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#22 山口県長門市2008年11月30日放送
(写真) (写真)山口県長門市の東後畑(ひがしうしろばた)には、美しい棚田が広がります。5人の若者達が、田植えを手伝ったのは、今年6月上旬のこと。作業をしていくうちに、小さな3枚の棚田が、まだ耕されていないことに気付きました。田んぼは3年間手を入れなければ、使い物にならなくなってしまうと地元の人々は言います。この3枚を所有するご主人は病床に臥せていましたが、回復したらもう一度田植えをしたいと願っていました。そこで5人は、小さな3枚の棚田を耕し、苗を植えたのです。
それからおよそ4ヶ月後の10月下旬。東後畑に収穫の時期がやって来ました。若者達が田植えをした小さな3枚の棚田にも、見事な稲穂が実っています。今回、稲刈りに来ることができたのは、前回参加したメンバー5人のうち、3人。早速、彼らは鎌を使って稲刈りを始めました。初日の作業は、大きな田んぼの刈り取り。コンバインが入る大きな田んぼも、隅の部分は手で刈り取らねばなりません。機械化が進んでいるとはいえ、どうしても人がやらなければいけないことがあります。「農業は、人手が全て」−彼らはその現実に改めて気づかされました。
作業2日目。午後、3人はとうとう、あの小さな3枚の棚田の稲刈りにやって来ました。もちろんコンバインの入らない小さな田んぼなので、すべて鎌で刈って行くしかありません。しかし彼らは田んぼをみつめているだけで、なかなか作業を始めません。一体なぜなのでしょうか。無事、収穫を終えることはできるのでしょうか。