過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

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2016年7月10日放送

特集

なぜか商売繁盛!「在庫かかえ過ぎでがっちり!」4万種類が山積み!ねじの在庫にお客が殺到!そのワケは?

ゲスト

森永卓郎さん、サバンナ(八木真澄さん、高橋茂雄さん)

番組内容

今日のがっちりマンデーは、「在庫かかえ過ぎでがっちり!」
在庫が山積み…っていうと、商品が大量に売れ残ったりとか、人気のない商品を作っちゃったりとか、ザ・ダメダメ会社のイメージ。
でも世の中にはなぜか!
在庫を抱えすぎてるのに商売繁盛!って会社がたくさんあった!

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◎つえの在庫かかえ過ぎでがっちり!「つえ屋」

在庫抱えすぎで、がっちり!
まず、やってきたのは、京都市内にある、なにやら、地味そうな会社・・・
ホントに儲かってるのかな〜?

坂野さん:在庫をかかえ過ぎてがっちり!

ポーズつきのギャグまで飛ばす、坂野寛社長! 
それもそのはず、社員 わずか5人で、年商2億円!
一体、どんな在庫をかかえているんでしょ?

坂野さん:ここです!つえだけです!すごいでしょ、これ!つえばっかりですよ!
スタッフ:つえだらけだ!
坂野さん:つえ屋つえだけです!

坂野社長が経営する会社は、つえの在庫でいっぱい!
でもがっちり儲かっちゃってる、「つえ屋」!

坂野さん:どんどん増えてしまって今は13万本の在庫になりました。世界一ですよ!ナンバーワン!オンリーワン!

そう、「つえ」は、使う人にとっては体の一部となる大事なアイテム。
だからなるべく、自分にぴったり合ったものを選びたい!
ガンガン歩きたい人は、丈夫で軽いカーボン製。
杖をもつ力の強さや、手のカタチ、大きさは十人十色!

材質、色、デザインに至るまで、とにかく種類がたくさんあった方がいい! 
そこで社長世界中から集めたり、ないものは自分で作ったりして、今ではおよそ900種類 13万本の在庫をかかえる「ナンバー1 オンリー1」の「つえ屋」さんになっちゃった!

坂野さん:売れ筋はこの辺り!花柄が売れ筋です!
スタッフ:いくらぐらいなんですか?
坂野さん:1万2千円くらい
スタッフ:どういう方が買って行くんですか?
坂野さん:ほとんど女性の方で、70歳位の方。尚且つオシャレな方でお金持ち!うちのお客さんはみんなお金持ち!

便利で人気の「アイデアづえ」も見せてもらいました!

●夜歩き用つえ
スタッフ:電気がついた!
坂野さん:夜のお供に最適!安全性抜群!

●傘つえ
坂野さん:傘!雨が降りました。ボタン押すとピピっと出てきてつえになるんです!傘とつえ!

社長自慢の「面白づえ」もあるそうで!

●パイプつえ
坂野さん:これはなんだか分かりますか?
スタッフ:あ!パイプ?
坂野さん:なんで分かった!?
スタッフ:いくらですか?
坂野さん:10万くらいしたんちゃうかな?…16万です!
スタッフ:16万円もするんですか?
坂野さん:高いんですよこれ。あんまり売れないですよ!どんなお客さんが来ても対応できるように。

●ワインの栓抜き付きつえ
坂野さん:ジャジャジャジャーン!ワイン(の栓を)抜くやつです!売れません!在庫ばっかり!
スタッフ:いくらですか?
坂野さん:8万5千もします!

お客さんから要望がありそうな杖は、なんでも作っちゃうのが社長のモットー。
おかげで杖は増え続け、お店はごらんの通り、在庫ぎっしり状態。
ここだけじゃ入りきらない、ってことで…本店からクルマで10分!

坂野さん:はい、倉庫案内します
スタッフ:倉庫?スタバありますよ?
坂野さん:スターバックスの横なんですよ
スタッフ:こんなお洒落なビルの中に?これ倉庫?

一見おしゃれなお店にみえますが、実は倉庫!

これこそ在庫抱えすぎを活かした、社長のアイデアなんだとか!

坂野さん:普段はオープンしてないんですよ。完全予約制って書いてありまして。お客さんが見たい時だけ商品見せます!

スタッフ:つえだけしか置いてない!

4坪ほどのスペースに在庫がぎっしり!しかもガラス張りだから、中の商品丸見え!
ここで杖を見た人から「欲しい!」って連絡があれば、その時だけ杖を売る!

スタッフ:基本は倉庫扱いなんですか?
坂野さん:こちらにないものあちらにないものを持ってきたりします。靴屋さんと同じやり方ですね。ABCストアとかね。近くに店舗を作って在庫を回転させるやり方

現在、京都市内にこうした倉庫兼店舗が6つ!
見える倉庫をあちこちに点在させて、杖がお客さんの目につく場所を増やす。
それで売上アップにつながる!というのが社長の作戦!

坂野さん:みせびらかしてる!

倉庫なので賃貸料はどこも5万円ほど。場所代が安く済むのも、この作戦のいいところ!

そして社長にはもうひとつ、杖の在庫をさばく、とっておきのアイデアが!

音声:つえや〜つえだけ!
スタッフ:移動販売してるんですか?
坂野さん:そうです!世界初のつえの移動販売車!

そう、この車で杖の御用聞き!移動販売をしてる!

音声:つえや〜つえだけ!

という、どこかで聞いたことのあるフレーズを街に響かせながら、車をつけた先は…
老人ホーム。

初めて、携帯用の折りたたみ杖(づえ)を手に取ったお二人も…

お客さん:わ〜〜❤!

確かに、杖を使うお客さんにとっては、お店に行くのも、ひと苦労。
だから、多い日は2、3箇所、こうした場所をまわって、「御用聞き」。
お得意様を増やそうというのです!
こりゃこれからまだまだ 忙しくなりそうだ!ステッキ!


▼スタジオでお聞きしました。

進藤:メガネを変えるようにね、つえを変えるっていうのも面白いかもしれないですね。
加藤:面白い。
森永さん:歳取ると、みんな使うようになるんで。これからずっと右肩上がりで成長していくと思います。

◎ねじの在庫かかえ過ぎでがっちり!「三和鋲螺」

在庫抱えすぎで、がっちり!
続いてやってきたのは、東京の港区!ここは何屋さん?

スタッフ:失礼します!工具屋?文房具屋?
店員さん:いらっしゃいませ!
スタッフ:おはようございます がっちりマンデーです
店員さん:お待ちしておりました!」よろしくお願いします!
スタッフ:綺麗な女性が出迎えてくれました!

まあ〜!お若い社長さんですこと!

店員さん:違います!父と兄がいまして。私娘なんですけど、お手伝いみたいな感じで…。社長!
石井社長:はい!おはようございます!

石井社長:在庫をかかえてがっちり!…がっちりってやるとどうしても膝曲げちゃうね

社長…石井社長…ヒザはどっちでもいいんですよ!

スタッフ:奥に行っていいですか?
石井社長:どうぞ!
スタッフ:どっちから行けばいいですか?
石井社長:その隙間から入ってください!
スタッフ:狭い!これ全部在庫ですか?
石井社長:そうです!

奥のほうもスゴいことになってる!

スタッフ:足元にある!行き止まりじゃないですか!
石井社長:昔は行けたんですよね。来た道を戻るだけです。

このものすごい在庫の中身は、何?

石井:ネジですね!

店の棚にビッシリ!2階に上がっても…うわ〜ズラリビッシリ!
これぜ〜〜んぶ!ねじ!ねじ!ねじ!
こちらは、1954年創業の三和鋲螺!

鋲螺とはネジの別名で、後継ぎ息子・健友(たけとも)さんと、娘の佳世子(かよこ)さんが働く、家族経営のネジ屋さん!

スタッフ:社長、ねじ大好きなんですか?
石井社長:大好きですよ!
スタッフ:どのくらい好きですか?
石井社長:ねじ好きだ〜ねじ好きだ〜♬

あんまり踊ると腰ねじりますよ、社長!しかし!

一口にネジといっても、細か〜く種類が分かれてる!
車に使うネジから精密機械のネジまで、 使うモノによって、サイズや形は千差万別!
でも何でこんなスゴイ在庫に?

石井社長:これやるしかないから変わったことやろうと思って、どこもやってないねじの在庫を増やそうと思って

ってことであらゆる種類のねじを集めた在庫は、いつのまにやら、およそ4万種類に!
だから特殊なネジを求め、お客さんがやってくる!

お客さん:空気入れの止めてるネジを、無くしちゃったという方がいらっしゃって、ねじ1個を取り寄せるのは非常に大変なのでこちらに来ればあるんじゃないかなと思って…

お客さん:コンクリートに止めるためのねじです!
スタッフ:コンクリートに打ち込めるねじ?
お客さん:はい!本当にいつも助けてもらってます!

マニアックなネジから、もう作ってないような昔の機械のねじまで、三和鋲螺のかかえ過ぎの在庫が、お客さんのつよーい味方に!
で、年商1億円!

じゃその中で、売れ筋ってどんなのですか?
すると!

健友さん:何の面白みもないですよ!ねじの売れ筋見たって!普通のもの過ぎて!

そんなことないですよね、社長!

石井社長:第1位…十字穴付きトラス小ネジです!棚同士を連結する時に。

ナットとセットにしてロッカーをくっつけるのによく使われてるネジだそうで…。
確かにフツー。しかし!

石井社長:宝物です!
スタッフ:綺麗ですね〜

他にも社長が愛する、美しいネジはたくさんありますが、三和鋲螺イチオシの得意ネジがあるんです!それが…「インチねじ」!

石井社長:アメリカ規格のねじをわんさか置いてます

アメリカやカナダのねじは、ほぼ世界的に統一された規格サイズと微妙に太さが違ったり、ピッチの幅が広かったり、これをインチネジというのですが、国内だと、なかなか手に入らない!

石井社長:アメリカの製品が日本にいっぱい入ってるじゃないですか。メンテナンスで困ってる人いっぱいいるんですよ!

インチねじの在庫だけで7000種類あるのも、お客さんが殺到する理由!

さらに健友さんと佳世子さんが、ネジに興味をもってもらうために作った、ねじストラップ「ねじキューピー」も大好評!

スタッフ:ありがたいですね!
石井社長:ありがとうございます!

こりゃこれからもますます商売繁盛ですね!

石井社長:ねじの在庫をかかえてがっちり!


▼スタジオでお聞きしました。

加藤:すごいね〜。だから、アメリカのおもちゃとか車とか。アメリカ製品で壊れた時にねじないもんね、日本に。こういう商売は、やっぱり他ではできない?
森永さん:すぐに抱えられるわけじゃないんですよ。これ長〜い年月掛けて積み上げてきた在庫なので。

◎レンタル品のかかえ過ぎでがっちり!「近藤産興」

在庫かかえ過ぎで、がっちり!

やってきたのは名古屋市にある、近藤産興って会社!

おはようございます!あらかわいい受付さん!
在庫かかえてる社長さん、いらっしゃいます?

受付さん:少々お待ち下さい!

スタッフ:おはようございます!がっちりマンデーです!
近藤社長:飯塚さん?よろしくお願い致します
スタッフ:失礼ですがおいくつなんですか?
近藤社長:昭和8年生まれの82歳です。体力検定48歳
スタッフ:(握手)いててて!
近藤社長:空手チョップ!

近藤社長:在庫かかえてがっちり!

とっても元気でお茶目な82歳、近藤成章社長!

スタッフ:年商は?
近藤社長:昨年は56億円ほどでした!

年商56億円!一体どんな在庫を?

スタッフ:足腰しっかりしてますね
近藤社長:全て五臓六腑ビンビンです!

倉庫の中には、楽器…置物!
とにかく、いろんなモノが在庫品になってる!
この会社、一体全体 何屋さんなんですか?

近藤社長:何でも貸します!在庫かかえてがっちり!

そう!近藤産興はなんでも貸します!が売りのレンタル屋さん。
家電、家具、事務用品などなど、取り扱い品目およそ100万点!

近藤社長:がっちり!とCMでも有名なんです!

CM:♪なんでも貸します近藤産興〜

というフレーズは、東海地区で28年も流れ、知らない人はいないという。

スタッフ:♪なんでも貸します〜
お母さん:♪近藤産興〜

スタッフ:♪なんでも貸します〜
お母さん:♪近藤産興〜

スタッフ:♪なんでも貸します〜
お母さん:♪近藤産興〜
店員さん:知らなきゃもぐりでしょ

ほんとみなさんよくご存知!でも…

スタッフ:借りたことありますか?
店員さん:ないです。
店員さん:組合でカラカラとか。個人で借りることはまずないね

と、おっしゃる通り!
近藤産興の一番のお得意さんは、個人ではなく、商店街の組合など、団体さんや会社!
だから、レンタルの主力商品は、建設現場に使う資材や年中需要のあるイスやテーブル!

業務用のエアコンなどもこれからの季節、工事現場のプレハブ事務所には欠かせません!

さらに、最近人気のアイテムなるものが、倉庫の中に!

近藤社長:これね 照明です!

このバルーン型の照明は、工事現場からお祭りイベントまで、あっちでもこっちでも大活躍!

近藤社長:ドル箱の一つです!

他にも 催しを盛り上げるモノがいっぱい!で、社長自身もお祭りが大好き!

スタッフ:これは?
近藤社長:のど自慢の鐘ですよ
スタッフ:誰が借りるんですか?
近藤社長:カラオケ大会だとか、あらゆるところで
近藤社長:♪オリンピックの〜
スタッフ:(鐘ひとつ)

あら残念。

さらに社長が大好きなアイテムがあるとかで…

近藤社長:甲冑、神輿
スタッフ:全部レンタル品ですか?
近藤社長:そうで。馬もおりますよ!駿馬です!乗りましょうか?

そんな無理しなくても…ああ…。

スタッフ:日本一!

殿!天下統一でござる!

近藤社長:「飯塚!ご苦労!」いいでしょ?これ!
スタッフ:社長これ道楽じゃないですか?
近藤社長:これでちゃんと稼ぎますから!

スタッフ:社長、こういうぬいぐるみも?
近藤社長:これは全部当社で作っております

甲冑やぬいぐるみは、なんと自社制作。
お客さんの発注があれば、オーダーに合わせて、オリジナルのぬいぐるみまで!

でも社長!さすがにこれだけ揃えると、在庫がパンパンで、場所代も、維持費も大変じゃありません?
どこに儲けのカラクリが?

近藤社長:ご期待に添いまして ありませんとは言いません!

そう!何でも貸します!というイメージづくりこそ、近藤社長一番のこだわり。
在庫が何でもあるって思うから、お客さんが真っ先に近藤産興を頼りにやってくるってわけ!

スタッフ:在庫にない物があったらどうするんですか?
近藤社長:至急調達する。ない時は作る!ということですね。世界中探しだせー!!

近藤社長:近藤産興は在庫をかかえてがっちり!

▼スタジオでお聞きしました。

八木さん:綱引きの綱とかもレンタルにあるんですね。
加藤:あ〜、運動会とかね!
高橋さん:いちいち買わないんですね。
加藤:在庫を管理するのが結構大変じゃないですか?
森永さん:もっと大事なのは、実はメンテナンス。いつでもパッと動けるっていう体制を作れてるってところがすごいんですよ。

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