担当:プロデューサー 鈴木早苗
絢香さんの「三日月」という誰もが知っている名曲を二夜連続で、
違う主人公、違う話で、作ろうと言う話があったとき、まず最初に我々スタッフが
感じたのは「プレッシャー」です。。
ファンの方々は、皆さんそれぞれ「三日月」のイメージをお持ちでしょうし、
かといって絢香さんの歌詞にあるとおりのドラマを作ってもクリエイターとして「どうなんだ?」
となってしまう。。
で、結局若い脚本の方々と「自由にやってみよう」ということで二つのまったく毛色の違うドラマが出来上がりました。
一夜目の脚本は牧野くんという男性、二夜目の脚本は泉澤さんという女性でどちらもこれがデビュー作です。
痛感したのは「男はロマンを求め、女は現実に生きる」。
一夜目はファンタジー、二夜目はとてもリアルな作品になりました。
一夜目の成海璃子ちゃんは、恋愛ドラマが初めてということで最初はとても悩んでいましたが、
実際撮影してみるとすっごくかわいい!
ごくごく普通の女の子の恋する気持ちをとても魅力的に演じてくれました。
田中圭くんは設定上「汗をかいてはいけない」と頑張っていたのですが、撮影が今年唯一夏らしかった一週間に集中していたので、結局Tシャツには汗がにじんでしまいました。
何故汗をかいてはいけないのかはドラマを最後までお楽しみください!
二夜目の谷村美月ちゃんは、19歳とは思えないくらいとてもしっかりした女優さんで、もう一本のドラマと掛け持ちしながら、移動時間は爆睡しながら、いつもニコニコと頑張ってくれました。
内田朝陽くんはご本人とはま逆なダメ男を楽しく演じてくれましたし、袴田吉彦さんは、自分では「俺は全く違う」と言っていましたが、スタッフ全員、「役柄そのまま」と納得の天然系の憎めない男をのびのびとやっていらっしゃいました。
そんなこんなで明日から二夜連続放送の「三日月」。
絢香さんの歌を楽しみつつ、ドラマをご覧いただけると幸いです!