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毎週土曜日よる7時56分

現場レポート

Vol.11「第2話の撮影秘話」

そして、お次はなんと殺人犯だった (!) 久美子を演じた 小雪さんのエピソード を。
小雪さんがクランクインされた場所は、カフェも併設されているおしゃれな雑貨店でした。店内にはアンティークの照明器具やテーブル、ホーロー、これからの時期に重宝しそうなカゴバッグなどが所狭しと並び、小雪さんの心をもくすぐったよう。撮影の合間には、木村さんとお2人で店内の商品について、「あれかわいいね」 などと言葉を交わされていたようです。

小雪さんは、今回の役柄について 「愛情や憎しみを強く感じる人間らしい女性」 と捉え、「彼女の情感の変化などをいろいろと考えて」 演じられたそうなのですが、ストーリー展開とともに変化する久美子 (小雪さん) の表情には、みなさんも驚かれたのではないでしょうか?ラストで九十九に追い詰められたときの彼女の表情は、最初の登場シーンとは同一人物とは思えないほど、冷たく恐ろしいものでしたよね。

そんな久美子の狂気を表現するのにひと役買っていたのは、彼女の真っ赤な部屋 だったのではないでしょうか。壁のみならず、ベッド、花瓶、照明器具にいたるまで “赤一色” で統一された彼女の部屋は、まるで血を連想させるかのよう。ジャイさんは、演出のひとつとして久美子の部屋を赤で統一することに決め、衣装の色もシーンごとに指定していたようです。 (  )