過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

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2013年6月16日放送

特集

コメダ珈琲店

ゲスト

株式会社コメダ代表取締役社長 駒場雅志さん

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名古屋発!コメダ珈琲店の儲かり戦略に迫る!

全国で店舗を増やしてるコーヒーチェーン「コメダ珈琲店」!
その儲かりのヒミツを求めてやって来たのは、名古屋の住宅街にある本店。
なんと、こちらのお店は朝6時30分からやっているんです。
でも、そんな朝早くにお客さんは来るのでしょうか?
すると・・・

店内は大盛況!
次から次へとひっきりなしに、お客さんがやって来ます。
朝7時を過ぎるとほぼ満席状態に!
そこで、お客さんたちにお話を聞いてみました。

お客さん1:毎日一緒の時間に来てます。6時半から7時の間です。
お客さん2:憩いの場です!

そう!お客さんのほとんどが常連さん。
では一体、なんで常連さんが多いのでしょうか?
そこには、コメダが考え抜いた常連さんに愛されるためのアイデアがありました!

お客さん:木が落ち着くのかな。

コメダのヒミツ1
とにかくお店が「居心地がイイ」

一見、何の変哲もない店内ですが、実は至る所に細かいこだわりが隠されているのです!
例えば、ちょっとクラシックな感じの「赤いソファ」、全国ほとんどのお店に共通で、とにかく座り心地がバツグン!

背もたれの高さから奥行まで、ミリ単位でコメダが10数年かけて研究してたどり着いた、最も座り心地の良い黄金律!
しかもクッションは硬過ぎず柔らか過ぎない!
あまりに心地が良いため、本社の会議室でも採用されているんだとか。

さらに、座席の間にある仕切りの高さにもこだわりが。
立っている時は圧迫感はないけど、座ると目線の高さにジャストフィット!
他人の目線が気にならないってワケ。
なので、ノーメイクでも気軽に来店できるんです。
さらに!こだわりは内装だけではないんです!

コメダのヒミツ2
接客はとにかく「臨機応変」

お店でのオーダーの様子を覗かせていただくと・・・

「いつもの」を連発!
他の外食チェーンではあまり見られない特殊な光景。
そこで、名古屋本店 ホール主任の金森有紀さんにお話を伺いました。

金森さん:多分、50人以上のお客さんの注文は覚えています。

金森さんは50人以上の「いつもの」をシッカリ思えている達人なんです!
では、そのお手並み拝見!

コチラの男性の「いつもの」は?

金森さん:ホット珈琲とジャムトーストで氷無しのお水のお客様です。

続いて、二人組の奥様の「いつもの」は?

金森さん:一人の方はホット珈琲で、もう一人の方がアメリカン珈琲なんですけど、片方の方がタマゴだけで、片方の方がバタートーストのモーニング。

本当にあってるのでしょうか?
テーブルを見てみると・・・

確かに、ホット珈琲とアメリカン珈琲と、タマゴだけとバタートーストのモーニングが!
しかも金森さんがスゴいのは、ただ注文の種類だけではなく、お客さんの細かい要望まで入ってるってこと。
これもコメダが常連さんに愛される理由のひとつ。
さらに、コメダでは可能な範囲内でお客さんの希望に対応してくれる!

お客さん:自分の好みにしてくれるから美味しい。

特殊な注文は機械で印字できないので、手書きで対応するのがコメダ流!
ホットコーヒーはベースを約80℃として、「あつめ」と「ぬるめ」に、ミックスサンドには「きゅうり無し」なんてことも。
でも、これでは覚えるのが大変なのでは?

金森さん:臨機応変に対応できるように、あまりガチガチにマニュアルを決めることはしないんです。

あえてマニュアルを細かく作らず、少し緩めにすることで、臨機応変な対応ができるようにしているんだとか。
そんなコメダですが、ヒミツはメニューにもありました!

コメダのヒミツ3
メニューに「お値打ち感」

例えばコチラのハンバーガー。
直径はなんと!16cmもあって、お値段380円!
人気No.1スイーツ「シロノワール」も、大きなパンの上にソフトクリームが山盛り乗っかって590円!
お値段そこそこで大満足なボリューム!
これこそが名古屋弁で言う「お値打ち」。
メニューがどれもこれもお値打ち感満載!
でも、何でこんなことができるのでしょうか?

金森さん:廃棄の食材が出ないようなメニュー構成になっております。

そう!コメダのメニューはかなり絞られている。
その数、全35種類。
メニューが少ないから余る食材も少なくなる。
さらに、コメダではなるべく同じ食材を色んなメニューに応用しているんです。
例えば、モーニングサービスに付いているゆでタマゴは、細かくすり潰してサンドイッチやハンバーガーの具材に使用しています。
こうすることで、さらに無駄な食材が少なくなり、その分コストが下がるのでお客さんに還元しているのです。

そして、常連さんは皆持ってる「珈琲チケット」。
9枚セットのドリンク回数券、まとめて購入するから安くなる!
このように居心地の良いお店と、美味しい珈琲やお得な食べ物で、常連さんの心をがっちり掴んで大繁盛のコメダ珈琲店。
中にはこんな方も・・・

お客さん:ゴールデンウィークだとかお盆だとかは、こちらが気を利かせて外してます。日頃お世話になってる手前、そんな時ぐらい店に多少なりともお返しができるかなと。

もはや一心同体!
そんなコメダ珈琲店は居心地の良さでがっちりです!

コメダのフランチャイズ展開 新規オープンに密着!

兵庫県三木市に新しくフランチャイズ加盟店がオープンするとのことで、営業グループ関西エリア課長の吉田真輔さんに同行させていただきました。

スタッフ:のどかなところですね。
吉田さん:神戸市のベッドタウンで人口8万人ぐらいです。コメダが得意とする立地です。

そう!コメダが出店するときに狙うのは、都市部のど真ん中というよりは、郊外の広々としたスペース。
今回伺ったのは、オープンを翌日に控えた三木平田店。
出迎えてくださったのは、三木平田店オーナーの津田光博さん。

スタッフ:儲かりそうですか?
津田さん:儲かるでしょう!

コメダは全国501店舗の内、なんと495店舗がフランチャイズ加盟店!
でも、なんでコメダをやろうと思ったのでしょうか?

津田さん:客がよく入るなと、何で客が入るんだろうかと!

大盛況のコメダを見て決めたそうなんです!
そしてもうひとつ津田さんを後押ししたのは、コメダ独特のフランチャイズの仕組み。

津田さん:通常、売上の何%とか、そういうシステムが多いですけど、それ以上に頑張れば我々の方に跳ね返ってくる!

外食チェーンのフランチャイズでは、お店が本部に売上の何%かを渡すというのが、よくある契約のカタチ。
このお金、ロイヤリティと言って、売り上げが増えれば、その分渡す金額も増える。
ところがコメダでは、このロイヤリティが1席辺り月1500円という定額制。

スタッフ:やればやるだけ儲かる?
津田さん:そうですね!儲かるように努力します!

そう!売り上げれば売り上げるほど儲けの幅がデカくなる!
そして、オープン前の店内では接客の研修を行っていました。
本部からは接客のスペシャリスト!トレーニング スーパーバイザーの梅田好江さんがやって来て、コメダスタイルを徹底的に叩き込んでいきます!

スタッフが客と店員に分かれて、本番さながらの接客シュミレーション!

客:カツサンドください。
店員:カツサンドがおひとつ。
梅田さん:カツサンドは通常3等分になってます。なので、お二人でしたら「4つにもカットできますよ」って言ってあげられると良いですね。

コメダの接客はマニュアルが無いので、逆に細かく教えていかなければならないのです。
さて、ここ三木平田店ではコメダの新兵器が導入されていました!
それは・・・

オーダー取りマシン!
実はコレ、端末上のタッチパネルに直接書き込める。
あの「伝票に手書き」という独自のスタイルを完全データ化!
入力されたデータはキッチンにあるモニターへ送信されるという仕組み。
これで新人スタッフでも、お客さんの細かい要望まで自由に書き込める!
そして、オープン当日の朝!

津田さん:とうとうオープンの日が来ました!どうぞ1日よろしくお願いします!

それでは、いよいよオープンです!
すると・・・

開店と同時にお客さんが続々入店!
なんと!わずか15分でほぼ満席状態に!
外では広い駐車場も・・・

満員御礼!
実はここにもコメダ独自の考え方があるんだとか。
そこで、店舗設計に携わってきた、専務取締役の高橋敏夫さんにお話を伺いました。

高橋さん:駐車場を設計してから建物を設計するんです。

そう!コメダが店舗を作る時、最も重要視するのが「駐車場」。
例えば、本店を上から見てみると・・・

入口がふたつ付いてる。
これは、運転が苦手な人でも入りやすくて出やすい!
さらに、道幅が広いので、すれ違いも簡単にでき、お年寄りや女性ドライバーでも入りやすく停めやすい駐車場なんです。
そして、新しいお店を見ればわかる、コメダのこだわりがもうひとつ!
それが・・・

お客さん:この木の感じがスゴく落ち着くなぁって話してました。

コメダのお店は、どこも必ず本物の木とレンガを使ったログハウス風。
初期費用は結構かかりますが、時間が経つと味が出るし、木を削ればまた綺麗にもなる!

そして開店から1時間で長蛇の列!

お客さん:せっかく近くにできたので一度は来ようと思ってました。

中にはこんな人まで・・・

お客さん:私の友達が隣にマンション建てます。コメダが出来たからご主人がお仕事を廃業してマンションで生計を立てるんです。

なんと!人気のコメダ進出で、この辺りが賑やかになるのではとマンションを建てる人まで!
のどかな街がコメダ景気に沸き立ってます!

スタッフ:大儲けじゃないですか?
津田さん:このまま行けばいいですけど、今日はオープンですから、これからが本番です!

気合十分の津田オーナー!
そんなコメダ珈琲はフランチャイズでがっちりです!

◆スタジオでお聞きしました。
加藤:1席1500円ですか?

駒場社長:本部としては必ずしもロイヤリティだけで頂いているわけではなくて、色んな食材をお買い上げ頂いたりというところでも我々の利益も頂けてますから。

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