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ファイナリストSPインタビュー・や団

エントリーNo. 3427
や団

・結成:2007年4月
・所属:SMA
・決勝進出歴:2022年・2023年・2024年
ロングサイズ伊藤・本間キッド・中嶋享

や団が4年連続決勝進出!『キングオブコント』は「年に一度の“契約更新”」

2025年10月11日(土)よる6時30分から、コント日本一を決める『キングオブコント2025』決勝戦がTBS系列で生放送される。熾烈な予選を勝ち抜き、18代目キングの称号と優勝賞金1000万円をかけて激突するのは、トム・ブラウン、ベルナルド、元祖いちごちゃん、レインボー、青色1号、しずる、ファイヤーサンダー、ロングコートダディ、うるとらブギーズ、や団(エントリー順)の精鋭10組だ。

もはや“常連”の実力を見せつけ、4年連続4回目の決勝進出を果たしたや団は、キングオブコントは仕事に直結する年に一度の“契約更新”のようなものだと語る。「決勝には行くけど優勝はできない」という輪から抜け出すべく、4度目の正直に挑むや団の意気込みなどを聞いた。

初の全国ツアーで得た手応えと“量より質”のネタ作り

――4年連続の決勝進出、おめでとうございます。率直な心境はいかがでしたか?
 
本間キッド本当にほっとしました。僕らは劇場の出番が確約されているわけではないので、キングオブコントの結果がそのまま仕事に直結するんです。だから、この大会が年に一度の“契約更新”のようなもの。だからまずは良かったな、と。
ロングサイズ伊藤僕は呼ばれて「よっしゃ!」ってなったんですけど、本間が本当に嬉しかったんでしょうね。両サイドの僕たちの太ももをさわさわ触ってきたのが、ちょっと怖かったです(笑)。めちゃくちゃ嬉しかったんでしょうね。
中嶋享ロングコートダディの兎くんに「泣いてませんでした?」って言われたんですけど、自分ではよくわからなくて。でも、それくらい嬉しかったんだと思います。4回目でも喜びは全く衰えないですね。


――この1年間は、どのように過ごされてきましたか?
 
本間今年は初めて単独ライブの全国ツアーをやりました。「ザ・ファースト・ワールド・ツアー」と題して、全国津々浦々、北は東京から南は大阪まで回りました。
伊藤狭いし、東京を北とはしないから。
中嶋大阪も南とはしない。どっちも中間だよ(笑)。でも、東京、名古屋、大阪でお客さんの反応が全然違ったので、それがすごく良い経験になって、ステップアップに繋がったと思います。


――ネタ作りにも変化はありましたか?
 
本間ネタを作るペースは同じだったかなぁ…
中嶋遅かったです!去年よりは遅かったですよ。
伊藤去年の大会が終わった時、本間が「ネタを作る本数を少し減らしたい良い?」って言ったんですよ。俺はその時点で「あっちゃー!今年は無理かもな」って思ってたんですよ。
本間今年は「量より質」で!一つひとつのネタにこだわって作ってきました。


――エールをもらった先輩・後輩の方や、感謝を伝えたい人はいらっしゃいますか。
 
伊藤事務所内でいうと、いつも通りザコシショウさんとかキャプテン(渡辺)さんやアキラ100%さんにお声がけいただいて。
本間僕らのホーム劇場である「Beach V」っていうライブハウスがあるんですけど、そこのライブに出演して、周りのみんなから意見を聞いたりしたので、事務所の先輩・後輩には毎年感謝しています。

「阿佐ヶ谷の和室にいたメンバーが…」盟友集う決勝戦

――今年のファイナリストの顔ぶれを見て、いかがでしたか?
 
中嶋正直、笑っちゃいましたね。ベルナルドや元祖いちごちゃんとか、いつも東京の地下ライブで一緒に戦ってきたメンバーなので。もちろん彼らの面白さもパワーも知っているから怖い相手ですが、それ以上に仲間意識が勝ってしまいました。
本間記者会見の時、僕らの後ろの席にベルナルドとかがいて。「あれ? ここは阿佐ヶ谷の市民会館の和室だっけ?」みたいな、すごく不思議な感じでしたね(笑)。そういう仲間と一緒に番組を盛り上げられるのは楽しみです。


――では最後に、決勝への意気込みをお願いします。
 
本間目標は毎年変わらず優勝です。この「決勝には行くけど優勝はできない」という抜けられない輪の中にずっといるので、早く抜け出したいですね。
伊藤優勝ももちろんなんですけど、まずは決勝の決勝(ファイナルステージ)に進みたいですね。2本目をやりたいです。
中嶋去年の目標が「優勝」だったので、今年は楽しみたいです。疲れました(笑)。
伊藤(本間は)ネタ作らない、(中嶋は)疲れた、もう終わりですよ!ここが正念場ですね。
本間優勝したら、春、秋、冬は個々の仕事をして、夏になったら集まって単独ライブツアーをする、みたいな。お笑い界のTUBEになりたいです。