過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

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2006年12月3日放送

特集

地方でがっちり儲けるシリーズ第三弾!

ゲスト

田北浩章さん(会社四季報編集長)・乙葉さん

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地方なのにファッションで急成長?!

今急成長中の若い女性向けのファッションメーカー、福島県いわき市にある(株)ハニーズ。
北海道から沖縄まで、47都道府県に600店舗をもち、年間売り上げ400億円、従業員1100人の東証1部上場企業なんです!
でも失礼ながら、山に囲まれた田舎から、どうして全国の若い女性を虜にする流行の服を発信できるのか…ということで、江尻義久社長を直撃しました!!

社長の回答は、「情報が必要だったら、東京に取りに行けばいい!!」というもの。
どういうことかというと、渋谷109の前でなにやら一人のメモを取る女性が…
それがハニーズのデザイナーさんなのです。
週に一度20人ものデザイナーが東京の繁華街にファッションリサーチに出かけるんだとか。
東京に週一度行くことによって、東京にどっぷり浸かっていてはわからない、変化が見えるのです!!

そしてハニーズのすごさは、商品化するまでの速さ!!なのです。
一般的なアパレルメーカーは、企画から商品化まで3ヶ月かかるところを、ハニーズは1ヶ月で仕上げてしまうんだとか。

いわき市での商品企画会議に潜入してみると…
会議室の中は、若い女性のデザイナーさんたちでいっぱい!!
まずデザインが決まると、すぐにそれが中国の工場に送られます。
そしてこれがハニーズ本社近くにある、巨大物流センターです!

土地代が安いため、売り上げに対して占める物流コストを、同業他社の半分に抑えることができるんだとか。
一方お店では、人気商品だと、1週間から10日で売り切れてしまうほど。
作るのも速ければ、売り切っちゃうのも、速いんですね!
福島から全国へ、ベーシックな定番商品ではなく、今まさに流行のファッションをハニーズががっちりお届けしているのです!

続いては、大阪市中央区から。
2004年、あの関西国際空港が考案した、男子トイレの便器に貼り付けられたターゲットシール。

男の遊び心をくすぐりつつ、お掃除の回数が減らせると、大評判になりました。
「これや!!」と思ったのが、大阪にあるデザイン印刷メーカー(株)たかアートのシール販売担当、岡本達幸さん。
ターゲットシールの商品化に取りかかった岡本さんは、ダーツの的、テントウ虫、777と3種類の販売を開始。
このシール、的に当たると、色が変わるんです。
男の遊び心をさらにくすぐるアイディアで、10枚組3800円が3000セットで1200万円を売り上げる大ヒット商品になりました。
実は更なる新機能があるんだとか。それは、的に当てると、絵が消えるというもの。
そのあと水を流せば絵が元に戻るという優れものなんです。
目標は年間5000セットの販売だとか!!

地方ならではの儲かりビジネス

続いては、広島県東広島市から。
広島の山間に広がる水田地帯で、儲かりニュービジネスが生まれたと聞いてやってきました。
昨年起業したのが、めだか本舗。

めだかの大規模養殖で、70種類以上のめだかを全国の愛好家に直接インターネット販売。
今、めだかを飼う事が、ちょっとしたブームになっているのです。
なんと売り切れが続出中なんだとか。

でもなぜめだかの養殖を…
父である二野宮正さんが定年を迎えて趣味みたいな形で始めたのがきっかけなのです。
今は息子さんの良博さんが先頭に立っての完全家族経営。
めだか本舗最大の特徴は、栄養分が豊富な、本物の田んぼの土と水で育てていること。
そのため、元気で繁殖力が旺盛。
めだかの愛好家にはたまらないんだとか。

めだかは一匹20円から10万円。10万円のめだかは、その名も超男前ヒカリダルマめだか(笑)
売れ筋のめだかを見せていただきました!まずは、黒めだか20円。
一番ベーシックな種類で初心者向けです。

次が、アルビノめだか 500円。体の色素がなく、眼が赤いのが特徴です。

次が、ヒカリダルマ 1500円。愛嬌のある泳ぎが、女性に大人気なんだとか。

そして最後が、先ほどの超男前ヒカリダルマめだか。
ふつうのめだがの眼とはちがって、眼光鋭い男前のめだかなんだとか。

現在、注文の増加を見込んで、養殖施設を拡張中。

広島県広島市の風船工房匠。広告用の巨大バルーンを作っているんです。
その国内シェアは80%。
テーマパークに出現した、身長40mの実物大のウルトラマンに、ビルの外壁にしがみついた全長50mの巨大バッタ。
田舎モノはインパクトで勝負と言い切るのが、創業者の西直樹さん。

これまでイベントで、安全対策にアバウトだったイベント用バルーン業界に、西社長がアピールしたのが、「絶対に事故を起こさないこと」。
徹底した強度計算によって、バルーンの安全性を高めたのです。
そして現在最も力をいれているのが、イベント用ではない、産業用バルーン。
例えば、雨でも作業できる工事現場用バルーンや持ち運びに便利な、救命用のバルーンなどがあるんだとか。

自然にやさしくがっちり!

続いては北海道旭川市から。みなさんご存知の、日本一の儲かり動物園、旭山動物園。

徹底した魅せる動物展示に、夏場の入場者数は、東京の上野動物園を抜いて、3年連続日本一に(98万人)!!

しかし数年前、お客さんが増え始めると同時に、ある大問題が生じたのでした。
それがトイレ事情。
旭山地区は高台にあるため、下水道施設がなく、押し寄せる客は、旧式の汲み取り式トイレを使うしかなかったのです。
夏場は我慢の限界を超える異臭、冬になると凍結のため使用禁止になるなど大ピンチに陥りました。
そんな状況を救ったのが、2004年に設置された、新型トイレ。
このトイレ、見た目はふつうですが、水を一切使わず、汲み取り作業も一切いらないというすごいやつなんです!

こんな魔法のトイレが、旭山動物園の人気を、影で支えていたのです。
開発したのが、旭川市にある(株)正和電工。
会社のトイレも同じ魔法のトイレを使っているということで、さっそく中を拝見。
その秘密はオガクズにありました!このトイレは「バイオトイレ」。

オガクズを電気で温め、スクリューで撹拌。
もともとオガクズについている微生物が活性化し、糞尿を二酸化炭素と水に分解。
オガクズは年に1回交換すればよく、使用後は、栄養満点の肥料になっちゃうんです!
このバイオトイレは簡単に下水道を引けない地域で大活躍なんです。
現在富士山5合目の駐車場にも設置されています。

トイレの裏に回ってオガクズの状態を見せてもらうと…
一年以上使っているオガクズもサラサラでした!!
一台98万円で、1500台が販売されたそうです。

Q:2007年に儲かる地方都市はどこですか?

A:団塊の世代移住ビジネスです。来年から、団塊の世代が定年退職を始めます。どこに住んでもいいと思っている人が多いのです。沖縄は大ブームが来てしまっているので、鹿児島県の種子島がいいと思います。鹿児島県で、屋久島と種子島は並んでいます。屋久島は世界遺産で、ものすごいブームになっているので飛行機も大混雑しています。しかし、種子島は、がらがらなのです!!

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