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過去の放送内容トップ > バックナンバー一覧 > #20 新潟県岩船郡粟島浦村

#20 新潟県岩船郡粟島浦村2008年11月16日放送

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電器店のない粟島(新潟県岩船郡粟島浦村)へ、電器製品の修理にやって来た、足利工業大学電気電子工学科の生徒たち4人。村の集会所が、彼らの即席の作業場です。島内放送で、修理の案内が告げられると、島の人々が続々集まって来ました。掃除機、ラジカセ・ビデオデッキ・扇風機・餅つき機などが持ち込まれ、早速作業が始まりました。前もって修理品リストをもらっているので、ある程度の道具は準備していましたが、直し切れないものも出てきてしまいました。若い4人が見たこともないような古い製品の場合、すでにメーカーには純正部品がなく、説明書と想像力を頼りに、部品から作らねばなりません。若者たちの試行錯誤が続きます。

そして、あるお宅で修理を頼まれた古いVHS−Cのカメラとビデオテープ。テープには、島を離れて高校へ通う娘と、来年島を離れる中3の息子の、子どもの頃の映像が残っているとのこと。果たしてカメラを直し、無事テープを再生することはできるのでしょうか。

4人の若者たちは、学んできたことを人のために活かせた、という実感とともに、電器製品を通して粟島の人々の生活や思いにふれることとなります。無機的な電器製品とはいえ、持ち主の情や思い出が、たくさんつまっていました。