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毎週土曜日よる7時56分〜放送

スペシャルコンテンツ

九十九のセリフに学ぶ『脳科学』

『脳科学』に関する九十九のセリフをプレイバック!聞き逃した方は、ここでおさらいしてみよう!!

Episode.06

No.01
(ホログラフでかなこの脳の状態を見ながら) 記憶を司る海馬の機能は多少低下しているんですけど、でもこれは解離性同一性障害者にはけっこう多く見られるパターンなんですよね。でも、そうじゃない場合でも、これはありえるんですよ。つまり… どちらとも判断できないってことなんです。

実際に f-MRI 中に人格が変わってしまった場合には、検査になりませんからね。それに、「 こういう場合は多重人格だ 」 っていう明確なものはまだ見つかっていないんですよ。
No.02
『 俊介 』 なんて人は、もう現れません。というより、最初からそんな人はいなかったんでしょうね。なぜなら、あなたは多重人格じゃなかったからです。あなたが多重人格者だとしたら、今ここにあなたはいないはずなんですよ。あなたは先入観によって、ここまでたどり着いちゃったんです。

あなたはそのプレートの文字を読まなかった。なぜ読まなかったのか…。青い扉が一般病棟へつながっていると、あなたは知っていたからです。人間の脳っていうのは、場合によって形や文字の意味ではなく、色で判断してしまう傾向があるんですよ。「 青い扉は一般病棟へつながっている 」 と知っていたため、文字を読まずに色で判断してしまったんです。

赤の向こうは閉ざされた世界、青の向こうは自由な世界…。でもこれは、僕があらかじめわざと 『 俊介くん 』 だけに与えておいた先入観です。なのにあなたは、『 俊介くん 』 しかもって居ない先入観に従って行動した。
おかしくないですか? 『 俊介くん 』 が経験したことは、あなた一切覚えていないはずなんですよね。

… 答えはひとつしかありません。
あなたは多重人格を演じていただけ、だからです。