Q.共演者との話し合いで、桜井像はどのようにまとまりましたか？

「桜井はもっと馬鹿でもいいんじゃないか」というアドバイスをもらいました。
たとえば安積班全員で会議中、みんな合点がいっているのに、桜井ひとりだけ「何でみんな頷いてるんですか？　何ですか？」と、キョトンと周りを見渡しているような天然ボケキャラでいいだろうと。
天然ボケ・桜井にみんなが突っ込むことで芝居が広がるし、桜井の人柄も明確になる。
甘えん坊な末っ子的立場だからこそのガキ臭さを全面に出した表現ができれば、もっとドラマ版の桜井太一郎が輝いていくように思います。

Q.今までのなかで、『桜井らしいなぁ』と感じたセリフはありますか？

たくさんありますが、一番桜井らしいなぁと感じたのが、第1話冒頭で「はやくみんなに会いたいから退院してきた」と言う須田さんに、「いいなぁ、そういう須田さんって♪」と応じたセリフ。
これは元々脚本になくて、監督から追加されたセリフなのですが、『先輩大好き！』みたいな無邪気さ全開で、彼の純粋な性格がよく現れているなと思います。
照れもせずに、自分が好意を持っている人には素直に声をかけられる、“キュート”な男なんですよね。