過去の放送内容
2018年1月14日放送

特集
新春恒例!スゴイ社長6人が大集合!
社長が「実はパクりたい」会社の名前を告白!
ゲスト
(株)大創産業 代表取締役 矢野博丈さん
(株)ニトリホールディングス
代表取締役会長兼CEO 似鳥昭雄さん
日本交通(株) 代表取締役会長 川鍋一朗さん
(株)ファミリーマート 代表取締役社長 澤田貴司さん
星野リゾート 代表 星野佳路さん
(株)ほぼ日 代表取締役 社長 糸井重里さん
※企業名50音順
番組内容
「社長スペシャル2018」第1弾!
スゴイ社長たちが気になるいま注目の会社が続々登場!
ほぼ日・糸井社長が推薦!北海道を代表するお菓子メーカー六花亭の秘密!老若男女問わず愛されるお菓子作りに欠かせないのは、社内報!?
日本交通、川鍋会長が推薦!徳島県の小さなタクシー会社が革命を起こす!
ほぼ日の糸井社長が気になる老舗お菓子メーカー「六花亭」の秘密!?
ほぼ日の糸井さんが気になる会社それは…

「六花亭」!
六花亭といえば、1933年創業の北海道を代表するお菓子メーカー。
超ロングセラー、看板商品の「マルセイバターサンド」や、甘酸っぱい「ストロベリーチョコ」などお土産でも定番です。
本社がある地元帯広でも、お菓子と言えば六花亭!ってくらい、みんなに愛されています。
そんな六花亭の儲かるヒミツを探るべく、めったに取材の許可が下りない本社へ!
ご丁寧に出迎えてくれたのは、2年前まで六花亭の社長さんで、今は食文化研究所の所長を務める、小田豊さん!
スタッフ:今回はなんで取材OKしてくれたんですか?

小田さん:糸井さんに言われたら(出ないと)番組にならないじゃないですか
以前、糸井さんとお仕事をする機会があり、それ以来の仲良しなんだとか。
その糸井さんのお願いならってことで、特別に取材をOKして頂いたというわけ。
今回は特別に商品を作る工程で、試食をしたり、意見交換をしたりする場、六花亭で一番重要だという「製品開発会議」を見せて頂けることに!

集まったのは、製品開発部のメンバー。
スタッフ:(商品開発は)基本小田さんが決める?
小田さん:決める。基本どころか全部決める。
そう、六花亭のお菓子づくりは、社長を退いた今でも、小田さんが全責任をおっている!
まずは「マルセイバターケーキ」から。
どんなに定番商品になっても、人気にあぐらをかかず、常に改良し続けているんです!

こうした試行錯誤を繰り返し、商品を進化させていくのです!
小田さん曰く、六花亭のお菓子は、食感、のどごし、香り!
この3つのバランスが最も重要なんだとか。
スタッフ:(お菓子自体の)デザインはどうなんですか?凝ったデザインみたいなのはやらないんですか?
小田さん:だめです。素顔に自信がないから化粧するんです。すっぴん勝負!
急所をついたお言葉!
その通り地道な積み重ねが、六花亭の真髄なんですね。
そしてお昼休み。食堂では、従業員さんが何かを熱心に読んでいます。

これは六花亭の社内報、「六輪」。実に10ページ以上。
驚くことに毎日発行されています。
紙面には、社内の清掃はこうした方がいい!などという、従業員ひとりひとりが気がづいた情報が載っている!
六花亭には、「1人1日1情報制度」というものがあり、従業員は、毎日1ネタ、231文字以内で提出しています。
そのレポートが、こちらで山積みに!

スタッフ:どれくらい集まるんですか?
社員:そうですね、今日は761枚届いています。
スタッフ:761枚?これ全部チェックするんですか?
社員:そうですね。
毎日700枚以上届く情報の中から、この方が80枚ほどを選び出し、特に気になったものにはコメントを書き足す!
しかもこちらの男性、実は…
社長:え?はい、社長です。
なんと社長自ら、社内報に載せる情報をチョイスしていたのです!
スタッフ:結構時間かからないですか?
社長:そうですね、4時間半から5時間くらい。
この社長チョイスの情報が、「六輪」の紙面を飾り、毎朝、全従業員に配られるんです。
社長:現場の問題点・不満っていうのが上がってくるっていうこともありますから、改善策を打つ材料にももちろんなります。
一方、従業員も、
社員:私たちのことも分かって頂けるんで、いい会社だなと思います。
商品づくりと、従業員とのコミュニケーションを徹底的に追求してる六花亭。
現在、その年間売り上げは、200億円!
六花亭はおやつ屋でがっちり!
日本交通の川鍋会長が嫉妬する「電脳交通」って何?
川鍋さん曰く、同じタクシー業界に現れた、ぶっちゃけ「パクりたい」ってほどの面白いビジネス。
しかも社長が、かなり爽やかなイケメンで、キャラまでかぶってるってことで、どうも気が気じゃないらしい!
一体どんな会社なのか?
やって来たのは、徳島県徳島市の住宅街にある小さなビル。

いざ電脳交通のオフィスへ!
スタッフ:おはようございます。がっちりマンデーです。社長ってどちらに?
社員:あちらになります。

こりゃ予想を超えるハンサムっぷり!
近藤洋祐(ようすけ)社長、32歳!身長182cm、72kgと、スタイルもモデル級!
で、タクシー王子・川鍋会長も嫉妬しちゃう、電脳交通の新ビジネスって?
近藤さん:地方のタクシー会社の電話配車のアウトソーシングを受けさせて頂いてる会社です。
そう、電脳交通は、地方の小さなタクシー会社向けに「配車」の代行をしてくれる。

タクシー会社には、お客から電話が来ると、オペレーターが受けて、近くを走るドライバーに無線で連絡し、お客の元へ向かってもらう「配車」というお仕事がある。
これを24時間やらなきゃいけなくて、地方の小さなタクシー会社の場合もう大変。
現在、「電脳交通」の配車代行サービスを利用している、愛媛県松山市、前道後(まえどうご)タクシーの、石丸社長も苦労したことが。

石丸さん:(社長なのに)電話番、配車係やってました。零細企業だし、ありがちなコスト削減のために、全部自分でやってしまえ、みたいな。
そんな過酷な業務を代行してくれる電脳交通は、地方のタクシー会社にとっては、まさに救世主!
2016年12月のスタートから、徳島と埼玉に3つのオフィスを構え、四国を中心に、福岡、埼玉と5つの県、18社のタクシー会社にサービスが広がっています。
では、実際どんな感じで配車されているのか。
愛媛県松山市、光洋台(こうようだい)駅で、先ほどの「前道後タクシー」の番号に電話してみると、

①依頼が電脳交通に転送
②電脳交通ではなく前道後タクシーで対応

車両の現在位置が、地図で確認できるので、
③お客さんに一番近いドライバーに、配車の指示を出す。
④タクシー内のタブレットにお客さんの情報が掲載
⑤お客さんが待つ場所までのルートが表示される
これにしたがって向かっていけば配車完了!
このシステムで苦労するのが、オペレーターが土地勘のない場所への配車。
そんな時には、例えば、徳島にいるオペレーターさんが、香川県高松市の地図と、道路の画像が見られるグーグルのストリートビューを使ってドライバーを遠隔誘導!
この配車代行、タクシー会社からすると、自社でオペレーターを雇って24時間対応するよりも、コストを半分ほどに抑えられるんだとか。

電脳交通の配車代行は合計18社に拡大中!
全国の小さなタクシー会社を救う!かもしれない電脳交通!
新ビジネスに、大いに期待です。
電脳交通は配車代行でがっちり!
日経平均株価 大予想!
毎年、年末の社長SP収録時にスゴイ社長達が1年後の日経平均株価を大予想!
2017年12月6日時点の日経平均株価は22,177円!
1年前の時点での予想が一番近かったのは…
川鍋会長の21,510円!
ニアピン賞、おめでとうございます!
スゴイ社長の皆さん、1年後の日経平均株価は?
川鍋一朗会長:28,890円
糸井重里社長:こういうことは、おれに聞くな。
星野佳路代表:28,000円
似鳥昭雄会長兼CEO:19,500円
矢野博丈社長:22,200円
澤田貴司社長:25,000円
1年後、はたして日本経済はどうなっているんでしょうか!?