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インタビュー

VOL.2 綾瀬はるかさん(橘咲役)


『JIN−仁−』という作品の魅力や、みどころについて教えてください。

幕末の江戸にタイムスリップしてしまった現代のお医者さんが、なにもないところからたったひとりで医療を広めていって、未来をも変えてしまうんじゃないか…と期待させてくれるような、そんな壮大なストーリーがみどころではないでしょうか。
原作もまだ続いている作品なので、この先どうなってしまうのか、すごく気になります。

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演じていらっしゃる橘咲とは、どんな女性でしょうか?

一生懸命で、とにかくひたむきな女性だなと思います。普段は年相応の少女っぽい感じのところもあるんですけれど、咲は仁先生からどんなことを打ち明けられても、笑顔ですべてを受け入れるんです。そういうところに懐の深さを感じますし、演じていて素敵だなぁって。年齢は自分より年下の設定なんですが、私はどちらかというと“やんちゃな末っ子体質”なので、「咲ちゃんって大人だな」と思うことがよくあります(笑)。
仁先生が泣いていたり、重たい話をしているようなシーンでも、監督からは「もっと笑顔で演じて」って言われるんですよ。仁先生のすべてを受け入れて、明るく笑顔でぽんと背中を押してあげる…。咲って、母性の強い女性だなと思います。

マンガ原作のキャラクターを演じるのは、いかがですか?

オリジナルのドラマ作品だと、台本が一話、二話と徐々に出来上がるので、どうなるんだろうと悩みながら演じることが多いんです。でも、原作のある作品の場合は、かなり先まで展開がみえているのでキャラクターの細かいところまでイメージができて、役作りしやすいんですよね。ただ今回は、ドラマと原作のキャラクター像では異なる部分もあるので、混合してしまわないよう、途中から原作は読まないようにしています。

原作とドラマの咲。具体的には、どんなところが違うと感じていらっしゃいますか?

原作に登場する咲は、明るくて太陽みたいに「パーン」としている感じ。ドラマの咲にもそういうところはあるんですけれど、けっこう感情的で激しい部分があるなと思います。特に、二話では叫んでばっかりでしたよね(笑)。「コロリと戦いにいくのでございます」とか「なんで知らないふりをしていたのですか」とか、あれ…咲ちゃん激しい、こんなキャラクターだったっけ?なんて思っちゃいました(笑)。

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今後、仁先生と咲の関係はどうなっていくと想像していらっしゃいますか?

咲にとって仁先生への気持ちはたぶん、初恋みたいな感じなんじゃないかなと思います。ただ、恋にはすごく不器用な女の子だと思うので、そのこみ上げる気持ちが何なのかはわからないっていう…。でも、自分の気持ちを打ち明けるというよりは、医療を通して仁先生の支えになってあげたいという気持ちが強くなっていくんじゃないかなぁって思います。

撮影現場の雰囲気はいかがですか?

大沢さんとご一緒のシーンが多いのですが、「楽しい現場です!」というよりは、緊張感もあり、シリアスなシーンでは身が引き締まる感じがします。手術シーンにもやっと慣れてきて、今はセット内の小道具などに興味津々な感じです(笑)。
“医療もの”で“時代劇”ということで、最初はどんな感じになるのか想像がつかなかったのですが、言葉遣いやお着物にもだんだんと慣れてきました。

もしご自身が、この作品の主人公のように、江戸時代にタイムスリップしてしまったとしたら!?

仮に、自分が仁先生のような医療技術を持ち合わせていれば、先生と同じように江戸の人たちを救いたいと思うのかもしれないですけれど…。なにも取り柄のない場合は、どうしたらいいんでしょうか(笑)?あちらに行ったからといって、すぐに何かになれるというわけでもないですし…考えてみると難しいですね。
まずは、とにかく住むところを確保しないと(笑)。人のよさそうなおばさんを探して、「働くので、ちょっと住まわせてください」って話しかけます!

では、タイムスリップしてみたい時代はありますか?

以前は「卑弥呼の時代(邪馬台国)に行きたい」と答えていたんですけれど、大沢さんが「原始時代に行ってマンモスを追いかけたい」とお話されていたのを聞いて、私も恐竜の生きていた時代に行ってみたいなと思いました。もちろん、卑弥呼にも会ってみたいんですけれど…いろんな恐竜も見てみたいかな。小さい頃、映画『ジュラシック・パーク』シリーズが大好きだったので(笑)!

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ちなみに、卑弥呼のほかに歴史上で好きな人物はいらっしゃいますか?

坂本龍馬さんも好きですね。(この作品で龍馬を演じていらっしゃる)内野さんとも一緒にお芝居をさせていただいたのですが、本当に素敵で「あぁ、坂本龍馬ってこんな人だったのかもしれないな」って思いました。たしか、龍馬はつばを散らしながらしゃべるって有名な方だったと思うんですけれど、内野さんは劇中で本当にそれを実践していらっしゃるんですよ(笑)。これまでにもいろんな方が龍馬を演じてこられたと思うのですが、そこまで意識して演じていらっしゃるという話は聞いたことがなかったので、びっくりしました。パワーのある役者さんたちと共演させていただけて嬉しいですし、気負けしないように頑張ります。

では最後に、視聴者のみなさんへメッセージをお願いします。

原作とはまた違った『JIN−仁−』がみられると思いますので、ぜひ毎週楽しみにしていてください。ドラマならではの設定もありますし、仁先生が現代に置いてきてしまった恋人・未来の容態の変化などにも注目してほしいです。

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