放送内容
2024年に登録されたばかりのレンソイス・マラニャンセス国立公園。彼方まで続く真っ白な砂丘とその間に点在する無数の湖が広がる絶景だ。その面積はなんと東京23区の2倍以上!砂丘を歩いているとその白さと広さに圧倒され、どこか違う惑星にいるかのような不思議な感覚になる。純白砂丘と青い湖のコントラストを高精細8Kカメラで撮影した特別編。
純白の砂丘 誕生の秘密
砂丘は「石英」という鉱物の粒(純度が高いものは水晶と呼ばれる)が集まったもの。石英は元々この場所には無かったが、ブラジル内陸部から川に流され海へ。さらに一年中レンソイス方向へ流れる海流、海から陸へ吹く強風にのってこの地へ集まった。
期間限定 3万個の湖
レンソイスには大小様々な湖が点在している。雨季に降った雨が溜まり、湖となるほか、地下水の水位が上昇して地上に顔を出すことで湖となる。そのため雨が降らない乾季を迎えると湖の多くは枯れてしまう。一年のうち3か月ほどしか見られない期間限定の絶景だ。
砂と共に生きる
砂丘の中心には家を建てて定住している人も!しかし、レンソイスでは強風により砂が移動し続けているため次第に家をのみ込んでしまうという。そこで彼らはあえて移動しやすい簡素な造りの家を建て、砂の動きに合わせながら生きていた。