10月の「人生の達人」は、落語家の柳家花緑さんです。
今週は、花緑さんが取り組んでいらっしゃる「同時代落語」についてお話しいただきました。
花緑さんは、「着物を着て正座で」という従来のスタイルに加えて、
「洋服を着て椅子に座って」新作落語を披露する試みにも積極的に挑戦されています。
最近は、小惑星探査機「はやぶさ」や、東京スカイツリーなどを題材にした新作落語を披露されています。
落語とは、もともと、その時代の空気を映して作られたもので、
それが時代を経て「古典」として愛されてきた、という花緑さん。
つまり、「同時代落語」は、時事のニュースや話題、現象などを落語として作り上げ、やがては「古典」になるかも知れない・・・
そこには、古典落語への深い愛情と、これからの時代を見据えたグローバルで壮大なお考えがありました。
花緑さんの取り組みは、少しずつですが拡がりを見せています。
ファンもどんどん増えています。
近い将来が楽しみですね。
さて、この番組では、毎月最終週に、お迎えした「人生の達人」に
「あなたにとってアソビとは?」という問いかけをします。
柳家花緑さんにも、今週、伺いました。
答えは・・・
「人生のあらゆることがアソビになる。
その当人がワクワクすれば、その人がそう思えば、アソビになる」。
楽しい場所へ行っても、それが接待だったら遊べない。
一方、仕事でも、ワクワクする気持ちを持てば遊びになる・・・
落語大好きな花緑さんらしいですね。なかなか深い言葉です。
辻よしなり曰く「生まれ変わるのなら柳家花緑になりたい」そうです!
柳家花緑さんは、来月、舞台「江戸の青空 弐 〜惚れた晴れたの八百八町」に出演されます。
東京をはじめ、仙台、大阪、広島などで上演されます。
東京公演は、11月12日・土曜日から、20日・日曜日まで、
東京・三軒茶屋の「世田谷パブリックシアター」で上演されます。
チケットは現在発売中です!
チケットのお問い合わせは、「G2プロデュース」 電話 03−5738−0637 までどうぞ。
詳しい内容や、東京以外の公演日程については、「江戸の青空 弐」で検索して、ホームページをご覧下さい。
柳家花緑さん、一ヶ月間、ありがとうございました。
来月は、歌手の石川さゆりさんをお迎えします!
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