過去の議事録

2003年1月27日(月)開催 第8回TBSラジオ&コミュニケーションズ番組審議会より
「清水圭のスポーツBOMBER」1月20日(月)17時50分〜20時

出席者(敬称略)

委員長吉越浩一郎 
副委員長山野 勝 
委員ヨーコ・ゼッターランド 萩原健太 宮台真司 京谷美樹
(二宮委員欠席)

局側出席者

 清水 社長

 大沢 取締役

 千葉 番組審議会事務局長

 藤田 プロデューサー

 水口 制作センター長

番組内容について

ナイターオフ期は月曜日の夕方から2時間10分枠で放送されているスポーツを中心にする情報バラエティー生ワイド番組。スポーツに明るいパーソナリティー清水圭がスポーツに詳しくないアシスタント阿部美穂子を通してスポーツをわかりやすく、時には厳しく、時には面白く伝えていくスポーツ情報番組です。

議事の概要(主な意見)

◇時間帯が長い分、各コーナーを、もう少し掘り下げてもいいのでは、というのが全体的な印象だった。例えば、「シャッフル」の中で、清水さんの相撲に対する独自の見方で、あえて相撲の伝統文化と逆の方向のものを提案されているところは面白いと思う。アシスタントの阿部さんの受け応えは計算があってのことであると願いたいと思います。スポーツを楽しく、多くの方に聞いてもらい、理解してもらうために軽いタッチでやるというのも必要ではあるが、必ず1つ芯を通すということも非常に大事なことだと思います。

◇スポーツ観戦情報を知らない私が聞いて割と楽しめました。スポーツ選手がスポーツをするという視点と、自分が見ているしかない場合、どんなふうになるのだろうか、それぐらいの視点が伝わって来たり、そのスポーツ業界の周辺業界がどう動いているのかというのをバラエティー風でも、展開していくというように、ちょっと違う見方を授ければ楽しめる番組なのかなと思った。

◇正直に感想を言わせていただくと、全然面白くなかったです。試合やスポーツの見方が選手寄りに微妙になっている気がする。受けとめる側のプロとしての目みたいなものが確立されると良いと感じた。アシスタントの阿部さんは、それが持ち味だと言われても余りにもスポーツのことを知らな過ぎると思う。本当はわかっている人がその役を演じる必要があるのでは。これからは、もっと周到にその辺りを用意しないといけない。

◇アシスタントの阿部さんが、天然と言うにはちょっと耳ざわりで、主婦をばかにしていると思って聞いていました。本当に知らないのか、わざと外しているのかは知りませんけれども、小学校の高学年か中学生でも知っていることじゃないのかなと思うようなことすら、外しているので何か嫌だなと思ってしました。

◇清水圭さんと阿部美穂子さんのコンビが抜群にいいと思っています。技術面に偏らずに、情報は非常に多岐にわたって深くて多いと思ったし、特に阿部さんのぼけぶりが非常によかったということで、こういうスポーツ番組も成立するかなと感じましたのでどちらかというとよくできている番組だと思います。

◇阿部さんの天然ボケが何とも言えず良いですね。彼女の性格のよさ、明るさ、とぼけた中で時々本当にピタッと合った言葉を使う。そういったところがすべて光って見えました。ただ、本当に、1つでも彼女がちょっと落ち込んで何か嫌な感じがしたとたんに人気が失せちゃう、非常に危なっかしいやりとりなんだろうなという気がします。

◇清水さんが、あのサッカーの試合のゴールシーンという細かい話をしたら、多分すごく熱いと思います。その熱みたいなものが聴取者に伝われば、細かいことは全然わからないんだけれども、見に行ったら楽しいと思うことになるのでないか。

◇専門的なことを専門用語を使わずに、スポーツの余りわからない人に伝えるというのは一番難しいことだと思いますけれども、それはやって欲しい気もします。

(TBSラジオ番組審議会事務局)