過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

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2014年9月14日放送

特集

オシャレな雑貨と家具のお店「フランフラン」登場!夜通し行われる〇〇作業 女子のハートをつかむ㊙作戦とは!?

ゲスト

株式会社バルス 代表取締役社長 髙島 郁夫さん

番組内容

今日のがっちりマンデー!テーマは「フランフラン」。
フランフランは、オシャレで可愛い家具や雑貨を売るお店!お客さんはというと、やっぱり、女子!女子!女子!!
女子のハートをわしづかみにして、全国に126店舗を展開中!儲かりのヒミツを求め、社内へ突撃取材!フランフランの一大イベントに完全密着!そこでは、夜通し行われる商品の大移動など、他には真似できないお店づくりのこだわりが!
今日は…「フランフラン」にフラッとなっちゃうかもしれない30分です!

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■オシャレ家具のお店「フランフラン」!その商品開発の裏側に潜入!!

全国に126店舗を展開!
家具や雑貨のお店「フランフラン」。他のお店との違いとは?

お客さん:カラフルでバリエーションが多いので、持ってて楽しいです。
お客さん:デザインがカワイイです!
お客さん:やっぱり、カワイイからですね。

口々に、「カワイイ」を連発!確かにティーカップセットに、フレグランスグッズ、アートフラワーにクッションと、女子のハートをがっちりつかんでいるのも納得!

それでは、このカワイイ商品をどうやって生み出しているのか?そのヒミツを探るべく、東京渋谷にある、フランフランの本部へ!シックな木目調の扉を開けると入口付近から早くも"おしゃれ感満載"!

廊下ももちろん、照明がシックな演出。そして重厚感のある扉を開けて中へ入ると、スタイリッシュオフィスが広がっていました。

「フランフラン」の商品の特徴は…メーカーさんや卸から仕入れて売るのではなく、自社ブランドのものを作って売るスタイル。日本のデザイナーがデザインして、中国などアジアの工場に発注して作っている。

さて、そんなフランフランの商品ですが、女子のハートをゲットするデザインはどうやって決めているのか?それを決める一番大事なヒミツの現場を今回、特別に覗かせていただけることに…なんか女性がいっぱいます!

服部さん:大きな地球の自然のイメージの中に、都会的なアーキテクチャだったり、コンテンポラリーだったりのアートを取り入れる事によって、地球の中の都会のオアシスを表現していきたいです。

はい!?え〜と、おしゃれがとっても苦手なスタッフにはよくわからないワードばっかり!来年の春・夏の新商品の「テーマ」を説明していたところのようです。フランフランでは、すべてのジャンルの商品を、季節ごとに決められた「テーマ」にそってデザインしていく。

スタッフ:服部さんは、どういう役職になるんですか?
服部さん:クリエイティブディレクターです。基本的にはブランドの方向性や、ブランドがどういう商品を作っていくかの、全体の監修をしています。

なるほど。それで、このでっかいスケールの説明を真剣に聞いているのが商品部のみなさん。アクセサリーにヘルス&ビューティーと、やっぱ女性が多いのですね。

西澤さん:去年は地球というよりも、国のテーマを決めて、そのテーマをそれぞれが解釈して商品につなげていきました。

今年の春はパリをテーマに、店頭ではBlooming NEW Lifeっていうタイトルで、花柄を盛り込んだ商品をいっぱい並べたそう。

そして、夏のテーマは地中海。Feel a Breath of Windってタイトルで、ヒトデやタツノオトシゴなど、鮮やかな青と白が中心!なるほど。こうした「テーマ」に沿って生み出される、新商品の数々。

でも、店頭に並ぶ前に、どうしても越えなきゃならない大きな壁があるとのこと。それが社長チェック!そして、その方法がちょいと独特。髙島社長、会社にいる時は、必ず社内をうろうろしながらオフィスのあちこちに並べられた新商品をじろじろ。実はこれ、店舗でのレイアウトをイメージし、社長がチェックしやすい工夫がされている。

髙島社長:これ、どこで作っているの? もっと安くできないの?
二宮さん:そうですね。今、調べています。

ここから怒涛のチェックが幕を開ける!

髙島社長:これは、誰のデザイン?

お呼びですよ、二宮さん。状況を確認するため、気になった事を納得がいくまで何度も聞く社長。

とにかく自分の目で見て回り、自ら商品を確かめる社長。そして、気になったことを言いまくったと思ったらタクシーへ。ちょっと社長、いずこへ?
後半に続く。

▼スタジオでお話を伺いました。

加藤:社長がふらっと見ていたのは、サンプルをチェックしてたんですね?
進藤:あの商品は全て、全体のテーマに沿って開発されていると?
髙島社長:そうです。今は、来年の春や夏のテーマに沿って開発してます。
加藤:地中海の風って何ですか?
髙島社長:何でしょうね、気持ち良く吹く風なんじゃないですか(笑)。
加藤:でも社長、僕が思う地中海の風と、他の人が思う地中海の風って違ったりしません?
髙島社長:お客さんも、そこまで細かくないですよ(笑)。
加藤:マーケティングとかはするんですか?
髙島社長:マーケティングはあんまりしないですね。時代を読むセンスです。
加藤:それは、どうやって研究してるんですか?
髙島社長:遊びとかを通してですね。それを仕事にインスパイアしているという感じです。サーフィンに行ってもレストランに行っても、常に観察しています。社員にももっと遊べと言っています。

■「フランフラン」儲かりのヒミツ!独特の陳列方法とは!?

かわいくておしゃれな商品で、女性を中心に大人気のフランフラン!しかし、お洒落なのは商品だけじゃない。お店の陳列にもこだわりがあった。
2年前にオープンした東京南青山のお店は、めちゃくちゃファッショナブル!8月、お店に並ぶ食器類の陳列棚には売れ筋の「ティーボトル」が!お茶や紅茶を涼しげに楽しめ、各店、一押しアイテムとしてディスプレイ。

しかし、このディスプレイ、他の店を見ると、武蔵小杉店、たまプラーザ店、銀座店…どのお店もディスプレイが全然違う!

実は、この統一感がないっていうのが、フランフランのお店作りのこだわり。最近、大手チェーンのお店では、レイアウトや配置を本部で決めて、どのお店も同じ並べ方にするというのが主流。

そのほうが効率もいい。でも、フランフランは、各店舗、あえて全然違う雰囲気にしている。本部からこうやりなさいとう指示はほとんどないとのこと。そう、統一感はあえて出さない!ディスプレイは各店舗の自由!こうすることでお客さんは…

お客さん:見ていて飽きないですね。

そう、お店に来ること自体が楽しみになる。でも、自由となると、店員さん達は大変!一体どうやってお店を作っているのか。その秘密を探るべく、スタッフが夜の9時、青山のお店へ…。すると、営業は終わったというのにあわただしく動く店員さん達の姿が。

高橋さん:今からセールだった商品をおろして、そのあとすぐ、明日からのウェディング商品をきれいに陳列していくという感じになります。

店長の高橋さん曰く、この日は売り場の模様替え。入口を入ってすぐのところにある、通称ランウェイといわれる場所が変更のポイント。

セール品を片付けて、新たに「Delightful Wedding」という、結婚式をテーマとした売り場へ作り直します。で、売場作りを中心となって仕切るのは、当然高橋店長!

高橋さん:頑張りましょう!

現場を鼓舞する高橋店長…と、店長が持っている資料を見ると、本社から全店に送られてくるディスプレイのイメージ図。結構細かくレイアウトに関する指示が書かれています。あの〜、自主性に任せるのでは?と思っていたら、高橋さんの手には手書きの紙が!

高橋さん:一応イメージ図はありますけど、大きいお店も、小さいお店もあるので、それぞれのお店に合わせて考えていきます。

そう、本社から送られるイメージ図は、あくまでも目安。店長が中心となり、各店舗にマッチしたディスプレイをオリジナルで作っていくのです。高橋さんの構想では、ワンポイントで紫色の飾りを入れる予定とのこと。しかし、実際にレイアウトしてみたところ…

高橋さん:商品が浮き上がるように、ピンクが入ってくる方がいんじゃないかな?

紫色の飾りを置くと色が強すぎて、まわりの商品の印象がうすれてしまう事が判明!ということで、急きょ、白や黄緑主体のレイアウトに変更。

高橋さん:うちでは、花嫁さんに送るというイメージがあるので、ウェディングドレスのようなツヤ感を出したいですね。やっぱり白ですね。

その場その場で変更!違うと思ったらすぐにまた変更!それでも違ったら、また変更していく。決められたことに従うのではなく、自分の感性を信じて、どんどんレイアウト変更する。それがフランフラン流なのです。
そしてあくる日、6時頃、再びお店に行ってみると、夜勤組が作業を続けていました。お疲れ様です。そしてディスプレイは完成!変更前と比べると全く違うものに。

元々予定にあった紫色を使わずに、黄緑や青を使って、花嫁のソフトな雰囲気を演出!感覚だけでここまで作るってすごい。こうして、店舗ごとに、自由にお店を作っていくわけですが…そこにはあの男が必ずやってくる!そう、髙島郁夫社長!青山のお店の抜き打ちチェックだって。店員は誰も来ることを知りません。そして、髙島社長がまっさきに向かったのは、夜通しかかったディライトフルウェディングのディスプレイ…結構まじまじと見ています。社長が来ていると知った高橋店長、現場に駆けつけますが…

髙島社長:ブライダルはいいんだけど、全部が全部ブライダルじゃなくて、ここは普通のダイニング系でいいんじゃないの?

まさかのお言葉!元々、ダイニングのレイアウトを、ウェディングをイメージしたレイアウトに変更したものの、社長からは、あっさり元に戻すようにとのご指摘が。さらに社長は、2階の家具売り場へ。ソファーに目を向けると…

髙島社長:ラグをこっちに持って来て。

ラグの位置を変更。オブジェも変更。大どんでん返し!

髙島社長:こっちの方がいいかなと思いまして。
スタッフ:家具の位置には、何か決まりがあるんですか?
髙島社長:ないよ。こういうのは見た目のバランスだから、誰が見てもかっこいいだろって思うようにやっているだけ。

確かに、めちゃくちゃイイ感じになりました。

スタッフ:全部チェックするんですね?
髙島社長:だって気になるからね。

そう言い残し、社長はさらに新宿サザンテラス店へ。すると…

髙島社長:声が小さい。
野田谷さん:気を付けます。

社長の厳しいお言葉に店長代理の野田谷さん、少し涙目!?さらに…

髙島社長:小物の下に布を敷くのは意味がないからやめた方がいいよ。所帯じみている。
野田谷さん:すぐにどかします。
髙島社長:お客さんは、日常を買いに来ているわけじゃなくて、いかに自分の家の中が、今までよりも素敵に、豊かになるかを求めてきてくれるわけだからね。

髙島社長、そして、社員全員のセンスで商品とお店が作られるフランフラン!社長、そのセンス一体どこで磨いたんですか?

▼スタジオでお話を伺いました。

加藤:社長、あのレイアウトは感覚的なものなんですか?
髙島社長:そうですね。より素敵に見えるかどうかが基本です。
進藤:各店舗には、いつも抜き打ちでチェックに行くんですか?
髙島社長:そうですね。お客さんの感覚で行きます。
加藤:毎回タクシーで行くのってお金もったいなくないですか?
髙島社長:大丈夫です。年の3分の1ぐらいは海外に行ってますから。
加藤:社長、失礼ですが、海外に行っているのはタダの遊びでは?
髙島社長:いえいえ、ちゃんと、仕入れ先に行ったりとか、お店に入ってもどんなものが流行っているのかチェックしたりしていますから(笑)。
加藤:でも、海外なんてすぐに行ってすぐ帰ってくれば、1年の3分の1もいらないんじゃないですか?
髙島社長:でも、やっぱりヨーロッパに行ったら2週間ぐらいは滞在したいですよね(笑)。

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