過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

過去の放送内容

2005年11月27日放送

特集

カゴメ

ゲスト

喜岡浩ニさん(カゴメ株式会社 代表取締役社長)

番組内容

トマトジュースシェア第一位!!
トマトで儲かりまくりのカゴメ株式会社!!
トマト王国カゴメ。そのホントの秘密ががっちりわかっちゃいます!!

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日本一のトマトメーカー、カゴメの儲かる秘密とは?

なぜカゴメはトマト製品を売るメーカーになったのか
話は100年前に遡り、西洋野菜の輸入がはじまったころ、カゴメ初代社長・蟹江一太郎さんが赤いナス=トマトに眼をつけました。
そして日本で初めて西洋トマトの大量生産に成功したんです。
実は日本人が一番食べている野菜がトマトなんです!!

しかし、当初は独特の酸味と青臭さで大量の売れ残りが…。
一太郎さんは海外ではソースとして使われているという情報をゲットし、独自のトマトソースの開発に乗り出したんだとか。
そしてようやく完成したのがトマトケチャップ!!
これが、当時流行りだしていた洋風料理を作れる調味料として大人気に!!
これがトマトのカゴメの幕開けでした。

その後昭和7年にトマトジュースの開発に成功!!
こうしてトマトは日本の茶の間おなじみとなり、カゴメブランドもがっちり定着していったのでした。

▼カゴメ儲かる秘密(1)リコピンブーム
マスコミでトマトに含まれるリコピンという物質が、健康や美容に効くと話題になり、大騒ぎに…トマトジュースの売り上げが大幅にアップしました!!

リコピンとはトマトの赤い色素で、活性酸素を消す効果があります。
その効能は、美白から肥満抑制、癌や糖尿病の予防まで、たくさんあるんです!!

そんなトマトから発見されたリコピンに目を付けたカゴメがすごい開発をしました!!

▼カゴメ儲かる秘密(2)スーパートマト研究所
栃木県那須のある、カゴメ総合研究所。
トマトの栽培から品種改良、新商品の開発まですべてを研究している企業秘密の塊。
カゴメの極秘中の極秘がこちら!!

しかし、その奥の撮影は×なんだとか。
この遺伝資源棟には、世界各地から集められたトマトの種子が保存されていて、その数なんと6500種類以上!!
その種を使ってカゴメはすごい開発をしているんです!!
それはリコピンを多く含んでいるトマトなんです!!

なんとそのリコピンは普通のトマトの5倍!
そしてカゴメのトマトジュースには、このリコピンたっぷりのトマトが3個入っているんです!!

▼カゴメ儲かる秘密(3)トマトだけじゃない!
トマト製品であまりにも有名なカゴメですが、しかしカゴメにはトマトだけでないでっかい儲けの種があるんです!!
それが野菜ジュース!!
実はトマトのカゴメは日本一の野菜ジュースメーカーでもあるんです!

1992年、野菜ジュースの可能性に目をつけ、野菜飲料「キャロット100」を発売。
その後、十数種類の野菜を加えた「野菜生活」を発売。
健康ブームにのり、野菜ジュースのシェアはどんどん拡大していきました!

さらに大きく売り上げを伸ばすきっかけとなったのが、野菜の高騰。
野菜を買うのを足踏みする消費者が増えたとき、スーパーに「野菜が高いときはジュースで野菜を!」というポップが登場。
野菜が不作のときでも値段の変わらない野菜ジュースに、健康に人一倍敏感な主婦たちが注目!!生野菜の代用品として、売れに売れたのです!!

ではなぜ、野菜が高いときでも、野菜ジュースの値段は上がらないのか…
実はカゴメは野菜を世界各地から、しかも値段を年の始めに決める年間契約で買っているんです!
だから、野菜が高騰しても、商品の値段に全く影響がでない…というわけなんです!
今や野菜ジュースはカゴメの一番の儲かり商品で、もちろん国内シェアは第一位!!

驚くことに、日本人が口にしている野菜の10%はカゴメが供給しているんです!!

Q:ライバルはどこですか
A:伊藤園です。会社それぞれ野菜の数を増やしたり、味付けをよくしたりしているんです。

日本有数の農業ビジネスの会社、カゴメ

多くのジャンルで業界トップを走るカゴメですが、実はカゴメ、日本有数の農業ビジネスの会社でもあるんです。
日本最大級のトマト畑がある広島県・世羅菜園。

カゴメが長年蓄積した栽培技術を活かしたトマト畑なんです。
アルコールで手を殺菌し、エアーシャワーに入って菜園に入ると…右も左もトマト畑!

カゴメのオリジナルブランド「こくみトマト」!
年間売り上げは、なんと50億円!!知る人ぞ知る大人気商品!

▼儲かる農業の秘密(1)とにかくでかい!!
カゴメ世羅菜園を運営している兒玉剛司さんにお話を伺いました。

栽培面積は、8,5ヘクタール、つまり広島市民球場4個分なんだとか!!
とにかくひろいので、従業員さんもカートで移動。
スケールが大きくなれば、コストが下がる!!
これが、カゴメ儲かり農業の秘密なんです!!

▼儲かる農業の秘密(2)驚異のハイテク
実はこの菜園、土がないんです!!

トマトは、土のかわりにロックウールと呼ばれる水はけのよい岩石に植えられ、宙に浮いているんです!!
だから、農作物に欠かせない水や肥料は、管を通して送られるんだとか!!
それらは、事務所内にあるコンピュータで一括管理されているのです!!
おかげでこの菜園の一日の収穫量は、最大16トン!!

▼儲かる農業の秘密(3)快適な職場
農業に対してどうしても付きまとうのが、きつい、汚れるといったイメージですが、カゴメは違うんです!!

作業者の負担軽減のため、トマトは取りやすい高さに設定!
楽チンなんです!!台車もレールの上に乗っているので移動も楽!
従業員の作業内容はコンピュータで管理されていて、タイムカードもあるんだとか!

兒玉さんは、「今まで農業はビジネスという形での農業ではなく、あくまで国の保護に守られて行われてきたのかなと思いますが企業のビジネスモデルとして確立していけば、日本の農業もこれから明るいんじゃないかと思います」とおしゃっていました。

10万人株主計画 株主優待で大人気!

カゴメは、個人株主に優しいことで大人気!
なんといっても大人気なのが、株主優待。
そのさきがけはカゴメなんです!

カゴメの株主になると100株で

1000株で

おいしい株主優待が毎年2回届きます!!
カゴメは株もトマトもおいしい!!
おいしいだらけのカゴメに、これからも大注目です!!

▼引き続き、スタジオで社長に質問しました!!
Q:あの農園はすごいですね…
A:土入れ農業をすると、土には細菌が発生します。そのために、大規模に農業をするとなると農薬が必要になるので、土を使わない温室溶液栽培水や肥料はコンピュータで管理されています。

Q:株主たちは1000株以上で様々なカゴメの商品をもらえるようですが…
A:株主には一般の人にくらべて10倍くらい買っていただいていますし、新商品のPRにもなりますから。

Q:社長はコンビニなどで、自社製品を買ったことはあるのですか
A:社長も社員もせっせと買います。会社からもって帰ったりなんてしませんよ!!

Q:これから狙っている、新しいビジネスはなんですか
A:今、乳酸菌事業を行っているのですが、元々植物ベースの会社なので、植物性の乳酸菌でその事業を一新したいと考えています。植物性の乳酸菌とは例えばぬかづけなんかですが…

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