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202554日放送

シルクロード:ザラフシャン・カラクム回廊 〜 シルクロード 謎の遺跡群

放送内容

今回は人類史上最大級の交易網「シルクロード」の名がつく世界遺産。中央アジア3か国(ウズベキスタン/タジキスタン/トルクメニスタン)にまたがっている。タジキスタンの雪山を水源とするザラフシャン川(全長約300km)沿いに交易の道シルクロードの一部があり、カラクム砂漠まで繋がっていた。紀元前2世紀から約1700年間に渡る歴史だ。その道沿いに残る遺跡や建築、34か所が世界遺産に登録されている。

日本人が解く謎

古代シルクロードの交易の民ソグド人の謎に日本人考古学者が挑んでいる。その舞台はウズベキスタンの「青の都」サマルカンドから10kmほど離れた都市遺跡カフィル・カラ。ソグド人が世界的に交易を行っていたことが分かるものが多数出土している。

写真:放送内容

東西7000kmの交易網

ソグド人の都市の多くは現在のウズベキスタンやタジキスタン周辺にあったが、実はユーラシア大陸の広範囲に拠点が点在していて、駅伝形式で物資を運んでいた。タジキスタンのペンジケントの遺跡からは、唐の開元通宝を模した硬貨が見つかっている。

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青の霊廟群

ウズベキスタンの青の霊廟群はイスラム教の聖地の1つだ。最初に霊廟が築かれたのは1000年ほど前。神聖な色とされる青のタイルで飾られている。そして、ここはキャラヴァンサライ(隊商宿)でもあったのだ。

写真:放送内容

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