放送内容
ギリシャ北西部の山岳地帯、ザゴリと呼ばれる土地には、山と森に囲まれるようにして、古い集落が46も点在している。
家々や村と村をつなぐ道や橋も、すべて石造り。自然ととけあう風景が文化的景観として世界遺産に登録された。山間の貧しかった村が15世紀から20世紀にかけて発展、その理由はザゴリ特有の「出稼ぎ文化」だった。
石造りの村
ザゴリの村は家だけでなく、道も塀も石造り。地元でとれる石材を使って造られている。
村の中心には大きなプラタナスの木が植えられた広場、学校や教会が建つという共通した作りになっている。

“出稼ぎ”文化が生んだ豊かな村
15世紀後半、ザゴリはオスマン帝国の支配下に入ったことで外敵の脅威が減り、村を守る男たちが外国へと出稼ぎに出られるようになる。出稼ぎに行った先で 商売などで成功し、
故郷に富をもたらした。村々をつなぐ橋なども個人の寄付によって造られた。

未来を見据えた教育
ザゴリでは個人の寄付によって橋だけでなく、学校や教会なども建てられた。子ども達への教育を充実させることで、出稼ぎ先でも商売で成功したり、高収入の仕事につけるようになった。そしてその富をまた村に還元する。将来を見据えた出稼ぎの文化がザゴリに豊かさと繁栄をもたらした。
