポの速い、ハイテンションな感じにちょっと引いたんですけれども、今回ゆっくり聞いてみて、TPOというかシチュエーションに応じていろんな喋り方のできる方なんだなと思って、すごく好感が持てて、ちょっとファンになりました。
★ 最初に「戦闘糧食(セントウリョウショク)」と聞いたときに、なかなか漢字が浮かんでこなくて、一体何の話かなと思いました。
★ ポッドキャストの特長は自分なりにピックアップできるということですよね。いろんな曜日からシャッフルして、自分なりにコンピレーションをつくることができるということだと思うんです。逆に言うと、TBSがメディアでやっているこの番組の意味は何なのかというと、1つのコンピレーションのコンパイルの仕方、編さんの仕方みたいなものを一応提示しているという形なのかなと思いました。
★ 根底には、わかってくれないならいいんですけれども、でもわかってほしいなみたいな、今の若者の乗りといいましょうか、親しみ感というか、その辺の特性をすごくよくとらえているなと思いました。
★ 一番好きだったのは、戦闘糧食マニアでした。軍隊の弁当を集めるということ自体が、まず普通の人には発想できないんですが、やっぱり趣味の世界は深いなと思いました。
★ TBSラジオの1つのアイデンティティーにするという手があるのかなと思います。ポッドキャストで成功していらっしゃるので、先行者の利得がありますから、「オタクがコネクションするラジオはTBSしかないね」みたいな感じに持っていくチャンスなのかなという気がします。
★ 僕は長谷川さんのコーナーで、聞き手が生島淳さんじゃないですか。専門家と専門家の会話が気持ちよかったですね。放送でよく言われるのは、専門家の方に素人というか、余り知らない人をリスナー代表とか称して、知らない女の子とかを当てて、わからないことを聞いてもらいましょうみたいな企画を言う人が多いんですけれども、それだと全然面白くない。やっぱり専門家に対してしか言わないことってたくさんあるんですよね。阿久悠さんに大沢悠里さんというのもなかなか面白い人選だと思いますけれども、そういうふうにしないと、語ろうとしても、目の前にいる人がわからないことは語らないですから。
★ ラジオは深い話ができるメディアということが言えますよね。ラジオはもっとコアなところでも十分いいという、そういうよさを持っているんだなと。逆に専門性を強めた方がいいかなと思いますね。

(TBSラジオ番組審議会事務局)