過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

過去の放送内容

2013年5月19日放送

特集

おらが国こそ 輝くNo.1

ゲスト

森永卓郎さん ダレノガレ明美さん

番組内容

今回のがっちりマンデーは、「おらが国こそ輝くNo.1」。
島国日本では、色んな物を海外から輸入してる。
その輸入元といえば、やっぱりアメリカや中国ってイメージですが、他の国にも日本でがっちり儲けてる物があるはず!
そこで!色んな国の大使館を直撃取材いたします!

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ハンガリーの儲かり商品とは?

まず最初の、おらが国こそ輝くNo.1は「ハンガリー」!
やって来たのは、港区三田。

このマンションのような建物。実はコレ、まるまるハンガリー大使館なのです。
早速、お邪魔しました。
出迎えてくださったのは、ハンガリー大使館 アタッシェ経済 アンナ・バーリンさん。
ハンガリーの儲かりナンバーワンを求めて、大使館の中を案内していただきました!
オートロックの入口を通り抜け、2階へ上がると・・・

アンナさん:ここはサロンです。レセプションの時にここを使っています。

お客様を迎え、お食事会などが開かれるサロン。
長いテーブルは18人掛け。
大使館では他の国の人や政治家の皆さんとの会合やパーティーだって、ただ飲んで食べての遊び
じゃない。
サロンの横に何やら色々と飾られていますが、そこに何故かルービックキューブが!?

そう!これを作ったのはハンガリーの建築家・ルービックさん!
この国、実は多くの優秀な数学者も輩出していて、世界で初めてコンピューターの仕組みを考えたフォン・ノイマンや、数学者で大道芸人のピーター・フランクルさんもハンガリー出身。
そして、サロンを抜けて大使館の奥へ。

アンナさん:こちらは大使の部屋です。

するとゴージャスで広いお部屋の奥に・・・

駐日ハンガリー大使館・特命全権大使のセルダヘイ・イシュトヴァーンさんを発見!

セルダヘイさん:ハンガリー大使のセルダヘイです。どうもこんにちは。
スタッフ:いま何をされていたんですか?
セルダヘイさん:日本とハンガリーの経済関係についての報告書を書いています。
スタッフ:そういうこともご自分でするんですか?
セルダヘイさん:外交官が書いたものを直します。

セルダヘイ大使!お忙しい所ありがとうございました!

ところで肝心のハンガリーが日本で一番の物って何なのでしょうか?

アンナさん:ハンガリーのNo.1はフォアグラです!

そう!ハンガリーご自慢の儲かり商品は、ガチョウのフォアグラ。
フォアグラというとフランスのイメージが強いですが、実は日本が輸入しているフォアグラにはカモとガチョウのものがあり、ガチョウの方は97%がハンガリー産。
でも、正直ハンガリーにフォアグラってイメージがあんまりなかったんですが・・・

アンナさん:フォアグラ生産は古い伝統を持っています。ハンガリーの国土の約70%は大平原です。

ハンガリーは、国土のほとんどが見渡す限りのハンガリー大平原。
気候も温暖で、草がいっぱい生えてる!
だから、たくさんの農家が広い草原でガチョウを放し飼いにし、それをもとにフォアグラを作っているんです。
そんなハンガリーはフォアグラでがっちり!

日本人が広めたモーリタニアの儲かり商品とは?!

続いての、おらが国こそ輝くNo.1は、「モーリタニア・イスラム共和国」!
やって来たのは、品川区にある高級住宅街。
そこに・・・

ありました!モーリタニア・イスラム共和国大使館!
早速、お邪魔することに!
すると、出迎えてくださったのは・・・

モーリタニア・イスラム共和国 特命全権大使のヤヒヤ・ンガムさん!
なんと!大使直々のお出迎え。
ところで、モーリタニアってどんな国なのでしょうか?

ヤヒヤさん:モーリタニアはスゴく暑くて乾燥しているんです。気温は40℃を超えますよ!

そう!モーリタニアは国土の4分の3がサハラ砂漠という、かなり過酷な自然環境にある。
では、そんなモーリタニアが日本で一番儲かっている物とは?

ヤヒヤさん:モーリタニアの日本一、それはタコなんです!

砂漠でタコ?
実はモーリタニアには、砂漠もあるけど海もある!
そこで、スーパーの鮮魚コーナーで売っているタコを見てみると・・・

モーリタニア産って書いてあるのが結構ある!
日本が海外から輸入するタコのうち、モーリタニア産は35%と堂々のトップ!
年間売上げは、なんと118億円!
やっぱりモーリタニアの人も、タコがお好きなんでしょうか?

ヤヒヤさん:モーリタニア人はタコを食べないんだ。

タコを食べない!?
では一体、何でタコを獲るように?

ヤヒヤさん:日本人の中村さんがモーリタニアに来てタコ漁のやり方を教えてくれたんです。中村さんはモーリタニアの漁業者の中で有名人だよ。

なんと、モーリタニア人がタコ漁をするようになったのは、日本人の中村さんという人が教えたかららしい!
でも一体、どういうことなのでしょうか?
その「中村さん」、今は日本にいらっしゃるということでご自宅へ訪ねてみました。

こちらがモーリタニアでタコ漁を教えた中村さん。
今から36年前、中村さんは海外漁業協力財団という援助機関に在籍し、色んな国で漁業を教えていました。
そんなある日、突然上司から「モーリタニアに行ってくれ」と指令が出たのです。

中村さん:「モーリタニアに行ってくれ」と言われた時にピンっと頭にこなかったんですよね。インド洋にあるモーリシャスかモルディブと勘違いしました。

完全なる勘違いでモーリタニアへ飛び、漁業を教えることになった中村さん。
そこで目をつけたのがタコ。
もともとモーリタニアの沖合の海は、寒流と暖流がぶつかる、絶好の大漁ポイント。
しかも、アフリカの人はタコを食べないため、たくさんいたんです!
しかし、「こんな気持ち悪い生き物、誰が食べるんだよ!」と、いぶかしがる漁師さん達を、中村さんは根気よく説得。
タコ壺を使ったタコ漁を彼らに教えたところ、質のいいタコが面白いように獲れ、それを日本に輸出するようになったのです。
すると・・・

中村さん:漁業者なんか月収で当時のお金で100万円近く稼いでいましたよ。

タコ漁のおかげで、モーリタニアの漁師さんたちは大金持ちに!
中には子どもにナカムラって名付ける人までいたんだとか。

今やタコは、日本だけでなく中国や韓国にも輸出される、モーリタニアの大事な大事な儲かり資源へと成長。
日本でモーリタニアのタコが食べられるのは、一人の日本人の粘りとガッツある挑戦のおかげなんですね。
そんなモーリタニアは「タコ」でがっちりです!

コーヒーだけじゃない!ブラジルの儲かり商品とは?!

続いての、おらが国こそ輝くNo.1は「ブラジル」!

ファッションの街、港区北青山に建つブラジル大使館。
出迎えてくださったのは、ブラジル大使館 受付の松島・ジオーゴさん。

スタッフ:ブラジルの日本一って何でしょうか?
松島さん:大使がご紹介できますので、でも残念ながら大使は大使公邸の方におりますので。

と、いうことで・・・

ブラジル大使がお住まいの公邸にお邪魔しました!
すると、いらっしゃいました!

こちらが、駐日ブラジル大使のマルコス・ガウヴォンさん

スタッフ:スゴいおウチですね?
マルコスさん:公邸では200人以上のお客様をお迎えする事もあるんです。だから広いスペースが必要なんですよ。ちなみにここにある家具や調度品はブラジルのデザイナーの作品なんだよ。

ところで、ブラジルが日本で儲かっている一番の物って何なのでしょうか?

マルコスさん:コーヒーやオレンジジュース、綿花、工業用アルコール、全てが日本一なんです。でも、実はもっとスゴい日本一があるんです。

これら全部、日本でのシェア、ナンバーワン!
では一体、中でもブラジルが日本で儲かっている、一番の物とは?
案内されたのはダイニングルーム。
すると出てきたのはブラジルの家庭料理。

マルコスさん:この料理はシンシン・デ・ガリーニャといい、アフリカから伝わったブラジルの家庭料理です。

これがブラジルの日本一なのでしょうか?

マルコスさん:料理じゃなくて中に入っている鶏肉が日本一なんです。

そう!ブラジルが誇る儲かり商品は「鶏肉」!
ブラジル産の鶏肉のシェアは、なんと!91%!
その年間売上げは868億円!!
では、どうしてブラジルの鶏肉がそんなに日本で人気なのでしょうか?
日本の22.5倍の国土を持つブラジルは、気候も温暖でたくさんのトウモロコシや大豆を栽培できる。
それを鶏のエサにしているから、安くておいしい鶏肉を作れるってワケ。
しかも、ブラジルでは鶏インフルエンザが、まだ1件も出ていない!
そこで日本はブラジルから鶏肉を買うようになっていったのです。
そんなブラジルは、鶏肉でがっちりです!

スウェーデンの儲かり商品とは?

続いての、おらが国こそ輝くNo.1は「スウェーデン」!
港区六本木にある大使館は・・・

こちら!デカイ!
出迎えてくださったのは、スウェーデン大使館 投資部 産業参事官のハンス G.ロディーネルさん。
もう30年以上日本住んでいるんだとか。

ハンスさん:長くいるつもりはなかったんですけど、妻が日本人で簡単には逃げられません。ハハハハハ〜。

そんな奥さんも日本も大好きというハンスさんに、案内していただいて大使館の中へ!

入ってすぐのところは、大きな展示ホール。
美術展やパーティーに使われるスペースで、ここまでは誰でも入ることができるんだとか。
続いて案内されたのはオフィスエリア。

ハンスさん:1人当たり1つの部屋があります。

さすが、働く人にも優しい福祉の国、スウェーデンのオフィス。
大使館員1人1部屋が、当たり前なんです。
しかし、スウェーデンの働く人への気遣いは、こんなもんじゃない!
地下へ行くと・・・

なんと!大使館の中に、さながらリゾートホテルのようなプールが!
さらにはスカッシュコートやジャグジー、本場仕込みのサウナなど至れり尽せり。
続いて向かったのは、さらに特別な場所。

ハンスさん:では大使の公邸を案内しますね。

大使館の上の部分がおウチ。
すると駐日スウェーデン大使 夫人 エヴァ・ヴァリエさんがお出迎え。
案内されたのは・・・

広〜いお部屋!
エヴァ婦人によると、日本人がノーベル賞を授賞すると、この広いリビングルームに招いて、パーティを開くんだとか。
そう!ノーベル賞とは物理学・化学・医学生理学・文学・平和において功績を残した人物に送られるスウェーデンの賞。

エヴァ夫人:家具全部がスウェーデン製よ。もちろんインテリアもね。ここには日本製の物はないの、ごめんなさいね。
スタッフ:スウェーデンの会社「IKEA」の家具は?
エヴァ夫人:IKEAは・・・ないね。

ところでスウェーデンが日本で儲かっている一番の物って何なのでしょうか?

ハンスさん:削岩機です!

これぞ、スウェーデンご自慢の儲かり商品「削岩機」!
トンネルを掘る時、岩に細い穴をあけるマシンで、そこへダイナマイトを詰めて「ボカン!」と岩を壊していく!
スウェーデン製の削岩機の日本でのシェアは34%とNo.1!
では、なぜスウェーデンの削岩機が、日本で人気なのでしょうか?
実は、スウェーデンは、鉄の材料になる鉄鉱石の一大産地。
ところが、この鉄鉱石が埋まってる山の地面がとにかくカタイ!
そこで、スウェーデンでは岩を砕く技術が、世界トップクラスに進化していったのです。
最後に岩を爆破する「ダイナマイト」もスウェーデン生まれ。
あの、ノーベルさんの発明です。
そんなスウェーデンは「削岩機」でがっちりです!

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