中野裕太さんインタビュー

『 ヘブンズ・フラワー 』 の魅力はどこですか?

2060年の設定ということで、セットや衣裳など独特の世界観を表現しているところも魅力のひとつですが、僕は “ 愛情 ” や “ 温もり ” を感じて欲しいなと思っています。
花が咲かなくなり、食糧危機で、「 不毛の地となった日本 」 のお話ですが、そんな異常な空間においても、人間の感情というのは根本的に変わらないと思うんです。『 ヘブンズ・フラワー 』 は、家族への愛・仲間への愛であふれているし、登場人物すべてがピュアに生きている。アクションシーンもみどころですが、やっぱり僕は、“ 愛情 ” や “ 温もり ” がこのドラマの魅力だと思いますので、ご覧いただいて、そういうところを感じ取っていただければ嬉しいです。

演じるナルキに関して

ナルキは自分に近い役をいただけたなと思っています。
アイやシオンは感情を隠していますが、ナルキは誰よりも人間らしい感情を持っている人物。人間臭さ、笑顔、悲しみなど、色々な表情を込められる役柄だと思うので、演じていて楽しいですね。僕自身もあまり斜に構えるタイプではないので、共感する部分は多いですね。

共演者の年齢層が様々ですがいかがですか?

アイ、シオン、ハル、子供たち… みんなからインスパイアーされっぱなしですね。
いい緊張感といい緩さがあります。“ 緩さ ” というのは “ ダレている ” という意味ではなくて、それぞれが役を掴んで演じているので、現場に緩急があるということです。毎回、毎回、すごく刺激になりますね。
三田佳子さんとは初めてお会いしたのですが、ビックリしました!後姿で、“ 女優さん ” ということが分かるんですよ。表現が難しいのですが、三田さんの周りには “ いい意味の張り詰めた空気がある ” んです。オーラというか、存在感というか、「 これがベテランということか!」 と、めちゃくちゃ驚きました。実際にお話してみると、気取っていないし、気さくで、すごく優しい方でした。三田さんから学ぶところは多いですね。

プロデューサーの高成さん、脚本の大林さん、主演の川島さんと女性のスタッフ・キャストの多い作品ですが…。

セット・ロケーション・衣裳など独特なんですが、母性愛や温もり・繊細さを感じるのは、女性ならではかもしれませんね。そういう雰囲気が撮影現場にもあり、居心地がいいですね。

最後に、視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。

キャスト・スタッフ一同、愛情深く、真剣に、熱い思いで 『 ヘブンズ・フラワー 』 の撮影に挑んでいますので、ぜひぜひご覧くださいね。