過去の放送内容

「がっちりマンデー!!」毎週日曜あさ7時30分から

がっちりマンデー!!

過去の放送内容

2005年2月20日放送

特集

きれいになりたい!エステ業界

ゲスト

たかの友梨さん(美容家、たかの友梨ビューティークリニック社長)

番組内容

今朝の儲かりマンデー、テーマは「エステ業界」
「きれいになりたい」女性なら誰でも抱くそんな夢を叶えてくれる「エステ」。
現在、業界全体の市場規模はなんと4000億円以上!
毎年成長を続ける超儲かり業種なんです。

ということで本日のゲストは日本エステ業界の生みの親、たかの友梨さん。
ご存知、従業員1200名を抱える「たかの友梨ビューティークリニック」の社長様です。

■放送内容をシェアする

女心が分れば、エステも成功!!!

そんなエステ業界の儲かるキーワードは、ずばり「女心」!
女心が分れば、エステも成功!!身も懐もうつくしーくなる30分!!

2004年度の売り上げ220億円、全国に124店舗を数えるエステ界の女王「たかの友梨ビューティークリニック」その始まりは…

今から30年前にさかのぼる新潟から単身上京し、ごく普通の理容師として働き出したたかの社長はいつも不思議に思っていました。

「なぜ、女性は大根一本買うには一円の違いにも目を光らせるのに、それが化粧品であると数万円というお金を惜しげもなく払うのだろう?」

しかし、ある時そんな疑問に答える一冊の本に出会ったのです。

藤田田著「ユダヤの商法」

ユダヤ人の金儲けのノウハウを記したこの本はこう書かれていました。
「設けたいなら女と口を狙え」
人間は食べるためには絶対お金を出す。
女は美しくなるためには絶対お金を出す。


藤田田といえば、前日本マクドナルド社長。
確かに日本人の口を狙って大成功した人物です。
そこで、たかの社長は「だったら私は女を狙おう!」と決意したのでした。

女を美しくする商売…。でも何をすればいいのか。
選んだのは、当時は誰も知らないエステティックでした。
パリで「女性向けのエステティックサロン」が大流行していると知った、たかの社長は「これしかない!パリへ行こう!」と単身フランスへ。
8ヶ月間、フェイシャルエステやボディマッサージなどの技術を身につけ、帰国。
早速、その技術をひっさげ、1978年「たかの友梨ビューティークリニック」をスタートさせたのでした。

ところが当時、世間では「エステティック」など誰も聞いたことのない商売。
店は閑古鳥が鳴くばかり。
そんな状況の中で、考えに考えたすえに辿り着いた答えは「女を狙うには、女心をつかまなければ!」ということ。

女心わしづかみ大作戦!!『チェリコ』『タダ』『チケット』『コンテスト』

▼女心わしづかみ作戦(1)チェリコ大作戦

バーゲンなど女性の多いところには女性が集まります。
そんな女心に目を付けた社長は、店内でいろんな演出を実行!!!

それは…
靴箱を靴でいっぱいにし、店内のハンガーにはたかののお気に入りのコートで埋め尽くしました。

さらに…
どんなにお店がガラガラでも、予約を同じ時間に2人、3人と重なるように調整。
そんなチェリコ効果で、一見大混雑と見えるクリニックは、客が客を呼び、いつの間にかさくらなしでも大混雑になったのです。

▼女心わしづかみ作戦(2)ニキビはタダで治療
スーパーの試食、化粧品の試供品など、女性はとにかく「タダ」に弱いもの。
そんな女性心理をくすぐろうと、たかの社長が思い切って打ったのはこの広告!!!

「ニキビの方、集まれ!タダで治してさしあげます」

「タダ」の効果は絶大!
ただに惹かれてやってきた客が他のエステも受けるようになり大成功!!

▼女心わしづかみ作戦(3)エステ定期券
1000円でケーキ食べ放題など、「…放題」に女性は集まるもの。
そんな女性心理を巧みに捉えたのが、「エステ定期券の発行」でした。
1ヶ月エステし放題で、なんと「3万円」。これが飛ぶように売れてまたもや大成功!!
実はこの大ヒットした「エステ定期券」がその後のエステビジネス急成長を支える大きなヒントとなったのでした。

エステサロンビジネス儲かるしくみ!それは「チケット制」
現在のエステ業界では、ほとんどのサロンがチケット制を導入しています。

なぜかというと…
エステサロンの経営には、店舗開店時に改装・機材購入などの初期投資金が、かなりかかります。そのためオープン時の資金繰りが苦しい!

そこで登場したのが「チケット制」。
チケットは完全前金制のため、エステサービスをするより前にお金がはいります。
だから初期投資金の回収がとってもスムーズ!
お客さん側も毎回料金を払うよりも、まとめてチケットを買った方が値段が安くてお得。
お客さんとお店、お互いがうれしいシステムなのです。

▼女心わしづかみ作戦(4)ビューティーコンテスト
今や、ダイエット業界では大流行しているのが、実際にエステやダイエットを経験した素人モデルさんがその美を競うビューティーコンテスト。

実は、日本で始めて開催したのも、たかの友梨ビューティークリニックなんです。
その名も、「シンデレラコンテスト」。
決していいスタイルとは言えない人が、見事にキレイになる。
そんなコンテスト出場者の大変身に、「自分もきれいになりたい」「自分もきれいになれる」と、世の女性たちがクギづけに!!
また、その様子がマスコミに大きくとりあげられ、結果的にお金をかけずに大きな宣伝効果を生むことになったのです。

「美しくなりたい。」そんな女心をしっかりつかむこと、それが「たかの友梨ビューティークリニック」の儲かりの最大の秘密だったのです!!

儲かりの秘密の図美容師だったたかの社長が、エステに目を向けるきっかけとなったのは、自分にできた吹き出物の存在だったそう。
ビジネスとして考えていったのではなく、自分が欲しいものの追求の果てに、エステにたどり着いたそうです!!!

チェリコ作戦については、外資の化粧品会社に勤めていた社長の経験を生かしたアイディア。
タダのエステも、チケット制の作戦も、純粋にお客様とスタッフが共に喜ぶ気持ちから生まれたアイディアだったのでした。

「たかの友梨ビューティークリニック」本社に直撃!

たかの友梨社長の経営術を探るべく、スタッフは代々木にある「たかの友梨ビューティークリニック」本社へ。

社長室を探してみると…
なんと、独立した社長室はありませんでした!!

「みんなと同じフロアで仕事をすることによって社内に一体感が生まれる。」
これがたかの流の考えなんです!!!

そして「たかの友梨ビューティークリニック」に1200名以上いる従業員のほとんどがビューティーな女性たち。男性はほんの一握りで、まさに女だらけの会社でした。
そんな、女性ばかりの会社を引っ張るさまざまな秘密が、社内にはたくさんありました。

▼女だらけの集団を引っ張るには、その(1)親身の指導
普段はめったに見ることができないエステの研修現場。
なんと、社長自らが手本を見せながら徹底指導!!!
お客さんは見る目の厳しい女性。エステティシャンは技術で勝負!
社長の指導にも熱が入ります。
そして、社長直々の教えに従業員の皆さんも真剣そのものでした!!!

▼女だらけの集団を引っ張るには、その(2)超ワンマン経営
とにかく、すべてのサービスや商品に直接目を通し、その場ですばやく決断!!
これが、たかの社長のやり方。

「みんながいいと思ったときは遅い。」
そう、言い切る社長は、未知なるエステにも果敢に挑戦します。
面白いエステがあると聞けば世界中どこへでも赴き、必ず自分が最初に実験台に…。

そこでほんとに効果が出たものだけを採用するそうです。
社長は自分の感覚を何よりも大事にする良き超ワンマン経営者なのです。

▼女だらけの集団を引っ張るには、その(3)愛
年の始めに、全従業員を集めて行われるのが、成績優秀者授賞式。
なんと、「新宿コマ劇場」を借り切ってしまう一大イベントです。

この表彰式では、頑張った社員にはブランド物のバッグや、海外旅行、さらには社長の住んでいたマンションを譲ったりなんてことも…。
けれども従業員にとっての最大のご褒美は、たかの社長のお下がりの服を貰うことだといいます。
プレゼントを受け取った人の中には、感極まって涙する人も…。
儲かりエステ社長たかの友梨さんは、お客様の「女心」も、従業員の「女心」もガッチリとつかんでいるようです。

スタジオでは、女ばっかりは大変という加藤に対して、「男の世界はサバイバル、女の世界はいさぎよい!!」と断言するたかの社長。
そうやって社長は、女ならではの経営で儲かってきたのだそうです。

最後に、自宅でできるとっておきのエステ法を教えていただきました!!
若さが一番目立つところ、それはフェイスライン。
そこで、頬の下の肉を押し上げてマッサージすると、フェイスラインが引き締まり、若返るそうです!!

■放送内容をシェアする

このページの先頭へ戻る

Copyright© 1995-2024, Tokyo Broadcasting System Television, Inc. All Rights Reserved.