過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

過去の放送内容

2013年12月22日放送

特集

一芸がスゴイ家電メーカー大集合!○○だけなら大手メーカーに負けないぞ!

ゲスト

森永卓郎さん、天野ひろゆきさん

番組内容

今日のがっちりマンデーは、人気企画第2弾!「スゴイ家電メーカーが集う一芸家電」!
家電量販店に行くと、ズラリと並ぶ有名メーカーの数々!ソニーに、シャープに、パナソニック!でも、その横っちょに、そうじゃないブランド名の商品も結構ありますよね。
あんまり聞いた事ないけど、大丈夫かなと思ったそこのあなた!そんな中にもスゴイメーカーが隠れているのです。
あるジャンルを極める事で、大手に負けない!大手よりも儲かっている!そんな、小粒でもピリリと辛いメーカーの、儲かりのヒミツに迫ります!

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男前なアイロンでがっちり!「(株)石崎電機製作所」

まずやってきたのは、埼玉県八潮市にある家電メーカー「(株)石崎電機製作所」。
正直、聞いたことがない社名ですが、どんな家電を作っているのでしょうか。

石崎社長:30年、アイロンを作っております!

石崎電機製作所は知る人ぞ知るアイロンメーカー!1987年に、スチームアイロンを発表したのを皮切りに、コードレスタイプや、1台1480円の激安アイロンを売り出すなど、この道一筋30年です。そんな石崎電機製作所が、昨年、もの凄いアイロンを作っちゃった!それが…

石崎社長:男前アイロンです!全部、金です。表面の色は。

昨年3月に発売した「男前アイロン」。1台16000円と、かなり高額ですが、これまでの累計売り上げは、なんと1万2000台と、アイロン業界をヒートアップさせる大ヒットに。では、どの辺がスゴイのか?

石崎社長:先端ショットスチームという機能が付いています。

先端ショットスチームとは…男前アイロンの取手にある左側のボタンを押すと、プシューっと、スチームが勢い良く噴射!

これ、スーツなどのシワを、アイロン台を使わずに伸ばしてくれるショットスチーム。最近のアイロンには欠かせない人気機能なのですが、石崎電機のものは一味違う。
まず、普通のアイロンでやってみると、プシュ。

ん〜、弱冠シワがとれたような。では、男前アイロンのショットスチームでは、プシュー!

見事にシワが取れている!自然と石崎社長の顔も男前に!
でも、何でこんなに差が出たのか?そのヒミツは、男前アイロンは、先端にショットスチーム専用の噴射口が集中しているから!

従来機は通常のスチーム用とショットスチーム用の噴射口が同じ。だからピンポイントでシワを狙いうちするのが難しい。男前アイロンは、先端にある7つの噴射口から強力なショットスチームを出すので一発でシワを伸ばせちゃう!一気にスチームに加熱できる、電熱のプロ、石崎電機ならではの技術なのであります。
ところで、社長、なんでそんなにスチームにこだわったの!?

石崎社長:マーケティングした結果、アイロンを朝にやる家庭が多く、しかも男性でかけてる人が非常に増えていることがわかったんです。

そう、意外にも男性が、けっこう出勤前にアイロンがけをしている事が判明!そして、忙しない朝は時間がないので、スーツやパンツの気になるシワだけ、ササッと取りたいという意見が大半だった。そこで早くて簡単、しかも「アイロン台」なしでも、頑固なシワがとれるショットスチームの改良に着手したってわけ。
2年の歳月をかけて完成した男前アイロンは、発売するや、たちまち大ヒット!
「男が使うアイロン」という、新たな市場を開拓したのです!
これはしばらく男前アイロンでがっちりですね。

▼スタジオでお話を伺いました。
進藤:今日は男前アイロンご用意しました。

天野さん:じゃあ、さっそく…シュッ、すごい!本当にシワが取れてる。

加藤:あと、これスゴク軽いわ!もっと重いかと思ってたけど、海外の製品とかに比べればスゴク軽い。

オシャレなレンジフードでがっちり!「富士工業(株)」

続いて伺ったのは、神奈川県相模原市にある「富士工業(株)」って会社。
奥様方が台所でとってもお世話になっているアレを作ってがっちりのメーカーらしいのですが知っていますか?
開発担当の林さん、教えてください。

林さん:家庭用のレンジフード、換気扇です。

そう、富士工業は、キッチンで調理中に出るイヤな煙や油、臭いを換気してくれるレンジフード一筋40年の家電メーカーなのです。国内シェアは、60%で日本一!年間売上げ台数も、なんと80万台。まさに、日本のレンジフード業界を、けん引する富士工業。
そんなトップメーカーが、昨年、これまでの常識を打ち破る、画期的な商品を開発したそうですが…、林さんに連れられてきたのはマンションの一室。ん〜、レンジフードらしき物はどこにもないような。
すると、林さん、おもむろにお肉を取り出して、いきなり、焼肉を始めちゃった!煙が充満しちゃいますよ!
ところが、なんと照明の中に煙が吸い込まれていく!これは一体!?

林さん:これが富士工業の一芸家電クーキレイです!

そう、富士工業が開発した最新家電は、レンジフードと照明が合体した夢の商品「クーキレイ」!

レンジフードや換気扇といえば、キッチンのコンロのところに付いているもの。これだと調理中の煙や臭いは吸い込んでくれるけど、焼肉やお鍋みたいに、食卓で調理するものは吸い込めない。結果、煙や臭いが部屋中に充満しちゃう。そんな悩みを解決してくれるのが、クーキレイなのです。でも、吸い込んだ煙やニオイは、どこにいっちゃうの?

林さん:この照明の中に、空気をキレイにするフィルターが入っているんです。

ドーナッツ型の照明の中心には、煙や油、臭いを吸い上げるファンが設置してあり、それぞれを吸着させるフィルターを取り付けている。つまり照明に空気清浄機が付いたようなもの。

だから、換気扇みたいに面倒な取り付け工事は一切不要。備え付けの照明用のジャックに、ホイッと取り付けるだけ。これがカンタン!奥様方の強い味方なのです。

昨年9月に発売されたクーキレイ。1台7万7700円からと、お高目ですが、月に数百台を売るヒット商品に!
オシャレな「クーキレイ」でがっちりです。

▼スタジオお話を伺いました。
加藤:クーキレイいいですね。

天野さん:確かに。僕も芸人の仲間で、天野会という打ち上げをやるときに、よく焼肉をやってるんですけど、あれなら部屋の中で窓も開けなくていいですね。

森永さん:あと、あれなら家庭用だけじゃなくて、ファミリーレストランとかでも使えそうですよね。

世界最小チップのシュレッダーでがっちり!「(株)サカエ」

続いてやってきたのは、埼玉県児玉郡にある「(株)サカエ」という会社。
出迎えてくれたのは、にこやかな社長の松本さん。どんな家電を作っているのですか?

松本社長:シュレッダーです!40年ぐらい作っています。

そう、サカエは、紙の資料を細かく細断してヒミツを守る「シュレッダー」を作っている会社。そのシェアは…

松本社長:オフィス用のシュレッダーとしましては35%ぐらいが我々の商品です。

なんと国内最大のシュレッダーメーカー!そんなサカエが、今年、業界を揺るがす新商品を作ったそうです。

松本社長:これがうちの一芸商品です!


2013年7月に発売したばかりの最新シュレッダー「シュレッドギアshohka6s」!
見た目はさほど変わってないように見えますが、何がどう違うのか?

松本社長:全然違います!一文字たりとも絶対に読めません!

1文字も読めないって、シュレッダーにかけたら読めなくなるのが、当たり前の気もしますが。

スタッフ:もしも、読めたらどうします?
松本社長:つっこむな〜。じゃあ、オフィスでよく使われているタイプのシュレッダーと比較してみましょう。

裁断するのは、A4用紙にワープロで一番小さいサイズの文字で書いた「がっちりマンデー」の文字。

まずは、普通のシュレッダー。確かに、文章は分からないけど、文字は読めます。
これが、今までのシュレッダーの弱点。映画などで出てくるみたいに、根気よく並べると、情報がバレちゃう事もある。

なのに、最新型は、これが本当に1文字たりとも全く読めない。細断した紙くずの大きさを比べてみても、その差は歴然!

松本社長:幅は0.7ミリ、長さ3.5ミリです。

なるほどこれなら、解読不可能!では、なぜこんなに細かく裁断できるのか。ヒミツは中に入っている「刃」。従来のシュレッダーと比べると、刃の枚数が242枚に対して、442枚と倍近い。

これだけの枚数を実現させるために、サカエは、一本の金属の棒から1枚1枚、刃を切り出したのです。気になるお値段は?

松本社長:104万円です。一般機の倍近いですね。

う〜ん、かなりお高いですが、大企業から問い合わせが殺到しているのだとか。
世界最小チップのシュレッダーでがっちりですね!

▼スタジオでお話を伺いました。
進藤:世界最小のシュレッダーやってみましょうか。紙は、天野さんの恥ずかしい情報が載った資料を持って来ました。

天野さん:いやいや僕に恥ずかしい資料なんて…(紙を見て)はいやります。(シュレッダーにかけて)スゴイ!音が違う!シャーって。

加藤:紙屑が、細かいなあ。

天野さん:よし、これで、俺がクロコーチのパロディやったのばれないで済みますね。

加藤:自分で言っちゃってるじゃん(笑)

家庭で楽しめる大型スクリーンでがっちり!「(株)シアターハウス」

続いてやって来たのは福井県福井市の家電メーカー。
ま〜なんとも人の良さそうな社長の吉村さん。どんな家電を作っているのか。案内されたのは薄暗いお部屋。これってひょっとして…

吉村社長:これがうちの一芸の家電、大型映写スクリーンです。

そう、吉村社長が設立した会社「シアターハウス」が作っているのは、おウチで映画を大画面で見たいときに使う、大型スクリーン。

そのお値段は?

吉村社長:電動のもので、25万円。安いのだと10万円ほどです。

値は張りますが、これがかなり売れているそう。

吉村社長:だいたい月400本くらい。年間だと5000本売れています。

でも、何で福井の小さな会社がつくるスクリーンが、大手にも負けずにこんなに売れるのか?

吉村社長:スクリーンのサイズを、縦も横も1ミリ単位でお受けしております。

そう、リビングや会議室の間取りにピッタリ合ったサイズのものを、オーダーメイドで作ってくれるからなのです。
大きくて場所をとるスクリーンは、家のサイズや間取りによって、合うサイズが変わってくる。でも、なるべくぴったりに置きたい。そんなお客さんの要望に合わせられるのが、シアターハウスの、オーダーメイドスクリーンなのです。
ところで、何で作ろうと思ったのですか?

吉村社長:もともと、繊維工場をやっていたんです。

前身は「繊維工場」。つまり、「布」のプロ!だから、ピッタリサイズの布を作るのなんて、お茶の子サイサイだった。そして、ある日、試しに自作のスクリーンを、ネットオークションへ出品したところ、これが、結構売れた!それで、これはビジネスになると、2001年、繊維工場からスクリーン専門店にシフトチェンジしたってわけなのです!
そんな中、特注サイズで一番難しいのが生地の継ぎ足しとのこと。どういう事かというと、スクリーンの元になるのは、幅2mの専用生地。だから、幅が2m以上のオーダーが来ると、生地をつなげて作るしかない。ここで大事なのが、いかにシワを作らないで、つないでいくか。
そこでスクリーンづくり12年の上田さんに、プロの技を見せてもらうことに。
まず繋ぎ合わせるスクリーンの端から端までを幅5ミリの両面テープで真っすぐに貼って、もう片方の生地の上に、ソーッと重ねる。

上田さん:ここからミシンをかけます。

両面テープで留めた部分の1ミリ外側をミシンで縫っていくのですが、これがとっても難しい。では、長さ6mのミシン縫いがスタート!ゆっくりと、慎重に、そして生地の端からピッタリ6mmの所を真っすぐ縫っていく!

上田さんによると縫い目が1ミリでもズレると、吊るした時にズレた箇所が、シワになってしまい、商品にならないのだとか。果たして…

上田さん:終わりました。

できた〜!近くだと見える縫い目も、目立ちません。そして縫い目の幅は…

上田さん:ピッタシ6mmです。

まさに職人技。抜群の「布」技術で、キレイな画面が見える!

スクリーンのプロ、シアターハウスは、まだまだこれから大型スクリーンでがっちりですね!

▼スタジオでお話を伺いました。
森永さん:あの吉村社長は、前に家電メーカーでテレビを作っていた方なんです。だから、布製品のことも、映像のことも分かっていて、まさにスクリーンはぴったりなんですよ。

加藤:なるほど。もともとそういった経験もあるんですね。

進藤:森永さん、これからの、おススメの一芸家電を教えてください。

森永さん:はい、それは「Yupiteru」のカーナビです。実はポータブルカーナビでシェアNo.1のところなんです。価格も1万6000円、安いものだと1万円を切るものもあって、本当にお買い得なんです。

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