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ファイナリストSPインタビュー・うるとらブギーズ

エントリーNo. 3416
うるとらブギーズ

・結成:2009年6月
・所属:吉本興業
・決勝進出歴:2019年・2020年・2021年
佐々木崇博・八木崇

うるとらブギーズ『KOC』4年ぶり決勝へ返り咲き!「ネタの密度を濃くしました」

『キングオブコント2025』決勝戦が、2025年10月11日(土)よる6時30分にTBS系列で生放送される。激戦を勝ち抜き、18代目キングの称号と優勝賞金1000万円をかけて激突するのは、トム・ブラウン、ベルナルド、元祖いちごちゃん、レインボー、青色1号、しずる、ファイヤーサンダー、ロングコートダディ、うるとらブギーズ、や団(エントリー順)の10組だ。

2021年以来、実に4年ぶりの決勝進出となるうるとらブギーズは、ネタへのアプローチを根本から見直し、「量産」から「厳選」へとスタイルを転換 。ネタの「余白」をなくし、密度の濃い掛け合いを「ぎゅうぎゅうに詰めたお弁当」のように詰め込む戦略で 、実力派が再び頂点を狙う戦線へと帰ってきた。予測不能な決勝の舞台に臨むうるとらブギーズに現在の心境を聞いた。

諦めかけた8組目での吉報!4年前の衝撃が蘇る

――4年ぶりの決勝進出、おめでとうございます。決まった瞬間のお気持ちは?
 
佐々木崇博僕らは7組目まで名前が呼ばれず、半分くらい諦めかけていたんです。「もうダメかも」と思っていたところだったので、8組目で名前を呼ばれた瞬間は、毛穴が全部開くような衝撃でした。2019年に初めて決勝に行った時と同じ、みんなの前で名前を呼ばれる形式だったので、あの時の感覚が蘇ってきましたね。
八木崇そうか、2019年以来か。その次の2年はコロナ禍で、マネージャーから個別に合否を伝えられる形式だったんですよね。なので、またみんなでこの場にいられたのが感慨深かったです。


――4年ぶりの返り咲き、何か変化があったのでしょうか?
 
八木決勝に行けない年が続いたので、やり方を変えました。以前はネタを量産していたんですが、今年は「これじゃ勝てない」というネタを削ぎ落として、厳選したものだけをライブで披露するようにしたんです。
佐々木八木さんがネタを書いてくれているんですけど、決勝に行くことを最優先に考えて、今ある手札でどう戦うかを考えてくれているんだな、と隣で見ていて思いましたね。
八木あとは、ぎゅうぎゅうに詰めたお弁当みたいに、ネタの密度を濃くしました。以前は「余白」を残していたんですけど、賞レースで勝つためには、空白がないように掛け合いを詰めていく方がいいのかな、と。

「本当にキリがないくらいいる」支えてくれた仲間たち

――この4年間、支えになった存在はいますか?
 
佐々木本当にキリがないくらいいるんですが、一番近いところだと同期のGAGですね。決勝に行けなかった時期も一緒に「コント純愛組!〜逆襲のコントマンズ〜」というユニットライブをやってくれて。準決勝の前にもわざわざLINEをくれて、すごく力になりました。
八木僕は、決勝に行けなくてライブの本数が減っていた時期に、それでもずっと使い続けてくれた沼津の劇場に感謝しています。そこのライブは、東京や大阪から芸人が集まって一泊二日でネタを8本やるような合宿みたいな感じで。先輩や作家さんからダメ出しをもらったり、すごく鍛えられましたね。


――もし優勝したら、賞金は何に使いますか?
 
八木妻が家計のために、いつも半額シールの貼られた食材を買ってきてくれるんですよ。だから優勝したら、成城石井とかに連れて行って、値段を気にせず好きなものを買ってほしいですね。
佐々木僕はこないだ実家に帰ったら、急に親父から「コンテストで優勝して外車を買ってくれ」って言われて(笑)。これまでずっと仕送りももらっていたので、外車で恩返ししたいです。


――では、決勝への意気込みをお願いします。
 
八木本当に優勝したいです。決勝に行けなくなった時期から子どもが保育園に通い始めたんですが、僕が毎日私服で送り迎えに行んですよ。なので多分先生方は「この人、何の仕事をしてるんだろう?」って思ってるはずなんです(笑)。だから、保育園の先生にかっこいいところを見せたいですね。
佐々木保育園にいい格好しようとするな(笑)。
八木(笑)。
佐々木 僕も優勝を目指したいですね。応援してくれている甥っ子や姪っ子に、しばらく決勝の舞台を見せられていなくて。最近は会ってもずっとゲームばかりしているので、頑張っているところを見せて、もう一度振り向かせたいです。