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ハンチョウ 神南署安積班

パナソニックドラマシアター 毎週月曜

神南署取調室〜出演者インタビュー〜

桜井太一郎役 山口翔悟さん

Q.演じている桜井太一郎の人物像を教えてください。

刑事という職業に真面目に取り組み、安積班の一員であることに誇りをもっている、礼儀正しい好青年です。
でも実は、この桜井という男を演じるのが、僕自身とても難しかったんですよ(笑)。
クランクイン前に、いろいろな桜井像が交錯していたため、どれが正しい桜井像なのか、自分で掴みきれなかったんです。
たとえば『坊ちゃんデカ』とか、『血気盛んな猪突猛進型熱血デカ』、『従順でおとなしい最年少デカ』など、人によっていろいろな桜井像があったんですね。
僕も原作と脚本を前に、この桜井太一郎をどう表現していこうかだいぶ考えました。
共演者の方々とも桜井像について話をする機会があったのですが、そこで出た意見が「安積班とは、例えるなら家族のような信頼関係を築いている仲間たちだろう」と。
安積が父親、水野は母親か長女、よく出来た長男が村雨で、須田・黒木が次男・三男。
で、桜井は甘えん坊の末っ子(笑)。
父親は凄すぎて雲の上のような人だから、努力すれば手が届きそうな一番上の兄を慕っている……そんな人物像のほうが、桜井という人間が解りやすくて面白いんじゃないかって。
桜井はいつも先輩たちと同じように行動しているし、先輩に対しても意見を主張したりして、いっぱしのデカを気取っているんですけど、まだまだ足りない部分が多くて、やはり安積班のなかでは未熟な存在なんです。
安積や村雨は経験も豊富な大人のデカですから失敗もしないし、判断も正しい。けど桜井は……というところが彼の魅力であり、個性だと思います。

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