過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

過去の放送内容

2013年6月30日放送

特集

東日本メンチカツウォーズ

ゲスト

森永卓郎さん、クリス松村さん

番組内容

今回のがっちりマンデーは、揚げ物ウォーズシリーズ第4弾!
これまで「トンカツ」「唐揚げ」「コロッケ」の激しいバトルを特集してきましたが、
実は今、東日本を中心に"ある揚げ物"の激しいウォーズが勃発しているんです!
それは・・・「メンチカツ」!
そこで!今回は「メンチカツ」業界、儲かりのヒミツに迫ります!

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東京吉祥寺!丸いメンチカツ!

東日本メンチカツウォーズ!トップバッターは東京吉祥寺から!
ここに、"メンチカツ"の争いを語る上で、避けては通れない名店「ミートショップサトウ」がある!
こちらのお店・・・

吉祥寺の商店街で、土日はもちろん平日も、長い行列ができるメンチカツ界のキング!
お客さんに特徴を聞いてみると・・・

お客さん:大きくて立体的な球型!まん丸!

そう!丸い!
普通、メンチカツといえば平らな感じ。
でも、ミートショップサトウのメンチカツは丸い!その名も"元祖丸メンチ"!1個180円。
という事で、スタッフもいただくことに!

スタッフ:肉!スゴイやわらかい!肉汁がスゴイ!

半分に割ってみると、カリッとコーティングされた衣の中は、松坂牛が入ったミンチ肉と大きめの玉ねぎ!
そして、中から肉汁がジュワジュワ出てくるのも大きな特徴。
この丸くてジューシーなメンチカツが、1日3000個も売れるって言うんだからスゴイ!
でも気になるのは、何で形を丸くしたのかってこと。
そのキッカケは約20年前、当時「ミートショップサトウ」は、"普通のお肉屋さん"として、"普通の形のメンチカツ"を作っていました。
ところがある日、面倒くさくなった店員さんが、ちょっと手を抜いて、ササッと丸めて作っちゃった。
ところが、それが美味しかったんです!
ミートショップサトウの片岡健一店長にお話を伺いました。

片岡さん:小判型ですと手で形を整えますから、その分薄くはなりますよね。けど丸いとその分厚みが出ますよね。肉汁がギュっと閉じ込められますから。

そう!丸くする事で"ぶ厚く"なって、たくさんの肉汁をギュっと閉じ込めるのです!
まさに、メンチカツ業界のコロンブスの卵を生み出したミートショップサトウ。
丸型にした後、僅か2年で、普通のお肉屋さんが、毎日大行列のできる店に成長したのです!
そんなミートショップサトウの元祖丸メンチ、おいしい丸型にする為には、ある「道具」が欠かせないんだとか。
それは・・・

アイスクリームディッシャー!
1日3000個作るには、手で丸めるよりも同じ量を正確にスピーディーに作れるアイスクリームディッシャーがないとダメなんです。
大量生産される元祖丸メンチ!
お客さんにお話を伺いました。

男性客:久しぶりです。前、三鷹にいたんで。
女性客:吉祥寺で活動していたんで!

学生時代に吉祥寺に住んでいた人が"丸いメンチカツ食べたい!"と思ってやってくる事が結構多いんだとか。 

中には海外からやって来た人も!
台湾からやってきた男性のガイドブックには、元祖丸メンチの写真と説明文が!

セレブに大人気!旭屋のメンチカツ!

続いてやって来たのは、神奈川県三浦郡葉山町。
葉山といえば、加山雄三さんや石原裕次郎さんでお馴染みの、セレブなヨットとオシャレなハーバー。
一体ここにどんなメンチカツが?
ウィンドサーフィンで盛り上がる森戸海岸で聞き込み!

スタッフ:この辺でおいしいメンチカツは?
男性:メンチカツだったら旭屋さん!けっこう有名な人も来てますよ。

有名人も訪れる『旭屋』! 
という事で、海から歩いて5分の所にある明治34年創業「葉山旭屋牛肉店」に!
中に入るとお店の中はお客さんで大賑わい。
そこで飛ぶように売れていたのが・・・

旭屋のメンチカツ1個100円。
1日1000個を売る人気商品!
早速、お客さんにお話を伺ってみることに。

お客さん:大きすぎないので、かえってちょうど良いかな。

そう!旭屋のメンチカツはちょっと小ぶり。
そして、何と言っても中身のお肉がポイントなのです!
国産牛の赤身をベースに、三浦半島の名産 "葉山牛"の脂身が入ってる。
葉山牛は、三浦半島の11軒の農家でしか飼育していない"幻の牛"。
その脂身は、常温でも溶けてしまうほど絶品なんだとか!
お店の棚には、こんなものも・・・

「皮パン」!
実はこれが、旭屋の隠れた人気アイテム!

皮パンは切れ込みが入ったパンで、ここに買ったメンチカツを挟んで食べる!
夏場は、海岸で遊んで、お昼は皮パンとメンチっていうが葉山流。
最後に、葉山旭屋牛肉店の北村剛社長にお話を伺いました。

北村社長:負ける気は正直言ってない!他所よか美味しくなけりゃ意味がない!と思ってますから!

そんな旭屋は葉山メンチでがっちり!

網代発!イカメンチとは?

続いてやって来たのは静岡県熱海市。
ここ"網代"という街に、かなり独特のメンチカツ文化があるらしい。
そこで、街の人に聞いてみると・・・

地元の方(女性):お祭りとかの時は屋台で揚げたてを提供したりとか、朝市の時に出したりとかね。
地元の方(男性):昔からありましたね。イカメンチのことだな。

イカメンチ!?
"メンチカツ"と言えばお肉!"イカメンチ"ってことは"イカ"が入っているのでしょうか?
そこで、イカメンチが食べられるという浜料理「藤哲」さんへ。
まずは、スタッフ全員でウワサのイカメンチを頂いてみる事に!

こちらが "イカメンチ"が付いた「いかメンチ定食」。
見た目はちょっと浅黒いメンチカツ。
そのお味は・・・

スタッフ:う〜ん!美味い!肉じゃないんですね。

やっぱり中身は肉じゃない!
魚のすり身と野菜、そしてイカが入ってる。
メンチカツが大好物で、この日のロケを楽しみにしていたという宮崎カメラマンは?

宮崎カメラマン:イカメンチってイカっぽくなくない?メンチカツに近い。言われなかったらわかんない、でも美味しい!

実はイカメンチは、網代のお店の定番メニュー。
食べる事ができるお店が、至る所に20店舗以上!
すると店員さんから何やら気になる情報が・・・

店員さん:イカメンチのことで詳しく知りたいんだったら集会がありますので。

という事で、スタッフはイカメンチの会が行われている網代公民館へ。
早速、集会が行われている様子を拝見させていただくと・・・

まさかの超真剣。
網代イカメンチの会、富岡篤美会長にお話を伺いました。

スタッフ:軽い感じでやっているんじゃないかと思ったんですけど。
富岡会長:重々しかったでしょ?真面目なんです!

それにしても、ここ網代では何でイカメンチが盛んなのでしょうか?

富岡会長:網代というのは定置網が非常に盛んな漁港です。定置網は魚がドバっといっぺんに入りますので、そうすると魚市場が魚で山になるわけですよ。じゃあどうしたかっていうと魚市場から放送が鳴るんですよね。「今日はイカの配給をします!取りに来てください!」って。

そう!昔から定置網漁が盛んな網代港では、お魚と一緒にイカも獲れた!
あまりにも獲れ過ぎた時には、近所の人はタダでイカがもらえたんです。

富岡会長:配給があった日は、当然お刺身で食べるんですよね。2日目は焼くわけですよ、3日目は煮るんですよ、4日目になると皆飽きちゃってどうしようもない。それで練ってすって揚げ物を作ったんです!

タダでもらったイカが食べきれず、魚のすり身と一緒にして、イカメンチにして食べた!
それが結構美味かった!
こうして網代の街のソールフードとして根付いていったのです。
今では「網代のイカメンチを全国にも!」という事で、各地のイベントにも積極的に出店!
イケイケムードのイカメンチ、富岡会長も力が入ります!!

富岡会長:熱海のイカメンチってことで行か(イカ)してもらってます!

福島で発見!喜多方●●メンチとは?

福島県に、メンチカツ業界を揺るがすトンデモないモノがあるらしい!というウワサを聞きつけ、スタッフは東京から車で4時間かけて喜多方市にある道の駅「ふれあいパーク喜多の郷」へ!
一体どんなメンチカツなのでしょうか?
早速、スタッフが購入して食べてみることに・・・

スタッフ:ねぎ?かまぼこ?麺??
店員:全部入ってます!ラーメンの具になります!
スタッフ:ラーメンの具!?

そう!ラーメンがそのまま入ったメンチカツ!
その名も・・・「喜多方ら〜メンチ」。
中身を見てみると・・・

麺が入ってた!
中身がラーメンのメンチカツ、そのお味は!?
お客さんに聞いてみました・・・

お客さん:いろんな味が入っていて美味しい!食感も色々だし。意外にいい組み合わせだと思います。

そう!意外と美味いんです!
名前は若干ふざけていますが、かなりの実力派!
では一体、何故こんなモノを作ったのでしょうか?
喜多方ら〜メンチの発案者、喜多方市ふるさと振興株式会社の木村弘幸さんにお話を伺いました。

木村さん:あるイベントに行った時に、揚げ物がコロッケとかが売れてたんですよ。喜多方ラーメン・・・コロッケではなぁって思ったんです。だったら、メンチカツはどうかと思いまして、喜多方ラーメン、メンチカツ、喜多方ラーメン、メンチカツ、喜多方ラーメン、メンチカツ・・・あっ!"ラーメンチ"ならいんじゃないかなと!

スタッフ:でもコロッケだったらダメなんですか?
木村さん:喜多方ラーメンコロッケだと、どうしても語呂が良くないから。

まさかの、木村さんのダジャレから商品化された喜多方ら〜メンチ!
しかし、実は木村さん、単なるダジャレ好きではないんです!
喜多方ラーメンを使ったヒット商品を何個も作ってるスゴイ人なんです。
平成9年発売、喜多方ラーメン丼は、新潟県のお米を喜多方ラーメンのスープでふっくら炊き上げ大ヒット!
そして、平成20年、木村さん最大のヒット作が誕生。
それが・・・

ボリュームたっぷりのラーメンの具材を麺でサンドした喜多方ラーメンバーガー!
道の駅には長蛇の列が出来て大盛況!
そんなヒット作を連発した木村さんの最新作こそ「喜多方ら〜メンチ」なのです!
ら〜メンチの調理担当、長谷川料理長に作り方を見せて頂くことに。

スタッフ:それは何ですか?
長谷川さん:おからです。おからと同量の木綿豆腐です。

そう!ら〜メンチはお肉ではなく豆腐とおからがベース。
そこにラーメンスープを入れ、ネギ、ナルト、メンマ、チャーシューなど、喜多方ラーメンの具材を入れる。
そこに、スパイスと一緒に炒めたモッチリ太い喜多方ラーメンの麺を投入!
しかし、このままだとスープや豆腐の水分で水っぽく形がまとまらない。
なので・・・

冷凍してから揚げるのです!
意外とひと手間かかっていたんですね。
そんな喜多方ら〜メンチ、イベントに出店したところ大人気!
1日300個を売ることもあるんです!

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