6月26日(金)
- 【4】いよいよ来週ご一行は世直し旅へ
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今回の旅は、第6代将軍内定者で甲府藩主である綱豊公に広い世間を知ってもらおうというものです。甲府藩主と言っても、綱豊公は江戸生まれの江戸育ち、世間どころか領地である甲府すら知らない方です。
広い世間を知るのは良いことですよ
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永井大さん演じる綱豊公は深層のお殿様という風情です。そこを笑顔で有無を言わせぬご老公と助さん格さんの旅はどのようなものになるのでしょうか。
助さん役・原田龍二さん、格さん役・合田雅吏さんは「いくら身分を隠すとはいえ、侍からしたらとてつもなく高い身分の方なので、どれくらいの親しさで呼べばいいのか…」と、お供ならではの芝居に悩んだようです。行きたくない綱豊と有無を言わせないご老公という感じで -
「水戸愛」に溢れた吉川監督がわかりやすく、親しみをこめた演出をつけていますので、自然と受け入れる姿勢が出来上がっています。着替えを差し出すとき、侍として次期上様となる方に対しどこまで差し出すのか、敷居をまたいでしまっていいのか、そういう時代劇ならではのしきたりや気遣うべきところにも目が行き届いています。
ここまででいいですよ
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旅の目的地である甲府には「甲府印伝細工」という名品があります。ご老公は旅先で、常に民の生活、その土地ならではのものに目を向けています。その土地を愛し、そこに生きる人々の息遣い、そういうことをきちんと感じていることが伝わると思います。市井の人々の生活に触れ、「家族」という存在を間近に見る綱豊。毎日を一生懸命に生きる人、親子、村の仲間たち、そして陰には権力の陰謀が?綱豊を将軍職につかせないように暗躍する者たちとは一体…?
刺客は女性!?
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甲府、大坂、そして高松へ。旅先で出会うさまざまな人々、ご老公の息子・頼常の藩政、隠された真実。人情愛情、笑い、陰謀、そして涙。流す涙は悲しみから喜びへ。ご一行の世直し旅はいよいよ来週、月曜よる9時出立です!
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