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インタビュー

尾崎誠役 小澤征悦さん

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シリーズ5に出演することになった感想は?

普通に観ていた作品だったので、「あの世界観に入れるんだ」って、まずはすごく嬉しかったです。これだけ長く続いている作品ですから、“現場の力”みたいなものがあるだろうなと思ってはいたんですけど、実際に現場に入ると、やっぱり結束力があって、クオリティーの高い現場だと感じました。 第1話、2話と続編になっているんですが、新しいシリーズの幕開けにふさわしいストーリー展開になっていると思います。いろんな仕掛けがあって、観ている方はすごく楽しめると思います。

今回演じられる尾崎誠はどんな人物ですか?

蔵之介さんが演じられる安積と同じ警部補という役職の刑事で、ある程度、責任のある立場だと思います。キャラクターとしては、無精ヒゲを生やさせてもらって、ちょっとアウトローな感じで無口で、なにを考えているかよくわからないという人物。 役作りについて監督と話をさせて頂いた中で、なるほどと思ったのが声のトーンについて。監督から「声をワントーンさげてセリフを言ってみて」と言われて、実際にそうやって演じたとき、自分の中でなにか、尾崎というキャラクターの一旦を掴めたという実感がありました。 今までの「ハンチョウ」って、人情味の部分を大切にした作風で、どちらかというと明るい感じのドラマだという印象が自分の中にはあったんですけど、今回は、僕が演じる尾崎と安積ハンチョウが対立するような関係性もあって、今までの「ハンチョウ」とは、また少し違った作品になると思います。このような役を演じることができて、すごく楽しいですし嬉しいですね。

佐々木蔵之介さんの印象は?

蔵之介さんの芝居には、心がある。その都度演じられるいろんなキャラクターが、それぞれ本当に生きている人間のように感じるんです。セリフを言うだけじゃそうは見えない。それは蔵之介さんが持っている“芝居の力”だと思います。現場にスーツを着て入ってきたら、もう「ハンチョウ」にしか見えないですからね。 昔から大好きな役者さんだったので、今回、こうして役者として向かい合ってぶつかり合えることがすごく嬉しいですし、役者としての、自分の勉強にもなると確信しながら撮影に臨んでいます。

比嘉さんと福士さんの印象は?

お二人とも今回が初めての共演だったんですけど、福士君とは撮影に入る前に飲みに行きまして、いろいろと話をする機会があったんですけど、なんか言うことが似てるんですよね。物事の感じ方やとらえ方というか。こうして共演できることに、なにか縁を感じましたね。 比嘉さんは、お綺麗だし芝居もうまいんですけど、“天然的”なところがあるんです。「天然だよね」っていうと「天然じゃないです!」っていうんですけど、誰にも真似できないアクロバティックな天然さを出すんですよね。ホント、勉強になってます(笑)。

シリーズ5への意気込みは?

シリーズ5のサブタイトルというかキャッチコピーに「移動先はアウェー」とありますけど、長く続いているシリーズということで、僕からすれば、僕自身がまだ“アウェー”の立場。これから、共演させてもらうみなさんやスタッフと、新しい「ハンチョウ」を作っていく中で、今まで観ていてくれた方たちの期待を裏切らず、それ以上の魅力を出せたらいいなと思っています。頑張りますので、楽しみにしていただければと思います。