過去の放送内容
2019年1月13日放送
特集
スゴイ社長たちが大集合!!2019年の新年会を開催
社長たちが一番気になっている会社を大発表
必読!「スゴイ社長が選ぶ 私の1冊」とは!?
ゲスト
旭酒造株式会社 会長 桜井博志さん
株式会社ニトリホールディングス 代表取締役会長兼CEO 似鳥昭雄さん
日本交通株式会社 代表取締役会長/JapanTaxi株式会社 代表取締役社長執行役員CEO 川鍋一朗さん
ハウステンボス株式会社 代表取締役社長/(株)エイチ・アイ・エス代表取締役会長兼社長(CEO) 澤田秀雄さん
星野リゾート 代表 星野佳路さん
番組内容
今回はすごい社長が勢揃い!ここでしか見られない、大新年会を開催!
すごい社長がこっそり教える、今気になっている儲かり会社を大紹介!
ニトリの似鳥会長が教える、年間売上げ100億円の会社。そのビジネスとは一体…?
さらに、すごい社長のすごいご自宅を訪問!そのすごい本棚を本邦初公開!
儲かり会社を作った運命の1冊とは!?
2019年最初の『がっちりマンデー!!』は
恒例のスゴイ社長たちをスタジオにお招きしての新年会です!
星野リゾート星野代表が気になる会社「MATCHA」
2019年、すごい社長が気になるあの会社。
星野リゾートの星野代表が気になる会社が…
「MATCHA(マッチャ)」
星野代表いわく、「社長が頼りなくみえるけど、実はかなりのやり手」とのこと。
早速、浅草にあるオフィスへ
こちらがマッチャの青木社長、29歳。
一体、何をしている会社なのでしょうか?
青木社長:日本に来る外国人向けのウェブメディアを運営している会社ですね。日本に来る外国の人が日本を旅行する際に
参考となる情報だったりとか記事が集まっているメディアです。
そう青木社長が作っているのは…
「MATCHA」という、外国人観光客向けの情報サイト。
日本の観光地やレストラン、風習などを外国人向けに紹介しています。
その記事は、英語や中国語、スペイン語に、タイ語などなど、10種類の言語で表記。
そんな記事の中に、普通の観光情報とは、ちょっと違ったものがあるのが「MATCHA」の特徴。
青木社長:例えばコンビニでのコーヒーの入れ方の記事だったりだとか、日本人からしてみれば、セブンイレブン行ってレギュラーでとか言えるじゃないですか。でも海外の人からすればどうやって頼んでいいかのかわからないんですよね。そういった情報はニーズがあるんです。
他にも、日本のビールはなぜ泡が多いのか?とか…
ネットカフェの正しい使い方とか…
新宿駅山手線ホームからのスムーズな脱出法などなど、日本人にとっては当たり前のことでも、日本に来る外国人には意外とわからない、でも結構重要な情報ってのを色々載せているんです。
その人気の程は?
青木社長:毎月240万くらいの人が見ています。日本に来る外国人向けのメディアでは1位と自負しています。
無料で見ることが出来る、「MATCHA」の主な収入源は広告。
年間売上げはおいくらなんでしょうか?
青木社長:今年2億ちょっと…
社長の見た目は頼りないけどビジネスは絶好調!
そんな「MATCHA」には、外国人の人気を集める、細かい工夫がいろいろありました!
それは言語表記の選択画面に…
青木社長:インドネシア、ベトナム…あとは「やさしい日本語」がある。
「やさしい日本語」?
一体何なのでしょうか?
記事を見てみると…
漢字にルビがふってあって、中には英語のルビも。
青木社長:日本語学習者向けの日本語で、日本語を学んでいる人が今の日本語を知れて、日本に触れながら日本語に触れられるんです。
そう、日本を訪れる外国人は日本語を勉強中という人が結構多い!
そこに、日本語を学びながら、日本の文化に触れることが出来る「やさしい日本語」がぴったりはまったというわけなんです。
そして「MACHA」が人気の理由がもうひとつ!
外国人本人が記事を書くということ。
オフィスを見てみると…
いろんな国の記者が…。
日本に暮らしている外国人記者が、日本に来た当初、困ったことや、家族や友人によく聞かれることを記事にしているんです。
記者の一人、台湾から来たワンさんに話を伺うと…
ワンさん:周りの家族や友達が日本に来る前にいつも聞かれるんですね、「ねぇねぇ、来月東京行くんだけど服はどうする?」と聞かれて…
確かに、四季の変化が大きく、気温差が激しい日本に旅行に来る外国人観光客にとって、どんな服を着ていけばいいか気になるところ。
そこで毎月、今、東京の人が着ている服装を記事にしたところ、これが大好評!
ワンさん:関西版は今、完了して、次は漫画の形で北海道版を作ってます。
さらに!外国人のための記事を書くため、「MATCHA」の記者がしていることがあるという。
記者の2人が会ったのは、「MATCHA」の読者で、ロシアから観光で来られた、アンナさん。
旅の途中にインタビュー!
アンナさん:あなた方の記事は好きです。短くて、情報が多いです。だってロシア人は長い文章を読まないから。
そう、「MACHA」では、お気に入りの観光スポットやグルメを聞くだけではなく、ロシア人は短い文章が好き、など文章の好みまでリサーチ。同じ記事でも、お国ごとに細かく変える、なんてこともしてるんだとか。
芸が細かい!
「MATCHA」は、外国人の視点で、がっちり!
日本交通川鍋会長が気になる会社「SQUEEZE」
2019年スゴい社長が気になるあの会社。
日本交通川鍋会長が気になる会社は…
「SQUEEZE」
川鍋会長いわく、流行のアレに、うまく目を付けてる、とのこと。
一体どんなビジネスなのでしょうか?
やって来たのは、大阪府大阪市。
オフィスで迎えてくれたのは、社長の舘林さん、29歳。
舘林さんが24歳の時に始めた、目の付け所が良いビジネスとは一体何なのでしょうか?
舘林社長:民泊の運営代行をしている会社になります。マンションの管理会社の民泊版をやっているといったイメージかなと思います。
民泊の、代行??
そもそも民泊とは、個人が持っているマンションの一室や一軒家を、旅行者の宿泊用に貸し出すサービス。
Airbnbなど、世界規模で、この「民泊」を仲介するサイトなどもでき、日本でも、話題になりました。
この民泊ビジネスを始めたい人に、面倒な作業を代わりにやりますよ、というのが、舘林さんの会社らしい。
なんでもこの「民泊」、空いてる部屋があるからって軽い気持ちで手を出すと、思わぬ落とし穴があるとのこと。
舘林社長:色んな方に見て頂かないといけないので、色んな宿泊サイトに「登録」をする。そういった最初のスタートがあります。
そう、まず大変なのが民泊サイトへの登録。
儲けるためには、なるべくたくさんのサイトに登録するのが、鉄則らしいんですが、これがめんどくさい!
間取りの写真を載せたり、しかも、民泊利用者の8割以上は、外国人観光客なので、説明は英語で書かないとダメなんです。このへんも、舘林さんの会社がまるまるやってくれるんだとか。
舘林社長:任せて頂いた物件は、当社の方で、お部屋作りから自治体への登録、色んなサイトへの掲載、集客、問い合わせ代行、全部一連で、オペレーションで運用します。
物件の情報を伝えれば、日本語・英語・中国語の3種類で、主な民泊情報サイトに物件のデータを入れてくれます。
めんどくさい写真撮影も、スタッフが代わりに撮影。
そして、泊まりたい外国人客からのメールや電話などでの問い合わせにも、3ヵ国の言語で対応してくれるんです。
ちなみにこの代行サービス、その名も「スイートブック」は、宿泊料金の約20%〜25%を手数料としていただく仕組み。
5年前に始めたこのビジネス、現在すでに、日本中の約2000部屋の物件が登録。かなり好調なんだそう!
さて、この民泊代行サービスが1番重宝されるのが、オーナーさんにとっては悩みのタネの、ある作業。
舘林社長:民泊で1番難しいのは「清掃」になります。
そう、客室の清掃。
なんとお客さんのチェックアウト時間に合わせて、スイートブックが、民泊の部屋がある地域の地元の清掃業者を手配してくれるんです。
実際にスイートブックを使って、北海道でなんと、約180部屋もの民泊を運営しているという、株式会社MASSIVESAPPOROの川村代表に話を伺いしました。
川村代表:清掃の依頼をするのでも、「水曜日、◯◯の物件清掃入れますか?」って、1件1件電話していたら、時間いくらあっても足りないですし、その清掃の依頼する手間が省けるのは非常に大きいです。スイートブックを使った方が儲かるというよりも、無いと成り立たないという感覚ですかね。
まさに、民泊ブームの波にうまくのった舘林さん。
SQUEEZEでは「民泊代行」のノウハウをよりうまく活かした、もう1つの儲かり戦略がありました。
それは…
舘林社長:こちらになります。民泊型のホテルになります。
民泊型のホテル?
どういうことかというと…
実はこちらのビル、元々は1階にあるお店の倉庫。
舘林さんはこのビルの24部屋を借り上げ、すべての部屋を、マンション風にリフォーム。
つまり、24部屋の民泊部屋が集合した巨大な民泊ビルを作ったんです。
でもこれ、ホテルと同じではないのでしょうか?
舘林社長:今までホテルができないと言われていた狭小地だったり、小さいビル、空きビルを当社では民泊型の施設に転用して、オペレーションすることが可能になります。
舘林さんは、これまでホテルが建てられなかった雑居ビルなど、5棟を、民泊ビルにリニューアル。
スタッフ:売上げってどのくらいなんですか?
舘林社長:売上げの方は一般公開していないんですけど、非常に上手くいっております。
スタッフ:儲かってる?
舘林社長:非常にがっちり上手くいってます。
2019年度中には、さらに10棟をオープン予定なんだとか。
SQUEEZEは民泊でがっちり!
似鳥会長の自宅に潜入!本棚から選ぶ私の一冊は…?
スゴイ社長が選ぶ、私の1冊!まずは…
お出迎え頂いたのは、ニトリの似鳥会長。
北海道がご実家の似鳥さん、今回は単身赴任の東京都内のマンションのご自宅にお邪魔することに。
最初にスタッフの目に飛び込んできたのは、玄関に置かれていた陶器でできたオウムの置物。
スタッフ:なんですか、この鳥?高いんですか?
似鳥会長:1千万円以上すると思うけど…
1千万円以上もする置物が、ポンと玄関にあるなんて、さすが似鳥さん!
ということで早速、ご自宅の中へ。
そこには、
なんとこの日は、たまたま北海道のご実家から、いらっしゃっていた似鳥会長の奥様が!
スタッフ:家具とかは奥さんが選んだんですか?
奥さん:私が選んだんです。
奥様がセレクトしたオシャレな家具が並ぶのが、マンションの最上階、1フロアまるまるの似鳥家の約48畳のリビング。
もちろん家具は全てニトリです!
スタッフ:会長って、本読んでるんですか?
奥さん:大好きです。
似鳥会長:だいたい月2〜3回は本屋に行って、毎回10冊ぐらいずつ買ってくるね。
では、さっそく本棚を見せて頂くことに…と、案内されたのが廊下…?
廊下に備え付けられた3つの棚が、似鳥会長の本棚。
本のタイトルを觀てみると…、「ゴルフドライバー上達ブック」に、グアムやエジプトのガイドブック。三国志関連の歴史本など、なぜか、お仕事とは関係なさそうな本が多い!
しかも!
スタッフ:似鳥会長、なんか「男のマナー講座」とか…これってモテたいってことですか?
似鳥会長:そうそうそうモテ方を勉強してます。
とにかく色んなジャンルの本がたくさんありますが、実はこれでもまだ一部。北海道の実家や、会社にある本も合わせると、ゆうに1,000冊以上があるんだとか。
そして、中でも大事な本は、廊下の本棚ではなく、寝室に…。
最近読んでいる本や何度も読み返したい本は、ベッドの横の衣装ダンスの上に置いているらしい。
そこに並ぶのは、ユニクロや、ザラ、ユニ・チャームにサムスンなど、他の会社さんのことを書いたビジネス本。
やっぱり、ちゃんと読んでるんですね!
さあ、それでは、似鳥会長!
あなたの、「1冊」を教えてください!
似鳥会長:「チェーンストア能力開発の原則」組織がどうあるべきか。ピラミッド型の組織から菅笠型の。トップからすぐ下に伝わるような菅笠型の組織がいいんですよ、とかね。
似鳥会長いわく、この本を書いた渥美さんというのは、似鳥会長のビジネスの一番の師匠。チェーン店の作り方から、人材の育て方、専門用語の意味まで、確かに事細かにいろいろなことが書いてあるんです。
似鳥会長:20代の教育、30代の教育、40代50代の教育って、これ全部書いてあるんですよね。
スタッフ:その書いてあることっていうのは、今のニトリにも反映されてるんですか?
似鳥会長:もちろん。全部これをもとにうちの教育体系とか、ニトリ大学とか作ってるんですよ。今あるのはこの本のお陰だと。この先生のお陰ですね。
お値段は、一冊1,400円!チェーン店をつくりたいあなた、読んでみては?
獺祭の桜井会長の自宅に潜入!本棚から選ぶ私の一冊は…?
スゴイ社長が選ぶ本私の1冊!
続いては…
山口県岩国市の山並みのなかに立つビルは、獺祭の旭酒造の本社。ここで待ち合わせたのは、桜井会長。
早速ですが、ご自宅の本棚にある本を見せてもらうことに。
桜井会長:了解致しました。上ですけど、12階ですから。
そう、実は桜井会長のご自宅は、本社ビルの最上階に。
桜井会長:こちらです。どうぞ。
なんとそこには桜井会長の奥様がお出迎え!
玄関を入るとすぐに、広々としたリビングが。
純白のピアノは、奥様ご愛用。大きなテーブルは、社員を招いてお食事をするためなんだとか。
さらに…
桜井会長:見晴らしいでしょ、ちょうど今秋の紅葉の時期ですから。
窓からは岩国の山並みが一望!桜井会長いわく、ここは山口県で4番目に高い建物なんだそう。
スタッフ:お酒はやっぱり獺祭なんですか?
奥さん:もちろん、毎日。99%桜井会長の中に獺祭が流れてます。
ところで桜井会長、私の1冊がある本棚はどこにあるのでしょうか?
桜井会長:これです。
なんと、リビングの壁一面まるまるが、桜井会長の本棚。そのうち7割くらいが、やはりビジネス書。「ワークシフト」や…「やり抜く力」といったベストセラーも。
スタッフ:本は1か月に何冊くらい読むんですか?
桜井会長:5〜6冊くらい読むんじゃないんですか、いろんなもの全部入れて。
スタッフ:ビジネス書のほうが割合的に多いですよね?
桜井会長:情けないことに、ビジネス書みたいに楽してお金を儲けましょうっていう本は、さっと読めるんですよ。ミステリーなんかは時間がかかるんですよ。
ミステリー?確かに、本棚の残り3割には、お仕事とは全然関係なさそうな本が…。
桜井会長:文庫本が多いでしょ。小説が多いと思います。
スタッフ:「サトリ」とか、「天国でまた会おう」、「夜に生きる」…。
桜井会長:バイオレンス小説ですよね。
桜井会長:あと今読んでる、「ブラックスクリーム」って新作ですよね。連続殺人鬼が理想とする音楽をつくる為に、人の悲鳴でつくるわけですよ、というおどろおどろしいとんでもない小説なんですが。
スタッフ:バイオレンス小説がお好きなんですか?
桜井会長:いやいや、そうではないんですけど…。ちょっと会社のイメージが…(笑)
司馬遼太郎の歴史小説「坂の上の雲」には、意外なエピソードも…。
桜井会長:「坂の上の雲」ってどっかに「獺祭」って出てくるんですよ。
本を開いてみると、確かに「獺祭」という文字が。
実は会長、ここからお酒の名前を決めたんだとか。
ちなみに意味は「参考資料を周囲に広げること」
さらに本棚をチェックしていると…
一冊だけ明らかに見た目の違う、ボロボロの本を発見。
スタッフ:こちらは「清酒製造技術」?
桜井会長:これはよく読んでますね。30年位前から何度も何度も読んでいる本。
スタッフ:だから結構ボロボロ…。
桜井会長:ボロボロでしょ。
桜井会長、30年前から、この本に書いてある麹の作り方や、酒造に必要な設備計画など、お酒造りの基本をひとつひとつ学びながら、獺祭を生み出したんだとか。
桜井会長:私にとったらバイブルみたいな本、結局これ読んでみると、酒造りというのは、理論的に説明していけるもんだということが理解できたんですよね。値段も4,000円、元とってますよね。
さて、それでは桜井会長、私の1冊を教えてください。
桜井会長:日下公人さんって、面白かったですね。この人ね、面白い切り口でニュービジネスを見られていた方で、例えば、細かく分析して理屈でワーっという人が偉いって、一般的にはそう思いますよね。だけど本当にビジネス上大切なのは直感力というか。感じる力が大事だと言っている。
スタッフ:それってでも会長がやっているその獺祭造りと反対じゃないですか?理論でデータを集めて、お酒をつくるというのと、ちょっと真逆じゃないですか。
桜井会長:確かにね、だから面白いのかもしれない。ただ、私らも実際に酒を造るときに今日までのデータは、全部出てきますね、数値は出てきますよね。でも明日どうなるかってわからないわけでしょ?そうするとここを乗り越えるのはいわば、感じる力しかないですよね。
「理論」と「直感力」その両方が大事ってことなんですね。
桜井会長:旭酒造は、日下公人さんの「発想の極意」でがっちり!
似鳥会長が気になる会社「IBJ」
2019年、すごい社長が気になるあの会社。
ニトリホールディングス、似鳥会長が気になる会社が…
「IBJ」
東京は新宿にある本社へ伺ってみると…
ビルの12階ワンフロアまるまるがオフィス、となかなかの広さ。
そしてこちらが似鳥会長も一目置くという石坂社長。
何をしている会社なのでしょうか?
石坂社長:結婚相談所を繋ぐサービスをしています。
結婚相談所を「繋ぐ」?結婚相手を探してくれるサービスといえば、「ワン・ツヴァイ・ケッコン」や「楽天オーネット」など、大手の業者さんがいろいろありますが、このIBJは、それとはちょっと違うらしい。
石坂社長:各地域で昔からですね、仲人おばさんとかお世話好きの人はいたわけで。地域に結婚相談所が根ざしてる方が強いんですよ。ただそれが分断されていて会員さんが多くはならない、ご縁が限界があるということで。
そこで、IBJは全国を一社でカバーする大手と違い、日本中にたくさんある、町の結婚相談所をネットワークで繋ぎ、それぞれのお客さん同士を繋ぎ合わせるというサービスをしている会社なんです。現在、IBJに加盟している結婚相談所の数は、なんと、1,840!これ、日本にある結婚相談所の、実に8割以上というからスゴい!トータルの会員数は約6万名!とこれまたでかい!
これはかなり儲かってるのではないのでしょうか?
石坂社長:まあまあ。年間売り上げは今期は100億を超えます。
その儲かりネットワークを確かめるべく、IBJに加盟している、三重県の結婚相談所、JMA四日市に行ってみることに…。
JMA四日市の片山社長が、結婚相談所を始めたのは、今からおよそ30年前。そして、12年前、IBJに加盟したそうなんですが、それ以降、年間のお見合い件数が3割アップ!
なんでも片山さんによると、加盟して、お仕事のやり方が大きく変わったんだとか…。
片山社長:以前は紙媒体でファックス送ったり電話でお申し込みしたりだったんですが、今はスマホでインターネットを使って申し込みするんですけど、すごい便利だと思います。
そう、結婚相談所がIT化!でも、最初はこれが、とにかく大変だったそうで…
石坂社長:最初、皆さん紙と電話とファックスでずっとやっていたわけですから、長年。それをネットだ!アプリだ!ITで繋ぐんだって言っても、そんなの要らないってまず拒否反応ですよね。最初ね。本当に最初パソコン教室から始めるような感覚でした。
石坂社長自ら、結婚相談所の女性たちに、パソコンを教えるところからスタートしたんだとか。
さて、それでは、実際にどんな風に結婚相談所がつながっているのか、独身AD、由良のお相手を探しながら、見せてもらうことに。
まずは、経歴や趣味など、自分の情報と、希望する相手の年齢や職業などを聞き取り。
それをパソコンのIBJ会員登録画面に入力すると…
片山社長:できました。
AD由良の条件に会う男性の数は…
片山社長:9,757人でました。
あっという間に、全国の結婚相談所からのデータが集まった!これはすごい!
気に入った相手が見つかったら、お互いの結婚相談所が間に入って、お見合いの調整など今後の段取りを進めていきます。
本人同士で連絡を取り合うより、プロ同士が間に入った方がやはりスムーズ。たとえば、とあるお見合いのあとの、JMA四日市と東京の相談所さんのメールのやり取り。本人同士のやりとりがすこし止まったところで…
東京の結婚相談所:お互いに遠慮していたようです。なんとか盛り返したいと存じます。
JAM四日市:ご遠慮なさらずに積極的にメールしていただければと存じます。
と、相談所同士の連携プレイも!これは心強い!
そんなIBJで去年1年に結婚したのは、なんと、6,000組以上!
これは日本の結婚組数の1%っていうからすごい!
IBJは全国の結婚相談所をつなげてがっちり!
ハウステンボスの澤田社長の自宅に潜入!本棚から選ぶ私の一冊は…?
スゴイ社長が選ぶ本、私の1冊!
続いて、
やって来たのは都内某所の巨大な一軒家。
かなり厳重な警備が敷かれている様子ですが、一体、どなたのお家なのでしょうか?
巨大な扉の先でお出迎え頂いたのは、ハウステンボスの澤田社長。
こちらのお宅は、澤田社長がプライベートはもちろん、お仕事やおもてなしの場としても使っているんだとか。
中に入ってみると、そこには…
10人掛けのソファを兼ね備えた、打ち合わせなどで使用する応接室や、
数百名規模のパーティーが開催できる、パーティールームと、まるで、ホテルか大使館のような豪華な作り。
この豪邸の一体どんな場所に、澤田社長の本棚があるのでしょうか?
階段を下りて向かった先には、地下室への扉が…。
澤田社長:ここ本棚。
そう、こちらの地下室は、部屋全部が本棚という、本棚ルーム。
そこにあるのは孫氏の兵法から、気功や血糖値関連の健康系の本などいろいろ、ですが…
中でも目立つのが、「三国志」「徳川家康」」や「竜馬がゆく」といった、歴史に関する本。
澤田社長:国が栄えたり滅びたりするのは、やっぱり人がほとんど原因ですからね。それがどうしてかなというのが非常にわかりやすいから。
そして、もう一つ目を引くのが、「倒産」に関する本が、なぜかやたらと多いってこと。
スタッフ:けっこういっぱいありません?このジャンル。
澤田社長:いっぱいありますね。危なくないけど、どうしたら危なくなるか書いてあるから。
そう、大事なのは、常に最悪の事態を想定しておくこと。豪快に見えて、澤田社長、細やかな慎重派なんですね!
さらに、こちらの本棚には、実は、本以外にも大事なものが隠されているという。
何やら、本棚の脇に積まれた箱をどかしはじめましたが、一体何が入っているのでしょうか?
スタッフ:え?何ですかこれ?
澤田社長:ボールペン。
実はこれ、大砲の形を模したボールペン。
お値段はなんと、160万円!
旅好きな澤田社長は、国内外の各地に行った記念に、ボールペンを買い集めるのが、趣味らしい!数百円のものから、数百万円のものまで、その数、なんと1,000種類以上!
では、澤田社長。
そろそろ、「私の一冊」教えてください!
澤田社長:この「運命を拓く」。中村天風さんの。良い本ですよね。ものの考え方とか、生き方とか非常に勉強になりますよね
澤田社長が選んだのは、中村天風の「運命を拓く(ひらく)」
思想家の中村天風さんが自身の体験を通じて、とにかく、積極的な思考を勧めるこの本。京セラの創業者・稲盛和夫さんや、大谷翔平選手も愛読してる、名著らしい!
澤田社長:人生色々ありますからね。失敗もあれば辛いこともあれば、病気になることもあれば…その時、どういう風に心の持ち方ですよね。常に前向きにという。
HISやスカイマークを創業し、ハウステンボスを復活させた澤田社長にとって、この前向きという思考は、絶対に欠かせないんだそうです!