過去の放送内容
2018年12月16日放送
特集
業界新聞の記者に聞いた!せまい業界トップニュース!
宝石業界を揺るがす大事件!1億円のダイヤが機械で作れちゃう?
ゲスト
森永卓郎さん
山梨研磨宝飾新聞 朝日彰弘さん
日本種苗新聞 五味正弘さん
ヌーヴェルエステティックスパ日本版 玉利修さん
月刊食堂 通山茂之さん
朝雲新聞 菱川浩嗣さん
月刊食品包装 吉沢文雄さん
番組内容
今回のテーマは「業界新聞の記者に聞いたせまい業界トップニュース2018」
全国に2,000紙はあるという業界新聞。
その紙面には、業界のプロたちだけが注目する、とんでもないニュースで溢れかえっている!
そこで…今年も1年間の総まとめ!
編集部の記者の皆さんが2018年、一番スゴいと思った特ダネを厳選!
マニアックだけど、世の中変えちゃう儲かりニュース満載の30分です!
世界初!アレがないピーマンが誕生!
まず向かったのは、山梨県にある
日本種苗新聞!
「世界初!真上を向いて咲くヒマワリが開発された!」とか「種が小さくて、種ごと食べられる小玉スイカが好評価!」など苗や種の最新情報を扱う、農業関係者向けの新聞です。
お伺いしたのは、3度目の出演五味顧問。
2018年の日本種苗新聞のトップニュースは、一体、何なのでしょうか?
五味さん:今までにない全く新しいピーマンが開発されたと。それは、アレがないんです。
日本種苗新聞のせまい業界トップニュースは…
世界初!アレがないピーマンが誕生!
ということで、世界初のピーマンを開発した静岡にある、
「横浜植木」という会社の研究所へ。
横浜植木の伊藤さんに、アレがないピーマンを案内していただくことに。
伊藤さん:今回見ていただくのがこちらの品種です。
これが、世界初のピーマン!?
見た目は、いたって普通ですが…
伊藤さん:これが種なしピーマンです。種がないので「タネなっぴー」といいます。
普通、ピーマンといえば、中には種がぎっしりですが、こちらの「タネなっぴー」は、その名の通り、種が一つもない!
でも、ピーマンに種がなくなると、何がそんなに良いのでしょうか?実際、タネなっぴーを使った奥さんに聞いてみると…
奥さん:とにかく楽ですね。タネありだと切ってタネ出してっていうのが大変で。あとタネが意外と中に残りがちで、
そう、ピーマンを料理に使うとき、種がかなり多く、しかも小さいため、取り除く手間が結構、大変!
「タネなっぴー」なら、ピーマンの種のお悩みはすべて解決!
これはピーマンを食材に使う食品工場にとっても朗報!
大量のピーマンの種を人の手で取る手間が減るということになり、人件費も劇的に浮いちゃうんです!
「タネなっぴー」売れそうです!
そして、あの料理にも、大きな変化が起きるかも!
それは「ピーマンの肉詰め」
ピーマンの肉詰めは、ピーマンを縦に切るとピーマンと肉が分離してしまいがち。でも、タネ無しのピーマンなら、
ヘタを切って、そこに…
肉を詰めるだけ。
分離してしまう心配もありません。
そんな主婦の味方、「タネなっぴー」
便利なだけでなく、もちろん味も美味しい!
でも、どうしてタネの無い、世界初のピーマンを開発できたのでしょうか?
伊藤さん:約20年程前に、ピーマンを栽培してるところに、たまたま花粉が出ない株が一株ありまして、タネなしのピーマンがついてました。
ピーマンは、花の雄しべにある花粉が、雌しべにつくと、タネができて、実も大きくなる。でも、20年前、たまたま花粉が全くないピーマンができたんだとか。花粉がないということは、受粉できないから、タネができないけど、実も小さいまま。
そこで…
伊藤さん:花粉がなくても、実がつく形質のものを探しました。何百ものピーマンを掛け合わせて、とりあえず色々かけてみようと。
伊藤さんは、受粉しなくても実が大きくなるピーマンを探し、ありとあらゆるピーマンを交配しまくったんだとか。
そして、苦節10年。ついに…
伊藤さん:非常に大きいジャンボピーマンの中に、受粉せず実が大きくなるものをみつけました。ジャンボピーマンも色々やったのですが、この品種だけ、この特性をもってました。
ジャンボピーマンのある品種をかけあわせたところ、花粉がなくても、実が大きくなる、「タネなっぴー」ができたというわけ。
伊藤さん、すごい!
主婦の味方の「タネなっぴー」
いよいよ来年から、スーパーにも並ぶそうです。
これは儲かりそうだ!
横浜植木は、タネなしピーマンでがっちり!
宝石業界激震!ついに実現!グロウンダイヤモンド!…って何?
続いて向かったのは、
山梨研磨宝石新聞。
日本で最も宝石産業が盛んな県、
山梨県にある、この新聞、
「ジュエリーデザインアワードの大賞が、この作品に決定した」とか、「ジュエリーミュージアム飯野館長がトークイベントで熱く語った」とか、宝石関係者には目からウロコの情報が満載です!発信しているのは…
マンションのワンルームで、この新聞をたった一人で切り盛りする、2度目の登場、朝日編集長。
2018年の山梨研磨宝石新聞のトップニュース、教えてください!
朝日編集:ジュエリー業界を揺るがすような、一大事になると思います。どこを踏んだらどうなるのか分からない。そういう意味では地雷原だと。踏んだら爆発、回避すればそのまま進んでしまうし、
スタッフ:どっちだと思いますか?
朝日編集:地雷原だと思います。
地雷原??爆発!?何やら宝石業界で、かなり危険な大事件が起きているらしい…
編集長、何なんのでしょうか?
朝日編集:「グロウンダイヤモンド」というダイヤが開発され、製造されるようになったんです。ヤバいっていうのか予測不能ですね。宝飾業界の資産が暴落する。それほど大きな意味を持っているかと思います。
山梨研磨宝石新聞のせまい業界トップニュースは…
宝石業界の地雷原!?
グロウンダイヤモンド、ついに開発成功!!
ということで、日本で唯一、グロウンダイヤモンドを手がけているという「ピュアダイヤモンド」という会社へ。
実はここ、今回がテレビ初潜入!
早速、ピュアダイヤモンドの伊藤さんに話を伺いしました。
スタッフ:グロウンダイヤモンドと聞いたんですけど?
伊藤さん:やっとできたんですよ。業界がひっくりかえると思います。
果たして、業界がひっくり返るグロウンダイヤモンドとは!?
伊藤さん:こちらがグロウンダイヤモンドです。
スタッフ:何がすごいダイヤなんですか?
伊藤さん:天然のダイヤモンドと科学的に全く同じものを人工的につくることができるんです。
そう、なんと!
ついに天然と同じダイヤモンドを人工で作れるようになったんです!それが「グロウンダイヤモンド」!
スタッフ:天然と同じ炭素からですか?
伊藤さん:そうです、炭素からできてますし全く同じ硬さ全く同じ輝きをもってます。
これまでは、模造ダイヤといって、天然ダイヤモンドとは違う、ジルコニアって素材が使われていたり…硬さは硬いけど、透明度の無い、工業用ダイヤモンドしかなかった。しかし、グロウンダイヤモンドは、素材も、見た目も、天然のダイヤモンドと同じらしい!
さらに!
伊藤さん:これも作ったやつです。
スタッフ:何カラットですか?
伊藤さん:5カラットです。
スタッフ:天然だと高いですよね?
伊藤さん:たぶん店頭で4〜5千万円はします。
5千万円もする、5カラットの特大ダイヤモンドが、あっさり人工で作れちゃう!
さらに!さらに!
伊藤さん:こちらはレッドダイヤモンドです。天然でレッドダイモンドは希少性が高いので年間に1個出るかどうかで1億円以上はします。天然ダイヤも天然で色がつく。そのプロセスを再現することによって同じような色が出ます。
現在、地球上に数十個しか存在しないと言われるレア中のレア、レッドダイヤモンドも天然と全く同じものが作れちゃうんです。
しかも、驚きなのが…
スタッフ:原石をつくるのにどれくらいかかるんですか?
伊藤さん:1週間くらい。0.2カラットの原石から作るのに1日くらいです。
気になるお値段は、同じ大きさの天然ダイヤモンドの4割から5割引きのお値段!これはお得!
実は、このグロウンダイヤモンドを作る技術、アメリカでおよそ4年前に、確立されたらしいのですが、今現在、日本で手がけているのは、この会社、ピュアダイヤモンドだけ。
でも、一体どうやって作るのでしょうか?
伊藤さん:ダイヤモンドは地球のマントルの中でできます。高温と高圧の環境下でできるんです。その環境を人工的に再現するんです。
スタッフ:何気圧くらいですか?
伊藤さん:5万5,000気圧くらいです。
スタッフ:機械で作るんですか?
伊藤さん:はい。機械です。
天然ダイヤモンドが生まれるのは、地下120km以上深い、マントルの中。そこは、5万5千気圧、1,300度という環境なのですが、その超高圧超高温を特殊な機械で再現。
これまでの機械だと、圧力を上下2方向からしかかけられなかったのを…
最近、6方向からが可能になり、それによって、美しい「グロウンダイヤモンド」が作れるようになったというわけ。ただ、莫大な価値を生むかもしれない、スゴすぎる技術のため…
スタッフ:技術者の方に話を聞くというのは?
伊藤さん:人前に出られないんですよね。物凄い技術なので、顔が出てしまうとあの手、この手で他社さんが情報を取りに来るんですよね。
そう、ダイヤモンドを生み出すこの技術は、あちこちから狙われるため、全てがトップシークレットなんです!しかし、本当にグロウンダイヤモンドは、価値があるものなのでしょうか?疑り深いスタッフは、念のため、プロの鑑定士に見てもらうと…
鑑定士:めちゃくちゃ綺麗なダイヤモンドになりますね。
続いて、
測定器では…
スタッフ:これ今なにやってるんですか?
鑑定士:ダイヤモンドテスターといいまして、石の熱伝導率を確認させて頂く器具になります。ダイヤモンドとして反応出ております。
肉眼で見ても熱伝導率を測っても、本物のダイヤモンドと判定。
続いて…
こちらの測定器で見ると…
鑑定士:測定器で紫外線の透過しているか、してないかを測ります。
スタッフ:人工でつくったやつは透過しちゃうってことですね。不純物が無いから。
鑑定士:そうですね。店頭に持込があるレベルだと可能性としては低いです。
鑑定士さんによると、グロウンダイヤモンドは、透明すぎるため、逆に天然ではありえないもの、と判定できるんだとか。恐るべし、グロウンダイヤモンド!
スタッフ:いつくらいから本格的に販売するんですか?
伊藤さん:百貨店さんはもうお話きてます。
スタッフ:ダイヤモンドの価格も変わるんじゃないですか?
伊藤さん:変わると思います。
業界に波乱を呼ぶこと間違いなし。
グロウンダイヤモンドが、いよいよ、日本で本格的に販売される!
ピュアダイヤモンドは、グロウンダイヤモンドでがっちり!
▼スタジオでお話を伺いました。
朝日編集長:昔、天然真珠というのがあって、ミキモトさんが養殖真珠というのを作りだした時もやはり同じような戦いがあって、それと同じような動きになるのか、完全に潰されるのか。
加藤さん:結局どうなったんですか?真珠の養殖と天然は?
朝日編集長:養殖真珠は完全に受け入れられて、天然真珠が相当に暴落したと聞いております。
加藤さん:世間が同じとみなしたってことですね。
発売1か月で完売!たった10分黒いアレをつけるだけの最新美顔器!
続いて、向かったのは東京赤坂にある…
美容雑誌ヌーヴェルエステティックスパ
年4回発行の季刊誌で、年間の発行部数は8万部「ミストタイプのファンデーションが発売された」とか、トゲトゲのローラなどの美容器具まで美容に関する情報が満載!
2018年の美容雑誌ヌーヴェルエステティックスパトップニュースは、何だったのでしょうか?
玉利編集長に伺いました。
玉利編集長:発売が1か月で完売した美顔器があるんですよ。今までの美顔器とは全く違う新しいタイプで。その効果もすごいです。
スタッフ:美顔器ってローラーのイメージですが。全く違うんですか?
玉利編集長:全く違うと思います。
ヌーベルエステティックスパのせまい業界、トップニュースは…
発売から1か月で完売!
たった10分黒いアレをつけるだけのバカ売れ美顔器登場!
ということで、その美顔器を開発した、
江東区にあるヤーマンという会社へ
ヤーマンの吉田さんに話を伺いしました。
スタッフ:すごい美顔器があるってきいたんですけど?
吉田さん:こちらです。顔の下半身につけるマスク形の美顔器です。5月頃に発売させて頂いたんですが、だいたい1ヵ月で完売になりました。
美顔器っていうと、だいたいローラータイプが主流。でもこれ、コロコロするのが意外に面倒くさいんですよね。
でも、このメディリフトなら、10分装着するだけでたるんだ顔下半分の筋肉を、簡単に引き締められるらしい!
お値段、2万5千円!
吉田さん:10分つけるだけで効果出ます。
ということで、最近、1日に何食も食べてしまい、ふっくら感が日に日に増してしまっている、AD大野が挑戦!
見た目は、怪しさしかありませんが、本当に、たった10分で効果が出るのでしょうか!?
なにやら、ボタンを押して調整すると…
AD大野:おお!すごい!なんか、すごい!電気が肌に刺激与えてる、動かさない筋肉が動かされてる感じがします。
そして、10分後、
マスクを取ってみると…
スタッフ:あれ?すっきりしてる?
AD大野:ちょっとあがってませんか?ここにあったお肉が引き締まってるというか。
メディリフトを使う前と使った後を比較してみると、若干、顎周りがスッキリしているような…
吉田さん、これ、何なんですか?
吉田さん:どの筋肉にどういった周波数のEMSをあたえればいいかっていうのを突き詰めていって製品化にすることができました。肌を引き上げる効果があります。
そう、EMS。
筋肉に電気を流して、運動したのと同じ効果を出すということで、腹筋につけるヒット商品もありますが、このメディリフト、電極をお面のようなものに埋め込んで、顔に流すという、ありそうでなかったアイデア。
どの筋肉に、どれくらいの電気を流せば効果的なのか、ヤーマンさんのノウハウが、ぎっちり詰まってるそう。
そして、このメディリフト、その効果もさることながら、何よりも嬉しいのが、両手が空くこと。料理だって、見た目さえ気にしなければ、大丈夫!別の作業しながらもできるって手軽さも受けて現在、品薄状態なんだとか。
ヤーマンは、新しい美容機器でがっちり!