過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

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2016年9月25日放送

特集

「儲かるスキマビジネス」ただのスキマから利益を生むスキマに大変身させる企業を特集!!

ゲスト

森永卓郎さん、春香クリスティーンさん

番組内容

今回のがっちりマンデーは、儲かる「スキマ」ビジネス!
儲かりのネタが転がっていそうな匂いがするけど、見つけるコト自体が大変な「スキマ」。
そんなスキマを見つけ、「ただのスキマ」を「儲かるスキマ」に大変身させちゃった、がっちり企業を大紹介!

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◎自治体が保有している無駄な「スキマ」でがっちり!

まずは、福岡県福岡市にある、「ホープ」って会社。
出向かえてくれたのは、なんともスッキリなイケメン社長の時津さん、35歳!
どんなスキマでがっちりなんですか?

時津社長:ホープは、自治体が保有している無駄なスキマでがっちりでございます!

一体どういうことですか?

時津社長:公務員の人たちの給与明細の、余っているスペースに広告を入れてがっちりでございます!

時津社長が見つけたスキマとは、公務員の給与明細の、この余白!
ここに、民間企業の広告を載せちゃうっていうビジネス!

時津社長:給与明細書ですと、貰うのは100%公務員の方。例えば、横浜市の公務員の給与明細書だと、横浜市に住んでいる人向けというニッチなところに広告を出せる!

このスキマビジネス、まずはホープが空きスペースを買い取り、それを広告を出したい企業に売る、という流れ。

でも、時津社長が目をつけたのは、給与明細だけじゃなく、あらゆる「お役所が出してる紙」のスキマ!
自治体指定のゴミ袋や書類などを入れる封筒の裏面にも!

時津社長:ちょっとユニークなのが、ゴミ収集カレンダー。田舎に行くと冷蔵庫とかに貼ってありますよね!

お役所が出している紙はどれも、どういう人が見るか、はっきり決まっている。
なので、その「見る人」をターゲットにした広告が、比較的お安く打てる!ということで広告を出す企業にも人気なんだとか。
極めつきは!

時津社長:婚姻届出すときの書き方の用紙なんですけど、ここに不動産の広告!

ホープが仕掛けた、このスキマビジネス、地方の自治体にとって最大のメリットは当然、財源の確保!中には、1000万円以上の広告料収入を得ているところも!
そして、広告を載せる企業には、こんなメリットがあるんだとか。

時津社長:自治体が出す印刷物に広告を載せられる企業は、自治体の審査を受けているので、企業のブランディングと信用度の向上になるんです!

県や市のお墨付きってことで、企業の信用度アップにつながる。
他にも、「お役所」から届く紙って、みなさん意外と捨てない!ということで、広告も長く見てもらえる。これもまたメリットの一つなんですって!

11年前の2005年、時津社長が学生時代に、たった一人で立ち上げた会社、ホープ。
今や、全国329の自治体と契約!
年間売り上げも、15億円以上!さらに今年、念願の上場企業に躍進!

時津社長:ひたすらスキマを見つけてやってまいりました!

自治体は収入がアップしてがっちり!企業はピンポイントにアピールできてがっちり!もちろん、ホープも・・・

時津社長:がっちり!

◎都会のビルの使われていない「スキマ」でがっちり!

続いては、東京渋谷にある、「ジースタイル」
会社の奥に進むと、いました!社長の工藤さん!
早速、「儲かるスキマ」へと案内してもらうことに。

向かったのは、虎ノ門駅から5分のところ。

工藤社長:見えてきました!ここに儲かるスキマがあります!

工藤社長が指差したのは、雑居ビル!ビルの中へ入り、階段を上り、扉を開くと、そこはビルの屋上。

工藤社長:うちのスキマはここです!ビルの屋上です!

何もありませんけど…大丈夫ですか?

工藤社長:ここでバーベキューをやります!!

工藤社長が目をつけたスキマは、雑居ビルの屋上を、バーベキュー会場にしちゃうというビジネス!
実際にビルの屋上でバーベキューを楽しむお客さんに聞いてみると、

お客さん:ここは全部セットで、レンタルからお肉全部込みでというプランができる。あと、駅から近いので今回初めて利用しました。

この屋上バーベキューは、食材や器材は全部ジースタイルが用意してくれる!
そして何よりいいのは、会場となるビルのほとんどが駅から徒歩10分圏内!電車で来られるから、お酒も飲めるってわけ!
気になる料金はいくらですか?

お客さん:2時間で、4500円くらい。

駅から近くて手ぶらでOKとあって大学生や会社員を中心に今、人気急上昇!
とはいえ、街中のビルの屋上でバーベキューって…山も川も見れないしどうなの?と、思ったら、意外といいんです!
東京スカイツリーを眺めながら楽しめるビルの屋上や、都心のネオン輝く夜景が一望できる場所など景色のいい隠れたスキマが結構ある!

工藤社長:ともと、我々はレンタルスペースを使ってケータリングのパーティーをやっていた会社。そのビルのオーナーさんから、屋上も空いているんだけど、使えないか?と言われて、それならば、バーベキューと組み始めたら面白いんじゃないかと。

確かに、都心のビルの屋上は意外と、何も使われてなかった!緑化するとか…休憩スペースにするとかくらい…。
そこで、工藤社長があちこちのビルのオーナーさんに声をかけたところ、けっこう乗ってきたんですって。

しかしこの、スキマビジネス、難しいのが、ビル選び!火を扱うので、たとえ景色が良くても高層ビルはダメだし、大事なのが…

工藤社長:やはり近隣に住宅がないこと!

バーベキューといえば、どうしてもお酒が入って、ボルテージが上がっちゃいがち。
そんな時、近くに住宅やマンションがあると、「うるさい!」ってなってしまうので、屋上選びの際には、あえて、渋谷や新橋といった繁華街や、八重洲や有楽町などのオフィス街が最適なんだとか!

現在、都内を中心に25カ所のビルの屋上でバーベキュービジネスを展開しているジースタイル!
気になる売上げは?

工藤社長:月に1000万円くらいですね!

1円にもならなかったビルの屋上が、儲かるスキマに大変身!

◎コインパーキングの「スキマ」でがっちり!

続いては、神奈川県横浜市に本社を構える、加瀬倉庫って会社。
貸し会議室やコンテナのレンタルボックスなどを運営しているらしいのですが、営業担当の斧原さん、こちらの会社はどんなスキマを?

斧原さん:こちらのコインパーキングになります!

コインパーキングっていえば、ある意味スキマみたいな空いている土地に作ることが多いけど、そういうことですか?

斧原さん:コインパーキングで車1台確保できないデッドスペースで、バイクの駐輪場を運営しています!

加瀬倉庫が目をつけたのは、スキマに作られたコインパーキングの、さらにそのスキマ!
車を停める余地はないけれど、狭くても停められる、バイクの専用駐車場にするってビジネス!

使い道のなかった、このスキマもバイクなら2台分駐車可能に!
さらに、手前にポールがあるため車の駐車場にできなかったスキマもバイクなら、ほら!楽々4台分も確保できる!

スタッフ:これバイクと車だと駐車代変わったりする?
斧原さん:バイクの方が相当安い!新横浜で月極の場合、車だと1万5000円ですが、バイクは7000円。

しかも、加瀬倉庫が目をつけたのは、車の駐車場のスキマだけじゃない!細い路地をスタスタ抜けた先にあったのは・・・

斧原さん:こちらになります!バイクの駐車場です。
スタッフ:ここは元々は?
斧原さん:空き地ですね!

わりと広めだった空き地を、バイクの駐車場に。
でも、見る限り結構なスペースがあるから、家一軒ぐらいは建てられそうですけど・・・?

斧原さん:(入り口の)道路が1.7mと狭すぎて、人とバイクしか通れません。
スタッフ:軽自動車は?
斧原さん:通れないですね。

車が入れないから、家は建てられない。というわけで、空き地になっていた場所も、バイクならスイスイ入れるから駐車場にできる!

加瀬倉庫が10年前から始めた、月極バイク駐車場「バイクヤード」!
中でも、バイクを収納できるコンテナタイプが、かなりの人気!というのも、バイクは車に比べて盗難に遭いやすい!また雨風が原因で車体が傷んでしまうなんてことも!
そんな心配は無用ってことで、バイカーがこぞってコンテナタイプを借りにくるってわけ!
ところで、お金の仕組みは?

斧原さん:ここに関しましては、上がった売り上げの50%をオーナー様にお支払いしております!
スタッフ:残り50%が?
斧原さん:加瀬倉庫の売り上げと。

現在、全国で2800台分のバイクの駐車場サービスを展開している加瀬倉庫!
始めようと思ったきっかけを教えて下さい。

斧原さん:約10年前に、法改正があって、バイクの無断駐車であったり駐車禁止の取り締まりが増えて、その関係でバイクを停める場所がなくなった。

2006年、道路交通法の改正で、バイクの違法駐車の取締りが強化され、路上駐車が激減。そんな時、レンタルボックスにバイクを置いているお客が多いことに気づいた加瀬倉庫が、他社に先駆けてバイクの駐車サービスを始めたって訳なんです!

斧原さん:加瀬倉庫は、スキマでがっちり!

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