過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

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2013年8月18日放送

特集

新企画 儲かる「雑居ビル」!サラリーマン専用!?特に2Fがスゴかった!

ゲスト

森永卓郎さん、おぎやはぎ 矢作兼さん

番組内容

がっちりマンデー!今日のテーマは新企画!儲かる「雑居ビル」。
儲かるビルといえば、六本木ヒルズや東京駅前丸ビルなど、おしゃれなブランドが立ち並び、紳士、淑女たちが集うイメージですが、それだけじゃないのです!今、むしろ「雑居ビル」がアツい!決してスマートとはいえないけれど、「雑居ビル」の中には儲かりの秘密があちこちに!新橋で発見!サラリーマンがあふれるエネルギッシュビル!有楽町で発見!東京のど真ん中に、地方がぎっしり詰まった15階建てビル!
本日は、儲かるヒミツが、空室無しの30分です!

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儲かる雑居ビル「ニュー新橋ビル」のヒミツとは?

42年前、オイルショック前から新橋駅前にそびえ立つ「ニュー新橋ビル」。白いモザイク状の外壁が特徴です。

さっそく中に入ってみると大盛況!来客数は1日1万人以上だそうです。お客さんに、このビルの魅力を聞いてみると…

お客さん:色々品物があって入りやすいですね。
お客さん:昭和を思い出させる感じが良いですね。サラリーマンにとっては、このビル全体がコンビニみたいな感じです。

そんなニュー新橋ビルの儲かりのヒミツはなんなのか、それをさぐるべく、ビルのオープンからずっと1階に店舗を構える靴屋の「十全堂」さんへ…

山口社長:サラリーマンの方が対象なので、今流行りの先の尖った靴は置いてないんです。

たしかに「十全堂」のラインナップは、ビジネス街の新橋にあわせており、スニーカーなどの流行りものには目もくれず、黒と茶系の革靴オンリーという徹底ぶり。

ここ「ニュー新橋ビル」のヒミツ、それは、「サラリーマン」にターゲットをしぼったお店がズラリと揃っているってこと!これも1階に店を構えて42年の老舗、紳士服の「コトブキ」さんも…

藤代社長:ここは紳士物のネクタイとワイシャツに重点を置いています。朝にネクタイを締めてこなかったり、汚れて変えなくちゃいけなくなったりしたときに利用する方も多いです。

そう、ここ「コトブキ」では、明日の急な出張や食事中の粗相など、緊急事態に買いにくるサラリーマンのために商品は「ネクタイ」と「Yシャツ」だけに絞っている。どこのお店もあの手この手でサラリーマンのハートをがっちり掴んでいる!さらに、ニュー新橋ビルにはもう一つの特徴、それは値段がとにかくリーズナブルってこと。
例えば、1階にある行列必至の人気洋食店「むさしや」さん。1日100食以上を売上げる、人気メニューナポリタンは、大ボリュームでたったの650円という安さ!

もちろん、このビルが安いのには、ワケがある!例えば、1階で30年以上金券ショップを展開する株式会社アーチさんに聞くと…

田中社長:スペースは10坪ぐらいです。

1店1店が比較的こじんまりしているニュー新橋ビルは、家賃もお安め。その分モノの値段も抑えられる。しかも、上に階に行けば行くほど家賃が安くなるという仕組みなので、上層階には、ゲームセンターに囲碁クラブ、そして麻雀店など低料金で長居の出来るお店がズラリ!
さらにもう一つ。このビルには不思議な現象が…。
1階の金券ショップの、お隣に金券ショップが。そう、ビルの至るところに同じ業種のライバル店が固まっている。金券ショップは1階だけで12店舗。ほとんどが向かい合わせだったり両隣にあったりする。

一体何でこんなことになっているのでしょうか?

田中社長:ウチが30年前に店を出したら流行っているってことで、みんな始めた感じです。

そう、何かひとつ商売が当たると、われもわれもと同じ業種が集まってくるのがニュー新橋ビル!他にも、1階には紳士服の近くに紳士服と言った具合に、フシギなエリアがあちこちに。でもこれ、お客の取り合いにならないのか?1階にある「新宿屋」で聞いてみると…

上田さん:店によっておススメの品物が違っています。この店は新幹線のチケットが安い。この店は興行券が安いとか。

そう、それぞれのお店が、得意分野で棲み分けをしている。「新宿屋」は野球のチケットに強く、お向かいの「さくらや」は映画券が得意、「甲南チケット」は株主優待券の品揃えが豊富といった感じ。なので、お客さんにしてみれば、ニュー新橋ビルにくれば、金券はなんとかなるということで、結果、トータルのお客さんは増えるといういい効果を生んでいるのです。

さらに、金券ショップが3軒並んだ激戦区にある「ラッキーコレクション」ではこんな新機軸が…

伊集院社長:若い優秀な女性スタッフを中心に接客をさせて頂いています。

なるほど、確かに女性スタッフさんがわんさかいます。ここラッキーコレクションはサラリーマンのハートをくすぐる接客って作戦。この、同じ業種が大集合現象、2階にいくとさらにスゴいことになっていた。なんと、リラクゼーション店が、同じフロアに乱立するサラリーマンの一大癒しスポットに。

中国から来日してこのビルで1番始めにリラクゼーション店を始めた「指圧 元気院」の東さんに聞いてみると…

東さん:ニュー新橋ビルの2階がマッサージ街になって欲しいというのが、ずっと私の夢だったんです。

なるほど、この流れは自分で仕掛けていた。ニュー新橋ビルをリラクゼーション天国にしたいと、同郷の友人や起業家などに声を掛け今では33店舗までに拡大!!

14年前からお店を構える楊珍雲さんも、そんなひとりで「新橋のゴッドハンド」と呼ばれているそうです。

サラリーマンのための、便利で、おいしい、癒しの天国、ニュー新橋ビル!こりゃまだまだがっちりですね。

儲かる雑居ビル「東京交通会館ビル」のヒミツとは?

続いての儲かる雑居ビルは有楽町駅前にある「東京交通会館ビル」。

屋上にある丸い展望レストランは、当時は斬新なものとして話題となりました。さっそく中へ入ってみると、人がたくさん集まっています。

お客さん:アンテナショップが沢山あって利用しています。
お客さん:今、下の階にある和歌山県のお店に寄ってきました。富山のお店にもお魚を買いに行くところです。

もともとこちらは、旅行でお馴染み、近畿日本ツーリストを始め各都道府県の観光情報センターや、パスポートの手続きをする窓口など、その名の通り、旅と交通に関するテナントが入っている雑居ビル。しかし、1日5万人が押し寄せるお客さんの、イチバンのお目当ては地方の物産品を扱ったアンテナショップ。実はこのビルには、地方の物産品やおみやげ、グルメが東京にいながら手に入る、アンテナショップが、13軒も入っていて、店内はどこもかしこも大混雑!
一体何がそんなに魅力なのか。例えば、1階にある大阪のアンテナショップ「大阪百貨店」はどんな感じかというと…

店員さん:店内製造でたこ焼きとか作っています。お酒といっしょに食べられる方が多いです。

名物の「たこ焼き」に「どて焼き」がその場で食べられる。

他にも地元大阪でしか手に入らない、ひやしアメに、みっくちゅじゅーちゅ、北新地名物「呼吸チョコ」、大阪名物「満月ポン」などが買えるってことで大人気に!
地下1階にある和歌山県の「わかやま紀州館」は梅干しのバリエーションで勝負!梅干しだけで、なんと50以上のラインナップ!

同じく地下1階の「いきいき富山館」では地元のお寿司屋さんによるます寿司の実演販売をしています。このます寿司、店頭に並ぶや否や即完売の大ヒット商品!

まさに、ここにくるだけで全国物産行脚ができちゃう夢の雑居ビル、交通会館!それにしても、何でこんなにアンテナショップが?
一番始めに出店した、「秋田ふるさと館」によると…

舘岡店長:16年前の話、県庁がここを探してくれたんです。

そう、今から16年前、東京交通会館の2階には秋田県庁の出張所がありました。そこで秋田県が主体となって当時流行っていたアンテナショップを、下の1Fで試してみることに。すると、これがびっくりするほどの大盛況!その大ヒットを後押ししたのが銀座のお買い物マダムたち。

マダム:今日は買い物のついでにちょっと寄りました。
マダム:銀座ばかりが買い物なので、ここにいつも来ています。

そう、交通会館は、JR有楽町駅から銀座にお買い物にいくマダムたちの通り道。めずらしいもの、高級なものに目のない彼女たちがアンテナショップに飛びついたのです。すると、秋田県の成功を目の当たりにした他の都道府県が、「俺も!私も」って交通会館に続々押し寄せたのだとか。

でも、この秋田県のアンテナショップ、1つ気になる事が。最初に始めたのに結構隅っこの方にあります。

舘岡店長:ここしか空いてなかったんです。

1階のメインストリートをちょっと入った所にある「秋田ふるさと館」を宜しくお願いします!さて、そんな東京交通会館ですが赤いハッピとエプロン姿の女性が何やら話しています。どうやら豊岡のお店の方と兵庫のお店の方が情報交換していたようです。そう、この交通会館のいいところは、ヨコのつながり。どうやら、各アンテナショップの間で、頻繁に情報交換しているみたいです。お互い良きライバルとして市場調査をしているのですね。そんな交通会館には、数あるアンテナショップの店員さんたちに、一目置かれている存在があります。
それは北海道!加藤さんの出身地でもある北海道の商品を扱っているアンテナショップ「どさんこプラザ」。店員の上田さん、一体どれだけ儲かっているのですか?

上田さん:昨年の売上げは9億円弱ぐらいです。

人気のヒミツは、定番のお土産を始め、ジンギスカンに、乳製品など、北海道に行かなくても人気の商品が何でも揃うということ。まさに、年中無休の北海道物産展!中には、揚げたての北海道産コロッケが頂けるフードコートがあったり、その場で食べられるソフトクリームがあったりとお客を飽きさせない工夫が色々あります。

お客さん:ここに来たら、だいたいこれを食べています。
お客さん:今日は茨城から来ました。

評判も上々のようですね。さて3年前から東京交通会館では、毎週土日になると地方の元気な農家やお店を呼んでの路面店「交通会館マルシェ」を開催。

地方の新鮮な野菜や果物なんかが手に入るということでさらに集客率がアップ!スタート当初から出店している鎌倉リーフの吉田さんは…

スタッフ:売上げはどれくらいですか?
吉田さん:10万円ぐらいです。

地方の美味しいグルメに、現地に行かなくても簡単に手に入る物産品の数々。こりゃあ、お客が殺到するのもうなずけます。「東京交通会館」はアンテナショップでがっちりですね。

▼スタジオでお話を伺いました。
進藤:今後注目の儲かる「雑居ビル」は何ですか?

森永さん:秋葉原にある「秋葉原ラジオ会館」です。今度の春に新しいビルがリニューアルオープン予定なんです。僕は、「萌え」の次は「ダンス」がブームになると思います。

加藤:森永さん踊れるんですか?

森永さん:AKBならちょっと…(笑)

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