放送内容
1960年にブラジルの首都となったブラジリア。4年足らずで荒野に築かれた先進都市だった。その形は実にユニーク。上空から見ると飛行機のような形に見えることで知られる。街に降り立つと近代建築の巨匠オスカー・ニーマイヤーが設計したユニークな建物がズラリ。現代の車社会を予見し道路を張り巡らせ、快適な暮らしを目指し緑あふれる集合住宅も建設。65年前のブラジル人が思い描いた“夢の未来都市”の今を見た。
2人の建築家が手がけた計画都市
都市の基本設計を描いたルシオ・コスタ。飛行機の形に見える街の始まりは、彼がフリーハンドで描いたたった2本の線だった。街の主要な建物を設計したのがオスカー・ニーマイヤー。彼の建築の特徴は美しい曲線。その着想は故郷の自然などから得たものだった。
時代を先取り ユートピア
未来の暮らしを見据えて築かれたブラジリア。車がまだ庶民のものでは無かった時代に、街そのものが「車での移動」を前提に設計された。また規則正しく集合住宅が並ぶ住居区画には、効率的で快適な生活を追求した工夫も施されていた。