過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

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2015年1月11日放送

特集

スゴイ社長が大集合!新年会SPの続編スゴイ社長たちが気になるあの会社!を特集

ゲスト

株式会社すかいらーく 代表取締役社長 谷真さん株式会社ニトリホールディングス 代表取締役社長 似鳥昭雄さん株式会社ベネッセホールディングス 代表取締役会長兼社長 原田泳幸さん株式会社星野リゾート 代表 星野佳路さん株式会社リブセンス 代表取締役社長 村上太一さん株式会社良品計画 代表取締役会長 松井忠三さん

番組内容

今日のがっちりマンデーは、様々な業界のスゴイ社長に集まって頂いた新年会スペシャル後半戦!2015年スゴイ社長のみなさんが気になる会社とは!?
最年少、村上社長も驚いた若者が集まってアレを企画する会社!
さらに星野リゾート星野社長が気になるバーベキューでがっちりな会社とは?
そして恒例!2015年、年末の日経平均を大予想!さあ後半戦もがっちり行きましょう!!

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■2015年、リブセンス・村上太一社長が気になる会社!「トリッピース」!!

2015年、株式会社リブセンス・村上太一社長が気になるのは…「トリッピース」って会社。
村上社長曰く、『自分より若い社長で発想がスゴイ』とのこと。トリッピースっていわゆる旅行会社らしいのですが、そのスタイルがかなり独特らしい。というわけでトリッピースが主催する、とある日帰りツアーに密着しました。おじゃましたのは「牧場で動物と戯れながらセグウェイに乗ろう」ツアー!旅の待ち合わせポイントである千葉県のとある駅に行ってみましたが、添乗員さんらしき人がいません。

鈴木さん:昼飯のときは一緒がいいとかありますか?
女性参加者:せっかくだし。
男性参加者:せっかくだから。

なんだかあいまいな感じで喋っているこの方、添乗員さんではなく参加者の鈴木さん。そう、実はこの場所にはツアーにつきものの添乗員さんがいないのです。どういうことかというと…普通、旅の行程って旅行会社が企画してくれますよね。でも…トリッピースの旅を企画するのはお客さん自身。まずトリッピースのウェブサイトに「自分がこんな旅をしたい」というざっくりした企画をアップ!

それを見て、「わたしも行きたい!」と興味を持った見ず知らずの人たちがクリックひとつで参加表明!ある程度の人数が集まったら旅を決行!細かい内容は掲示板上で一緒に話し合って決めていくって仕組みなのです。

だから添乗員さんなし。参加者だけで全部決める!というわけでまずは自己紹介から始まります。みんな初対面ってことで微妙な距離感がなんとも言えない感じです。

なんて話していると、鈴木くん慌てた様子で歩き出した。どうした?

鈴木さん:え〜っと、バスが若干早く行っちゃったみたいですね。

あらま、乗る予定だったバスに乗り遅れ。自分たちで全部やるツアーなので、こんなハプニングもつきものなのですって!そして予定より30分遅いバスに乗って、無事、目的地「成田ゆめ牧場」に到着。まずは入園の手続き。そして早速セグウェイにライドオン!

皆さん楽しそう!でも、これだったら見ず知らずの人じゃなく、気の置けないお友達と来ればいいのでは!?

鈴木さん:大学で友人を呼んでやれなくもないけど、予定が合わないことも多いので、同じ目的を持ってやれる人と集まれるのは効率的で楽しいですね。

現代っ子ですね〜。見ず知らずの人って苦手かと思いきや、みんな目的のセグウェイに乗って結構盛り上がっている。若者を中心に気軽に「自分たちで旅の企画が作れる」のがウケてるトリッピース。でも、これってどうやって儲けるのですか?石田社長?

石田社長:国内の旅行は、正直利益はほとんど得ていないです。

えっ儲からないの!?

石田社長:特に海外企画になるのですが、お客様が集まった後に、そのアイデア自体を旅行会社が実現しますので、その紹介手数料を頂くカタチになります。

つまり国内の旅は、この仕組みを広めるためのほぼ無料のサービス。儲けのポイントはズバリ『海外』!今回のセグウェイツアーと同じ仕組みで海外ツアーを展開していて、純白の砂丘とエメラルドに輝く無数の湖!奇跡の絶景「レンソイス」を見に行こうとか、マチュピチュ・ウユニ塩湖に絶景を見に行こうなど…これまた楽しそう!

他にも、「ラオスで象使いの資格を取ろう」や「NYカウントダウンで、最高の年越しをむかえよう」など、このような場合は他の旅行会社にプランを組んでもらい、お客さんを紹介した手数料でトリッピースが儲けるって仕組み。そんなトリッピースは、現在ユーザー数16万人!実際の旅として成立するのはおよそ5000件。ある程度人数が揃わないとツアーは組めないのでこれ7割くらいの実現率なのだとか。ところで石田社長、おいくつでしたっけ?

石田社長:25歳です。

スタッフ:実は今回、リブセンスの村上社長からご推薦いただいたんですよ。
石田社長:最年少は無理でも平成生まれ初の上場会社社長というのはまだ叶うので、僕も先輩を超えられるようにがんばります。

ですって!村上社長!トリッピースは、2015年、新しい旅行ビジネスでがっちりですね!

▼スタジオでお話を伺いました。

加藤:へえ、おもしろいですね。シェアハウスとかに抵抗がない世代なんでしょうね。
村上社長:はい、若い世代ですね。
加藤:村上くんも若いじゃん(笑)。
星野社長:でも、僕は2点、言いたいことがありますね。まず、宿泊を伴わない企画を旅と言わないで欲しいですね。
加藤:小旅行ってカタチでいいじゃないですか(笑)。
星野社長:あと、国内で儲けなくていいっていうのはどうですかね。今、国内の若者の旅行が減っているので、そこもぜひやって欲しいですね。
原田社長:あと、ぜひシニア層を取り込む企画もやって欲しいですね。シニア層は1人旅をする人が多いですから。
加藤:今の聞いて村上くん、どう?
加藤:僕が考えたかのように、アドバイスしたいと思います。

■2015年、良品計画・松井忠三会長が気になる会社!「コープさっぽろ」!!

2015年、良品計画の松井会長が一番気になる会社が、北海道の生協『コープさっぽろ』!
松井会長曰く、「とにかくやっていることが細かい」ってことらしい。では早速、札幌市にあるコープさっぽろへ。生協といえば、なんといっても宅配事業。こちらでも「トドック」という名前で、いろんな商品をお届けしています。

普通の生協とどこが違うのか、配達についていってみました。お邪魔したのは生協歴27年の松原さんの家。今日はお米や牛乳、ヨーグルトをご購入。ここまではけっこう普通な感じですが…お、配達員にダンボールを渡した。さらには、新聞紙と液体の入ったペットボトルも。

配達員さん:これは油ですね。廃油になります。

そう、コープさっぽろは、資源回収まで行う。ダンボールや新聞紙はもちろん、使用済みのサラダ油まで。

しかもその分、1円単位で次の支払いから割り引いてくれるって細かい。

松原さん:処分に困るから、取りに来てくれるのは嬉しいですよ。

そして、回収した廃油は、エコセンターってところでリサイクルされ、なんとトラックの燃料になっているっていうからスゴい!そしてお次に登場したのは、おまかせ便カケル。中に入ってみると、そう、走るコンビニ、移動販売車。なんでも、1000品目の商品を積んで、73台のトラックが北海道中をカケ回っているのだとか。

前野さん:特に過疎地はお年寄りが多いものですから、カケルをいいカタチでご利用いただいております。

そして、カケルくんのすごいのは販売する場所。普通、移動販売は、公園や団地など、人が集まりやすいところに車を停めて行うものですが、お客さんのおうちのすぐ前までカケルくんはカケつける!2、3人のお客さんが買い物をしたら、すぐに出発。狭いエリアを20ヶ所以上回る。
そしてコープさっぽろは、お店も細かいことにこだわる!近場の農家の方が、一日に何度も採れたての野菜を直接持ってくる。

そしてコープさっぽろには、さらにレジ周りにもお客さんに嬉しい気配りが!よく見ると、レジ横の商品を置く台がちょっと低くなっている。カートを差し込むと、店員さんがヒョイ!会計が終わると、カートに戻してくれるのです。こんなの初めて見ました!

お客さんは一度も買い物かごを持ち上げることなく、お会計が済んじゃうってことですね!さらにさらに、カートにもなにやら変なモノが付いている。そう、食品表示の小さな文字を読みやすくするための拡大鏡。

これも、お客さんのニーズに細かく応えるってことなのですね!

▼スタジオでお話を伺いました。

加藤:いろいろ細かいですね。拡大鏡まであるなんて。
松井会長:現場の仕組みをちゃんと活かす仕組みがあるわけなんですね。

■2015年、星野リゾート・星野社長が気になる会社!「みやじ豚」!!

2015年、星野リゾート、星野社長が一番気になる会社が、神奈川県藤沢市にある株式会社「みやじ豚」。星野社長曰く、「二代目の若社長がすごいアイデアで儲かる豚ビジネス改革をやっている」らしい。というわけで、藤沢市へゴー!株式会社「みやじ豚」に到着。一見、普通のお家にしか見えません。

チャイムを鳴らすと、みやじ豚の二代目、宮治勇輔社長36歳が出迎えてくれました。みやじ豚は、豚を飼育している畜産農家。藤沢周辺では美味しいと評判のブランド豚らしいのですが、その育て方が普通とはちょっと違うらしい。見せていただくために豚舎へ、すると…ここからは関係者以外立ち入り禁止ということで勇輔社長のお父様に、カメラを渡して撮ってきてもらうことに。

みやじ豚、コレ、美味しい豚にするための一番のポイントは、ストレスなく育てること。一般の養豚業者は、子豚がある程度大きくなると母豚から離して他の子豚と合わせて育てる。効率はいいけど、子豚同士が喧嘩や餌の取り合いをしてストレスがたまる。一方、みやじ豚は「一腹飼い」といって、大きくなるまでいっしょに母豚の元で育てる。すると、ストレスなく育つので、肉質が格段に良くなるってわけ。

でも、飼育しているのは、お父さんと弟の大輔さん。勇輔社長は何をしているのですか?

勇輔社長:僕は新しいビジネスモデルを作ったという、その辺りを評価していただいたんじゃないかなと思います。

その新しい豚ビジネスモデルは何なのでしょうか?
普通の養豚業者は豚を育てたら、農協へ出荷しておしまい。どんなに美味しい豚を作っても買い取り価格は基本同じ。そこでよくあるのは、農協を通さず、独自のルートや価格で、直接売るという方法なのですが…

勇輔社長:いえ、うちは全量農協に出荷しています。そこまでは普通の農家と一緒ですね。ただ、うちはその後が違うんです。注文を受けたあと、問屋さんから買い戻して、問屋さんから発送してもらうんですね。

つまり、こういうこと…豚は全部農協に出荷。で、お客さんから注文があったら、その分だけ問屋さんから買い戻した形を取って、みやじ豚というブランド価値をつけてお客さんに売るのです。

勇輔社長:売れた分だけ買い戻せばいいので、リスクがまったくないんですね。

この仕組み、実はかなりすごいのです。まず、みやじ豚は、売れ残りの在庫を抱えるリスクがない。しかも一番手間のかかる、解体や加工は農協と問屋さんがやってくれる。農協も、全部の豚が自分のところに入ってくるから嬉しいってわけ。
でもこのビジネス、どれだけ注文が入ってみやじ豚として売れるかが儲かりのポイント!
そこで勇輔社長が考えたのがバーベキュー!そう、月に一度、養豚場近くのバーベキュー施設で、みやじ豚バーベキューを開催。一人4千円で食べ放題飲み放題!

スタッフ:なんでこのバーベキュー知ったのですか?
お客さん:ちょっと噂で、美味しいって話を聞いて来ました。

こんなふうに口コミで、どんどんみやじ豚のファンが増えていくってわけ。このバーベキューでみやじ豚の知名度が上がったことで、売り上げが3年で5倍になったってすごい!

勇輔社長:一次産業はかっこよくて、感動があって、稼げる3K産業になるのではと、そう考えてやってまいりました。

なるほど! 星野社長がスゴいと言っていた意味、わかりました!

▼スタジオでお話を伺いました。

加藤:すごいですね。誰も損しないわけなんですね。
進藤:ちなみに今回の移動動物園ですが、ヤギとイグアナが脱走したそうですが、見事堀井さんが無事保護したそうです。
星野社長:はい、農協を捨てるか取るかではなく、ちゃんと共存しているわけなんですね。
加藤:ただ、あのかっこいいセリフは、みんなが肉を食べたあとに言った方がいいですね。
進藤:では、最後に皆さんに、2015年の日経平均株価を大予想してもらいましょう。
似鳥社長:19500円。アメリカの景気に乗って多少上がると思います。
松井会長:19000円。海外投資家の影響で少し上がると思います。
村上社長:25000円。ベンチャー市場に勢いがあるので、これぐらい期待したいですね。
原田社長:20150円。2015年ということで。あとゆっくり成長してくるのではと思います。
星野社長:20151円。原田社長を意識してプラス1円しました。
谷社長:30000円。今年は各企業が頑張ると思いますよ。

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