北朝鮮が行った人工衛星と称する事実上のミサイル打ち上げは失敗に終わった。その瞬間、北朝鮮市民は何を思ったのか、電話を通して現地の生の声を聞いた。
一方、日本では打ち上げ情報の遅れがあり、前回2009年の打ち上げの際に起きたヒューマンエラーとの関連も指摘されている。日本の危機管理の死角を検証した。
今回の打ち上げでは、上空付近を通過すると予想された沖縄の石垣島や与那国島に自衛隊が配備された。2010年の「新防衛大綱」で、防衛省は南西地域の防衛力強化を打ち出し、与那国島に100人規模の沿岸監視部隊を配備する計画を進めてきた。今回の緊急配備がその足がかりになるのではないかと、地元の反対派の間では疑心暗鬼も生まれている。
北朝鮮の打ち上げ失敗について様々な角度から報告する。