今野敏サスペンス 隠蔽捜査〜去就〜

2019年3月11日

解説放送あり

みどころ

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あのドラマが2時間ドラマで帰って来た!!
杉本哲太・古田新太のW主演で
今野敏原作のベストセラーシリーズ最新作をドラマ化
再び危機に陥った竜崎と伊丹の運命は?

杉本哲太、古田新太のW主演で、TBS連続ドラマとして2014年1月期に放送された『隠蔽捜査』が2時間ドラマとして帰ってくる。

原作は今野敏の「隠蔽捜査シリーズ」。これまで「吉川英治文学新人賞」「山本周五郎賞」「日本推理作家協会賞」、さらに2017年にシリーズ全体で「第2回吉川英治文庫賞」を受賞するなど、数々の 賞に輝いた人気作だ。今回は「小説新潮」で2014年8月号〜2016年2月号連載、2016年7月に単行本となった「去就—隠蔽捜査6—」をドラマ化する。

主要キャストは連続ドラマと同じ豪華メンバーが再集結。東大卒で元エリート警察官僚の主人公・竜崎 伸也を演じるのは杉本哲太。竜崎は息子の不祥事を自ら申告し、キャリア官僚としては異例の降格人事を 受け入れ、大森北署署長として赴任した“変人”と呼ばれる男だ。
そしてもう1人の主人公、私立大出身のキャリア、警視庁刑事部長の伊丹俊太郎を演じるのは古田新太。伊丹は竜崎とは相反して人当たりがよく物分りのいい男。そんな2人は幼馴染で同期でもある。

物語は、階級や上下の面子に一切こだわらず降格をも恐れない竜崎と、本音と建前を使い分け周囲を気遣い、物事全てに柔軟な対応をする伊丹を軸に、警察内の権力闘争、人間関係、そして家庭の事件を多彩な キャストで描く異色の警察ミステリーだ。

共演には竜崎の妻・冴子役に鈴木砂羽、アクの強い個性派 刑事・戸高善信役に安田顕、そしてドラマオリジナルキャラ クターで、竜崎と伊丹の同期、出世競争で一歩リードしている警察庁長官官房長・上條貴仁役に生瀬勝久と豪華メンバーで ご覧いただく。

——事件は現場だけではなく、会議室や家庭でも起きている——
事件解決の謎解きとスリル、そして警察内部の対立と闘争をスリリングに、そして痛快に描く異色の警察ミステリーに乞うご期待!

コメント

杉本哲太さん

今回は、古田新太さんと2人のシーンから撮影に入りました。そして、ライバル上條役の生瀬勝久さんや、妻役の鈴木砂羽さんと、それぞれ相対する方との撮影を重ねるごとに「あ〜そうだった」「こうだった」などと、連続ドラマのころを思い出しながらの楽しい現場となりました。ある意味、僕の演じる“変人”竜崎の 言動、行動は一貫しているので、むしろデジャブー感といいますか、変わらなさをスタッフと一緒に味わえたと思います。
また、「去就」というサブタイトルだけあって、ストーリー的には「どうなるんだ?」と僕も思ったぐらいに竜崎の今後や、伊丹とのコンビなどが気になる内容となっています。そういう意味でも『隠蔽捜査』の魅力が2時間に凝縮されていると思いますので、原作のファンだけでなく、初めてご覧になる方もお楽しみいただけると思います。ぜひ、ご期待ください。

古田新太さん

今回は推理劇の方にかなり重きがあるようで、犯人探しというよりも、トリックとか動機とかが徐々に わかっていく謎解きがドラマチックな内容で非常に面白いと思いました。
また、杉本哲太さんは真面目というわけではないですけれど、生真面目さというか、堅物的なところが竜崎役に合っているなと改めて思いました。変人と呼ばれるくらい堅物の竜崎ですが、それでも伊丹は幼馴染の竜崎を決して嫌いにならないんだろうなっていうのが今回もそこかしこに出ています。そこに生瀬勝久さん演じる同期で出世頭の上條が絡んでどうなるか? が、人間模様も含めて面白いところだと思います。
今野敏さんの原作ファンの皆さんから、連続ドラマでは伊丹が一番イメージが違うと言われていましたが、今回はそれを払拭できるように頑張りますので、是非楽しみにしてください。

原作・今野 敏さん

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再び『隠蔽捜査』の撮影現場を訪ねることができて、こんなにうれしいことはありません。まさに奇跡の キャスティングだと思っています。連続ドラマの時は、毎週ワクワクして観たものでした。私自身、この ドラマのファンです。こんなに楽しいドラマに出会え、原作者冥利に尽きるというものです。
大変なスケジュールの中、再び役を引き受けてくださったキャストの方々、また果敢にキャスティングに 挑戦してくださったスタッフの方々に、心から感謝しています。
そして、今から放送を楽しみにしています。

橘 康仁プロデューサー

5年ぶりに『隠蔽捜査』が帰ってきました! 連ドラ撮影時、演出を担当した岡本伸吾さんを中心にスタッフ、キャストの結束も高く、レギュラーキャストが揃ってこのような単発スペシャルが実現したことが本当にうれしくてたまりません。
謎解きやミステリードラマとして楽しめることは勿論、『隠蔽捜査』はそれ以上に人間ドラマが楽しめる 物語だと自負しています。三人の同期、同僚、そして家族。難事件とシンクロしながら、登場人物それぞれに問題が起こりますが、ひとりひとりの登場人物が自分の人生をしっかり生き、その問題に向き合います。善悪が混沌とする状況、そして、そんなままならない状況でも恐れず立ち向かう“勇気“というものを感じてもらえたらと思います。今野敏さんの傑作を再び映像化できる機会を頂きまして、関係者の皆さんに感謝しつつ、自信をもって見応えのあるドラマをお届けしたいと思います!